滋賀県は、豊かな自然や歴史的建造物が点在する一方で、「心霊スポット」と呼ばれる場所も多数存在します。
その中のひとつに「シガイの森(新開の森)」と呼ばれる場所があります。
シガイという名前を聞くだけで、不吉な気配を感じる方も少なくないでしょう。
この場所は、インターネット上や口伝によって知名度を高めているようです。
本記事では、滋賀県の心霊スポット『シガイの森(新開の森)』にまつわる情報を紹介します。
滋賀県の心霊スポット『シガイの森』とは



「シガイの森」または「新開の森」と呼ばれるこのエリアは、滋賀県内のとある山間部に存在すると言われる森です。
明確な所在地の特定が難しく、実在するのかすら怪しいとされる点が特徴的な心霊スポットです。
シガイの森とされる場所には、荒れた林道や、使われなくなった小屋、かつて集落があったとされる跡地などが点在してるそうです。
非常に不気味な雰囲気を醸し出し、オカルト好きにはたまらない立地となっています。
また、正式な観光地ではないため、自治体や観光案内所など公的な資料にはほとんど言及がありません。
シガイの森の噂は、インターネット上の怪談・心霊話共有サイトや都市伝説系まとめブログなどから広まっているようです。

謎が多いと言われる割に、動画や写真はネット上に多数あるようです。
『シガイの森』で起こる心霊現象

人影や白い服を纏った女性の目撃情報
シガイの森では、「人影」や「白い服を纏った女性」の目撃談があります。
深夜の林道や鬱蒼と茂る木立の間から、懐中電灯の光に照らされて人型のシルエットが静かに佇んでいるそうです。
また、全く動かずにこちらを凝視する姿が目撃されたという話もあります。
不可解な物音や声
シガイの森を訪問した人は、「不可解な物音や声」を聞いたと噂するそうです。
人気(ひとけ)のない場所から足音が響いて来たり、低いうめき声のような声が聞こえると言います。
さらには、突然、闇の中から笑い声が響き渡るいった現象が起きるとされています。
これらの音は、ただの環境音である可能性もあります。しかし、耳にした人は、妙に人間味のある音だったと感じているようです。
カメラや録音機器の異常
カメラや録音機器のトラブルが起きるのも、シガイの森で起きる有名な心霊現象だと言われています。
肝試し中の記録を残そうとすると、突然電源が落ちるそうです。また、帰宅後に撮影データを確認すると、謎のノイズや人影、不自然な光が写り込んでいることもあると言われています。
ウワサされる心霊現象
- 人影や白い服を纏った女性の目撃情報がある。
- 不可解な物音や声が聞こえてくる。
- カメラや録音機器の異常が起きる。
『シガイの森』の場所
住所 | 滋賀県近江八幡市浅小井町136-5 |
最寄り駅 | JR東海道本線(琵琶湖線)の安土駅 |
アクセス | 安土駅からシガイの森までは徒歩で約22分 |
備考 | 安土駅からタクシーで約7分 |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『シガイの森』で過去に起きた事件・事故

シガイの森で、過去に起きた事件や事故の情報は見つかりましたが、どれも根拠となる情報に乏しく、あくまでも噂レベルの内容でした。
歴史的背景
シガイの森は、織田信長が処刑場として使っていたと言われています。
天正7年(1579年)に安土城下で起こった『安土宗論』の結果、建部紹智と大脇伝助の2名が斬首されたと伝えられています。
また、城を抜け出して城下で遊んでいた女郎達が処刑されたという逸話も残されているようです。
行方不明事件
戦後間もない頃、シガイの森付近で数名の行方不明者が出たと言われています。
その事件では、捜索が難航したうえに未解決となったそうです。
それが元になり、シガイの森は「人が消える森」として、地域住民から恐れられるようになったと噂されています。
不審死の噂
シガイの森では、過去に、不自然な事故死や自殺があったという噂があるようです、
この噂も公式な報道ソースが存在しないため真偽は不明ですが、このような噂が心霊現象を想起させる元になっているようです。
廃集落の噂
シガイの森付近には、かつて小規模な集落が存在したさそうです。
しかし、自然災害や疫病の発生など多くの人が命を落しました。その結果、その無念や怨念が土地に残り続けていると噂されています。
シガイノ森で起きた事件
- 織田信長が処刑場として使っていた。
- 行方不明事件が起きた。
- 不審死の噂がある。
- 廃集落土地に残された怨念の噂がある。

