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見たら終了⁉長身の怪人が振り撒く恐怖の都市伝説『スレンダーマン』

有名な都市伝説に『スレンダーマン』という怪人が存在します。

この怪人は、多くの謎に包まれ狂気と共に人々を恐怖に陥れてきました。

本記事ではスレンダーマンの起源や正体、関与する事件について探っていきます。

それでは、スレンダーマンの真実に迫っていきましょう。

『スレンダーマン』とは

『スレンダーマン』は、アメリカの都市伝説に登場する怪人です。

枯れ木のように痩せ細り、驚くほど高身長でその顔は、ぼんやりとしていてはっきりと見ることは出来ません。

大きな角を持つわけではなく翼を持っているわけでもないのに、どこか普通の人間とは違う…。

まるで、得体のしれない何者かが人間の真似事をしているかのようです。

その身長は、3~4メートルと異常に高く、細く長い手足を持ち非常にアンバランスな姿をしています。

顔は遠目にはぼんやりと白く、表情もよくわかりません。目も鼻も口も何もない、作りかけのまま放置された人形のような、ただのっぺりと白いだけの顔をしています。

スレンダーマンは、真っ黒なスーツに身を包み、森の奥や木々の茂った公園など、自然の多い場所によく出没すると言われています。

そして、身の毛もよだつような事件を巻き起こす力を持つ怪異。それが「Slender Man(スレンダーマン)」です。

もし森のなかでスーツ姿の人影を見かけたら…重々注意すべきでしょう。

『スレンダーマン』の恐怖

スレンダーマンは、他の都市伝説に登場する怪人と同じように数多くの恐怖が囁かれています。

特徴的なのはその能力で、空間を自由に瞬間移動することが出来、ターゲットに気配を悟らせることなく音も立てずに近づくことができます。

スレンダーマンに接近された人間は、心を乱されて精神に異常が現れ、激しい妄想や悪夢に囚われるようになるのです。

また頭痛やめまい、鼻や喉から出血するなど身体的な影響もあります。

普通の人間であれば、この時点でひどい恐怖を感じて錯乱状態になってしまうでしょう。

さらに、心身を異常状態にするだけでなく、時に人間を誘拐したりもするのだといいます。

さらわれる人間の特徴や共通点は明らかにされていませんが、幼い子どもがターゲットになる場合が多いと言われています。

しかしもっとも恐ろしいのは、スレンダーマンの仲間にされてしまうパターンです。

自分自身が、怪異の一員となって人々に災いをもたらす都市伝説となってしまうのです。

こうなってしまっては二度と人間に戻る手段はありません。

『スレンダーマン』を呼び出す方法とは⁉

これまでスレンダーマンの恐ろしさを紹介してきました。

事実、その正体は判然とせず得体のしれない恐怖が付き纏います。

しかし、それにもかかわらずスレンダーマンを目撃したい!会ってみたい!と言う願望を持つひとはたくさんいるようです。

ここでは、スレンダーマンを呼び出す方法をご紹介していきます。

道具を準備する

スレンダーマンを呼び出すために必要なアイテムは、それほど特殊なものではありません。

多くの場合、自宅に揃っていると思われます。

万が一、不足していても近所のスーパーで購入すれば簡単に揃えることができるでしょう。

スレンダーマン召喚に必要な道具

  • ペン
  • ろうそく

どこの家庭にもありそうですね…

紙に絵と文字を記述する

用意した紙にペンで絵を描きます。

絵の内容は、スレンダーマン!自分の頭の中で思い描いたスレンダーマンの姿を、出来るだけ忠実に再現しましょう。

スレンダーマンの姿が完成したら、同じ紙に『ven shoo slender man』と書きます。

召喚の儀式

ここまでの手順は簡単なので、だれにでも実行が可能だと思います。

しかし、ここからが問題です。最後の手順は、呪文を唱えて儀式を行います。

まず、外部からの明かりを遮断して部屋を真っ暗にします。

真っ暗な部屋の中でろうそくに火を灯してください。

火の灯ったろうそくの前で、スレンダーマンの姿を描いた紙を持って召喚の呪文を唱えます。

スレンダーマンを呼び出す儀式は、以上となります。

見る限り手順や用意する道具は、それほど難しくはないのですが…

実は、肝心な呪文の内容が分かっていないのです。

ネットで探してみると、色々な説があるのですが成功の報告はないようです。

呼び出しに成功した場合…そのひとはこの世モノではなくなっているハズです。だからこそ、成功報告がないのかも知れませんね…。

『スレンダーマン』の正体

ここまで、スレンダーマンの情報を紹介してきましたが、多くの人が気になるのが『スレンダーマンは実在するのか?』そして誕生の経緯ではないでしょうか?

