愛媛県八幡浜市に位置する夜昼トンネルは、地元で心霊スポットとして知られています。
全長約2キロメートルのこのトンネルは、愛媛県内で最も長いトンネルの一つでその長さや歴史から多くの心霊現象の噂が絶えません。
本記事では、愛媛県の心霊スポット『夜昼トンネル』の情報をご紹介します。
愛媛県の心霊スポット『夜昼トンネル』とは

愛媛県の夜昼トンネルは、大洲市と八幡浜市を結ぶ重要な交通インフラで、複数のトンネルが存在します。
夜昼隧道(千賀居隧道)は、1905年に竣工した全長16.5メートルのトンネルで、国道197号旧道に位置しています。
また、JR予讃線には1939年開通の全長2,870メートルの鉄道トンネルがあり、交通と物流に大きく貢献しています。
さらに、国道197号現道の夜昼トンネルは1971年に開通した全長2,141メートルの道路トンネルで、大洲市平野町野田と八幡浜市川之内を結んでいます。
現在、大洲・八幡浜自動車道では、新夜昼トンネルの建設が進められており、完成すれば全長2,690メートルの新たなトンネルが利用可能となります。
夜昼トンネルの名前の由来は、その地域にある「夜昼峠」に由来しています。
「夜昼」という地名は、愛媛県大洲市平野町野田と八幡浜市川之内を結ぶ峠道にちなんで名付けられたものです。
「夜昼峠」という名前は古くから地域に伝わる地名で、昼夜を問わず人々が利用してきた重要な道であることに由来するとされています。
これらのトンネルは地元住民だけでなく、観光や物流面でも重要な役割を果たしており、近年では補修工事が行われる際に夜間通行止めの規制がかかる場合があります。
最寄り駅は千丈駅で、アクセスの便も良好です。これらのトンネル群は、愛媛県の交通を支える重要な存在として、地域社会の発展に寄与しています。
『夜昼トンネル』で起こる心霊現象

女性の幽霊の目撃
夜昼トンネルでは、女性の霊が現れるという噂があります。
その姿は白い服を着た女性である場合が多く、トンネル内の暗がりの中からふと現れるといわれています。
女性が突然車の前に現れ、運転者が急ブレーキを踏むこともあったようです。
しかし、実際には女性の姿は存在せず、驚いて車を降りて確認しても何もいないとのことです。
また、車の窓ガラスを叩くような音を立てたり、バックミラー越しに後部座席に座っている姿が映ったりするという話もあります。
少年の幽霊の目撃
少年の霊がトンネル内で目撃されるという話もあります。
この霊は比較的小柄で、10歳前後の少年のような姿をしているそうです。
少年の幽霊が目撃される場所はトンネルの中央付近が多く、通行中の車両のライトに一瞬だけ映り込むような形で現れると言われています。
少年の幽霊は手を振りながらトンネル内を走っているという話もあり、目撃者はその異様な状況に困惑したといいます。
また、霊感が強い人が通過した際、「助けて」という声が聞こえたとの証言もあります。
正体不明の幽霊の目撃
夜昼トンネルでは、性別や年齢が特定できない霊の目撃情報も少なくありません。
この霊は、形状がぼんやりとしていることが多く、人の姿のようでありながら、詳細な特徴がわからないといった証言が多いです。
特に深夜にトンネルを通行しているときに現れることが多く、突然、車の前方に黒い影が横切る、もしくは視界の隅に白い何かが動くといった現象が報告されています。
これに驚いたドライバーが急ハンドルを切ったり、急停止を余儀なくされることもあるそうです。
ウワサされる心霊現象
- 女性の幽霊の目撃
- 少年の幽霊の目撃
- 正体不明の幽霊の目撃
『夜昼トンネル』の場所
住所 | 愛媛県八幡浜市川之内国道197号線 |
最寄り駅 | 千丈駅 |
アクセス | 千丈駅から歩いて40分ほどかかるため車での移動を推奨 |
備考 | 普通に使われているトンネルなので安全に注意 |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『夜昼トンネル』で過去に起きた事件・事故
夜昼トンネルは、険しい峠の下につくられています。この峠では、あまりの険しさで越えることができずに命を落とす人が多数いたと言われています。
また、トンネル内で交通事故も発生しており、令和2年8月9日にも男性が命を落としたそうです。
『夜昼トンネル』心霊スポット化の理由を考察

愛媛県の夜昼トンネルが心霊スポットとして知られるようになったのは、いくつかの要因が絡み合っていると考えられます。
まず、全長約2キロメートルに及ぶその長さと、トンネル内の薄暗さが大きな影響を与えていると言えます。
トンネルの閉塞感や人工的な照明が、通行する人に不安感や不気味さを感じさせ、誤認や錯覚を生み出しやすい環境を作り出していると考えられます。
また、このトンネルは吊り下げ天井板式の構造を採用しており、2012年に起きた笹子トンネル天井板崩落事故と同じ構造であることが、不安感を助長している可能性もあります。
こうした構造的な不安要素が、心霊スポットとしてのイメージをより強固なものにしていると推察されます。
さらに、現代ではインターネットの普及により、心霊スポットにまつわる噂や目撃談が簡単に拡散できるようになりました。
夜昼トンネルに関する体験談や噂話がSNSや掲示板を通じて広まり、多くの人が興味を持った結果、心霊スポットとしての知名度が高まったと考えられます。
このように、夜昼トンネルが持つ物理的な特徴と社会的な情報の広がりが重なり合い、人々の間で「心霊現象が起きる場所」という認識が形成されていったと言えるでしょう。
『夜昼トンネル』訪問時の注意点
夜昼トンネルを訪れる際は、安全に注意しましょう。
現役の交通路であるため車両の通行に注意し、無意味にトンネル内を歩いたり、停車することは避けてください。
また、深夜の訪問や大声での会話を控えて地元住民への配慮を心掛けましょう。

心霊スポット巡りが禁止されている場所もあるため事前に最新情報を確認し法令を遵守することが重要です。
まとめ
本記事では、愛媛県の夜昼トンネルの情報を紹介してきました。
愛媛県の夜昼トンネルは、独特の長さや薄暗い構造、吊り下げ天井板式の設計がもたらす不安感から、心霊スポットとして知られる存在となっています。
過去に悲惨な事故が起きたと言われる峠の上に建造されていることに加え、トンネル付近で交通事故が起きていると言われています。
こうした話がインターネット上で広がり、多くの訪問者を生み出す要因になっているのです。
心霊現象の有無に関わらず、トンネルは現役の交通路として多くの車両が行き交う場所なので、訪問時には交通安全を最優先に考えてください。