どれも都市伝説程度に捉えておきましょう。
『シガイの森』心霊スポット化の理由を考察

シガイの森が心霊スポット化した理由は、森の立地やネットにある心霊現象の噂、過去に起きたとされる事件の話が影響していると考えられます。
この森自体はそれほど広大ではありませんが、その異様な立地が特徴的です。
広い平地の中にぽつんと存在する小さな森は、見る者に異様な雰囲気を感じさせます。
そのため、人々は「ここで過去に何か大きな事件があったのではないか」や「この森を切り崩すと祟りが起きるのではないか」といった感情を抱きやすくなるのです。
また、「シガイの森」という名前自体が、人々に不気味な印象を与えていることも要因のひとつと言えるでしょう。
この森はもともと「深海の森」と呼ばれていたと言われています。
しかし、伝聞や噂が広がる中で、音の似た「シガイ骸の森」という名前に変わっていったと考えられています。
このような背景に加え、訪問者の心理と誤認がシガイの森を心霊スポットとして有名にしていったのでしょう。
夜の森は非常に暗く、明るい懐中電灯を使っても、茂った木々や道の凹凸、傾斜を広く照らすことは難しいです。
そのため、木々の影やライトが作り出す錯覚を幽霊と誤認する可能性が高くなります。
さらに、肝試しに訪れる人々は、元々心霊現象を期待しているため、森の不気味な雰囲気に敏感になっています。
そういった集団の中で、ひとりでも「幽霊がいる!」と感じたり発言したりすれば、その意識が集団内で共有されがちです。
その結果、本来は存在しないものが見えたり、誰もいないのに声が聞こえたりと感じる現象が起きるのです。
こういった体験をした訪問者が、そのような情報を拡散することでシガイの森は心霊スポット化していったと考えられます。
心霊スポット化の考察
- シガイの森の環境
- シガイの森で噂される怪奇現象
- インターネット上で拡散される噂
- 訪問者の心理的な要因

基本的に心霊スポット化の要因は、共通するものがありますね。
『シガイの森』訪問時の注意点
死骸の森を訪問する際には安全の確保と周辺地域へのマナーの遵守が必要です。
夜間の森はライトを準備していても足元や周辺を十分に照らすことは難しいと言えます。
このため転倒、滑落、野生動物との遭遇により思わぬ怪我に繋がる可能性があります。基本的には夜間の死骸の森は、訪問することを避けた方が良いでしょう。
他にも、心霊スポットは人気(ひとけ)がない場所に、色々な思惑の人物が集まる可能性がある場所です。
万が一、夜間にシガイの森を訪問する場合は、肌の露出を避けた服装をして、しっかりと明かりを確保しておきましょう。
さらに、緊急時の対策として、携帯電話をすぐに使えるように備えておくことも大切です。
また、訪問先が私有地や立入禁止である場合、法的トラブルや所有者との軋轢を招く可能性があります。事前に情報をよく確認しておいて下さい。
最後に、シガイの森は、心霊スポットとして有名な場所ですが、実際に現地を訪問することは、必ずしも推奨される行為ではありません。
訪問時は、事故責任で安全と法律を守るようにして下さい。

安全と法律を守れるように行動してください。
まとめ
本記事では、滋賀県の心霊スポット死骸の森について情報を紹介しました。
死骸の森は、インターネットを中心に有名になったと考えられる心霊スポットです。
過去に起こったと言われる事件や事故は、いずれも根拠が見つからずほとんど都市伝説のような話です。
そのため起きると言われる心霊現象についても、確証は持てません。
シガイの森は立地と噂によって心霊スポット化した場所だと考えられます。しかし、多くの人に語られる心霊スポットであることは確かです。
あくまでも、都市伝説やオカルト話のひとつとして楽しむことを推奨します。
最後に、夜間にシガイの森を訪問することは、おすすめできません。危険があるため、昼間であっても訪問は避けた方が良いでしょう。
もし、夜間にシガイの森を訪問することになった場合は、事前に情報を集めて法律と安全をしっかり守れるように行動してください。
本記事が滋賀県の心霊スポット『シガイの森』の魅力を少しでも伝えることができていれば幸いです。