ここからは、スレンダーマン誕生の秘密に迫ってきたいと思います。

起源

スレンダーマンが誕生した場所は『Something Auful(サムシング・オーフル)』と言うアメリカの掲示板サイトです。

2009年6月8日に「フォトショップでパラノーマルな画像を創り出そう!」というスレッドが立てられました。

スレッドが立てられてから2日後の6月10日に『ビクター・サージ』という利用者が、子どもたちが遊んでいる画像に長身で細身の黒い背広を着た人物像を加えた白黒の画像を投稿!

当初は画像だけの投稿でしたが、その後に『どもたちが誘拐される様子を見ていた目撃者の証言のような文章』を追加で書き込みました。

そして、このキャラクターに『スレンダーマン(痩せた男)』と名前を付けたことで、この怪人は誕生したのです。

そしてスレンダーマンは誕生すると、あっと言う間にクリーピー・パスタの仲間入りを果たして事実のように扱われるようになり、子供に事件を起こさせるまでになりました。

この怪異は、掲示板の企画スレッドで生み出された創作された都市伝説だったのですね…。

『Something Auful(サムシング・オーフル)』とは?

『Something Auful(サムシング・オーフル)』は、多数の利用者を抱えるアメリカの巨大掲示板です。

アンサイクロペディアや虚構新聞のように、ユーモアのある話題を中心に扱っています。

決して嘘や誤解を広めることが目的ではなく、冗談を納得したうえで楽しむための交流の場です。

追記:クリーピー・パスタ

クリーピー・パスタは、不気味(creepy)とコピペ(copypasta)の合わさった造語で、ネット上で広まる都市伝説を意味します。

しかし、現在では、それらを収集した、いわゆるまとめサイトも含めた名称という認識になっています。

『スレンダーマン』が社会に与えた影響

スレンダーマンは、アメリカの社会に大きな影響を与えています。

その最たるものが『スレンダーマン刺傷事件』でしょう。

アメリカ合衆国のウィスコンシン州ウォキショーに住む2人の12歳の少女が、スレンダーマンの存在を信じ実在すると考えました。

少女たちは、スレンダーマンの仲間に入りたいと思い『スレンダーマンに認めてもらう方法』を考えました。

2人は、同級生をの森に誘い出し「ごめんね!」と囁きながらめった刺しにしたのです。

被害者の傷は、19か所にもわたり一部は、内臓に深刻な損傷を与えるほど深いものだったといいます。

幸い被害者は逃走・救助され一命を取り留めましたが、彼女たちは本気で同級生を殺すつもりだったのです。

逮捕後、動機を尋ねられた2人の少女は「スレンダーマンに忠誠を示すためにやった」と語ったそうです。

彼女たちは精神鑑定にかけられることになりました。

その結果2人の少女は、精神的な問題があると認められ数十年という長い期間、精神病院に入院することが決まります。

しかし、事件に対しては無罪との判決が出ることになりました。

事件の被害者は心身共に重篤な傷を負いましたが、周囲の人の支えにより無事復学を果たそうです。

まとめ

本記事では、インターネットから生まれた都市伝説『スレンダーマン』について紹介してきました。

この都市伝説は、誕生の経緯がはっきりしていて創作物であることがわかっているにも関わらず、その存在を信じて事件が起こるまでになっています。

他の人気の都市伝説と同じように漫画やゲーム、映画などに影響を与え多くの作品がつくられています。

本記事を読んでスレンダーマンに興味を持った方は、作品に触れてみてはいかがでしょう。

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