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真っ黒な目の子供が迫る!アメリカ都市伝説 ブラックアイチルドレン

あなたは、突然子どもに声を掛けられて「車に乗せてほしい」「家に入れてほしい」と言われたらどうしますか?

親切心で受け入れてあげますか?それとも不信を感じて拒否しますか?もし、その子どもの目が・・・真っ黒だったら⁉

そんな不気味な子どもたちの話が、アメリカの都市伝説にあるのです。

今回の記事では、アメリカで人気の都市伝説『ブラックアイチルドレン』について紹介します。

『ブラックアイチルドレン』とは何なのでしょうか?それでは、謎に迫っていきましょう。

『ブラックアイチルドレン』とは⁉

『ブラックアイチルドレン』とは、アメリカを中心に広まった都市伝説です。

車に乗るときや家に入るときに、子どもたちが声をかけてきます。

その子どもたちは、どこか不気味な雰囲気を纏っていて、その顔をよく見ると白目のない真っ黒な目をしていると言われています。

さらに、彼らの申し出を断ると衝動的な行動に出ることもあるようです。

白目がないのは、とても不気味な特徴と言えますね…

ブラックアイチルドレン 恐怖のはじまり

『ブラックアイチルドレン』が初めて報告されてのは、1998年のテキサスで2件目は2008年のカンザス州・ハッチンソンだと言われています。

それぞれの内容は次のように語られています。

1998年テキサス

『ブラックアイチルドレン』が初めて報告されてのは、1998年のテキサスだと言われています。

記者のブライアン・ベテル氏が車に乗り込もうとしていたところ、2人組の子どもが近づいてきて「家まで家で送ってほしい」と頼んできました。

しかし、子どもたちに対して異様な雰囲気を感じ取ったベテル氏は、この訴えを拒否します。

すると2人は車のドアを無理やり開けて、車内に乗り込もうとしたのです。

ベテル氏は、慌てて車を発進させたので難を逃れることができました。

その後、ベテル氏がバックミラー越しに2人の姿を確認すると、ミラーには何も映っていなかったそうです。

彼は、この2人組の子どもの目には白い部分がなく、目のすべてが真っ黒だったと言っています。

2008年カンザス州・ハッチンソン

『ブラックアイチルドレン』が報告された2件目の出来事が起きたのは、2008年のカンザス州・ハッチンソンでした。

ケイティーという女性が仕事から帰宅したときに10代の2人の少年に遭遇!

この少年たちは何ヵ月も前から、付近で姿を目撃されていてたそうです。

家の前をウロつく少年たちに、ケイティーが声をかけると2人は「電話を貸して欲しい」といってきました。

不審に思ったケイティーが「生憎、電話は持っていない」と言うと、今度は「水が欲しい」と言ってきたそうです。

このとき2人の顔を見たケイティーは、少年たちの目に白目の部分がなく、全てがまっ黒だということに気がついきました。

1950年代のウワサ

実は1998年よりにも、ブラックアイチルドレンの目撃があったとされています。

前述のブライアン・ベテル氏が、ブラックアイチルドレンとの遭遇を公開したところ、同じような話を祖父に聞いたと言う人が現れたのです。

彼の祖父が、ブラックアイチルドレンと遭遇したのは1950年代!

突然子どもに声を掛けられて「街まで送ってほしい」と言われたそうです。

ヒトの良い祖父は、突然の申し出を受け入れますが、子どもを肩車しようとしたときに足に鳥のカギ爪のようなものを発見します。

しかも、子どもの目は黒く、白目がありませんでした。

驚いた祖父は、大急ぎで家に逃げ帰ったそうです。

この話が本当であれば『ブラックアイチルドレン』は、想像以上に古くから存在していることになります。

『ブラックアイチルドレン』は、人類の陰に隠れて大昔から存在しているのかも知れませんね…

調査と考察と深まる恐怖

『ブラックアイチルドレン』は、あまりにも有名な都市伝説であるためその正体や発祥について多くの考察がなされています。

ここでは、その一部を紹介していきます。

正体

多くの目撃談が報告されている『ブラックアイチルドレン』ですが、意外にも子どもたちの正体は分かっていません。

『ヵラーコンタクトを使ったいたずら』『エイリアンにアブダクトされた子ども』『幽霊』など色々な推測はされているようですが、確定的なものはないようです。

追跡・調査

『ブラックアイチルドレン』の調査を行っていた、サイエンスライターの記者である『シャロンA・ヒル』は、独自の調査の結果を次のように報告しています。

『黒い目の子供との出会いの記録を見つけることができず、物語は「友人の友人」の幽霊物語として受け継がれている』

ヒル氏は、この伝説は主題が超自然的ではなく「典型的な不気味な民間伝承の物語」に似ていると考えているようです。

また、都市伝説の事実確認を行うサイト【スノープス】では、『黒い目の子供たちの物語を伝説として評価しあなたが好きならそれを信じてください。しかし彼らの存在の証拠はなく、合理的なものから疑わしい名声に至るまでの主観的な証言だけであることを理解してください』と評しています。

要するに『ブラックアイチルドレン』は、根拠のないウワサ話で、信じるか信じないかは聞き手しだいと言うことですね。

考察

『ブラックアイチルドレン』に関するウワサは、メディアやインターネットを通じて世界に広がり、さまざまなバリエーションが生まれてきました。

ただし、これらの話はフィクションの一環として楽しまれていたもので、実際の出来事として報告されたものはありません。

こういった現象は、都市伝説やクリーピーパスタ(恐ろしいストーリー)の典型的な特徴で、現実とは異なる世界に引き込むために創作されたものと言えるでしょう。

『ブラックアイチルドレン』の物語にはさまざまなバリエーションがあり、運転者が彼らに出会った際の展開や結末が異なります。

しかし、これらの物語は、不気味さと恐怖を楽しむためのフィクションでありエンターテインメントのひとつと考えた方が良さそうです。

まとめ

本記事では、アメリカで人気の都市伝説『ブラックアイチルドレン』を紹介しました。

『ブラックアイチルドレン』についての起源や信憑性は実のところハッキリしておらず、実際の出来事として報告されたものはないようです。

これは都市伝説やクリーピーパスタの典型的な特徴で、創作や娯楽の一環として人々の間に広まっているのでしょう。

また、物語はインターネットを通じて多くの人々がさまざまなバージョンを創造・共有することで物語は人気を獲得していると考えることが出来ます。

『ブラックアイチルドレン』の物語をより楽しむためには、創作の物語であることを理解したうえで恐怖や不気味さを想像すると良いでしょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

本記事があなたの好奇心を刺激できたのならば幸いです。

『ブラックアイチルドレン』はこれからも形を変えて広がり続けるのでしょう…。ある意味で楽しみな展開と言えます。

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