江戸時代の処刑場跡で目撃される首のない幽霊

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滋賀 心霊スポット『多羅尾処刑場跡』徳川家康ゆかりの刑場の噂

滋賀県甲賀市信楽町多羅尾にある心霊スポット「多羅尾処刑場跡」。

ここは、江戸時代に罪人の処刑が行われていたと言われる場所です。過去、多くの人々が非業の死を遂げた結果、無念や怨念が未だに残ると言われています。

ここは、心霊スポットとして注目されており、幽霊の目撃が報告されているのです。首のない霊が目撃された他、肝試し後に霊障が起きるという噂があるそうです。

多羅尾処刑場跡で、過去に何が起きたのでしょうか?本記事では、多羅尾処刑場跡の歴史や心霊現象などを紹介していきます。

滋賀県の心霊スポット『多羅尾処刑場跡』とは

江戸時代に使用された多羅尾処刑場跡の風景
山間部にひっそりと残る多羅尾処刑場跡
滋賀県甲賀市にある多羅尾処刑場跡の静寂な景色

多羅尾処刑場跡は、滋賀県甲賀市信楽町多羅尾に存在する江戸時代の刑場跡地です。

この処刑場は、江戸時代初期に多羅尾氏によって設置されました。

多羅尾氏は、鎌倉時代に近江国甲賀郡信楽荘多羅尾に発祥した武家で、近衛家の庶流とされています。

多羅尾光俊は、永禄11年(1568年)に徳川家康の伊賀越えを助けました。

その結果、家康からの信頼を得ました。その後、光俊の子である多羅尾光好が信楽代官所の初代代官に任命されます。

以降、明治維新まで多羅尾氏が代々代官職を世襲しました。

信楽代官所は、幕府直轄地である信楽地域の行政と治安維持を担い、その管轄下で多羅尾処刑場が設置されました。

処刑場跡は、御斉峠の北西約0.5kmの地点に位置し、供養塔が現存しています。

また、処刑場跡地は地元の区役員により、毎年清掃や草刈りや法要が行われています。

『多羅尾処刑場跡』で起こる心霊現象

多羅尾処刑場跡で噂される首のない幽霊のイメージ

多羅尾処刑場跡は、処刑場跡という背景から、数多くの心霊現象が報告されています。

以下は、代表的な心霊現象の内容です。

首のない霊の目撃談がある

この処刑場では、首を落とされて処刑された者の霊が現れるという噂があります。

深夜に訪問すると、首から上がない人影が現れるという噂があります。

甲冑を着た足だけの霊の目撃

多羅尾処刑場跡では、甲冑を着た足だけの霊を見たという報告もあります。

体全体は見えず、足だけが動いている姿が目撃されているようです。

車に無数の手形が付く

処刑場跡を訪れた後、車に無数の手形が付いていることが言われています。

手形は子供の手のように小さなものから大人のものまで様々だそうです。

それは、まるで何者かが車を取り囲んでいたかのようだったと言われています。

帰り道での事故

多羅尾処刑場跡訪問後、帰り道で交通事故に遭うという噂もあります。

車のブレーキが急に効かなくなるという報告もあり、恐怖心を煽る要因になっています。

ウワサされる心霊現象

  • 首のない霊の目撃談がある。
  • 甲冑を着た足だけの霊の目撃談がある。
  • 車に無数の手形が付く
  • 帰り道で事故に遭遇する。

『多羅尾処刑場跡』の場所

住所滋賀県甲賀市信楽町多羅尾
最寄り駅なし
アクセス甲賀市中心部から国道307号線と県道138号線を経由し約40分
備考現地へ向かう道は狭く、舗装されていない箇所もあるため、車で訪問する際は十分な注意が必要

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。

『多羅尾処刑場跡』で過去に起きた事件・事故

多羅尾処刑場跡は、江戸時代に罪人の処刑が行われていた場所です。

この地では、歴史的な背景や事件が報告されています。以下、それぞれの出来事について解説します。

多羅尾処刑場の歴史

多羅尾処刑跡地は、その名の通り江戸時代に処刑が行われていた場所です。

処刑は、毎年12月20日に行われていたそうです。

罪人は牢屋から裸馬に乗せられ、役人や足軽、小者、村役人と共に行列を組みます。

そして、約1里半(約6km)の道のりを歩いて処刑場に連行されたそうです。

奈良県月ヶ瀬村女子中学生殺害事件

1997年5月4日、奈良県添上郡月ヶ瀬村(現:奈良市月ヶ瀬嵩)で、中学2年生の女子生徒が行方不明となりました。

その後、7月23日に村の住民である25歳の男性が未成年者略取容疑で逮捕され、8月12日に殺人容疑で再逮捕されました。

被害者の遺体は、三重県上野市(現:伊賀市)の御斎峠付近で発見されました。

犯人は、被害者に車で送ると声をかけましたが無視されたそうです。

腹を立てた男は、女子生徒を背後から車で轢いて連れ去り、御斎峠付近で首を絞め、石で撲殺したとされています。

犯行の動機として、村での差別やストレスが影響していたと供述しています。

この事件は、当時大きな注目を集め、犯人は無期懲役の判決を受けました。しかし、犯人の男は、2001年に服役中の大分刑務所で自殺したそうです。

『多羅尾処刑場跡』心霊スポット化の理由を考察

多羅尾処刑場跡で目撃される甲冑を着た足だけの幽霊

多羅尾処刑場跡が心霊スポット化した背景には、多くの理由が関係しています。

以下に、各要因を説明します。

処刑場としての歴史的背景

多羅尾処刑場は、江戸時代に罪人の処刑が行われていた場所です。

当時の司法制度では、冤罪も少なくなかったと言われています。

その結果、無実の人々が非業の死を遂げた可能性が示唆されているのです。

このような背景から、処刑された者たちの無念や怨念がこの地に留まり、心霊現象として現れると言われています。

こういった場所では、心霊の噂が拡散されやすい傾向があります。

悲劇的な死のイメージがつき纏う土地では、多くの人が感情移入しがちです。

その結果、心霊現象が起きて当たり前といった風潮が生まれ、噂が広がっていくのです。

近年の事件との関連性

1997年、近隣の御斎峠付近で奈良月ヶ瀬女子中学生殺人事件が発生し、被害者の遺体がこの地域で発見されました。

悲惨な事件は、地域社会に大きな衝撃を与えることになりました。その結果、事件現場周辺の不気味な雰囲気を助長したと考えられます。

この事件は、多くの人の記憶に刻まれると共に、強烈な印象を残したことでしょう。

このような場所では、心霊スポットが生まれるケースがあります。それだけ、人の死というものは強いメッセージ性を持っているのです。

地域の雰囲気と噂の拡散

多羅尾処刑場跡周辺は、山間部の静寂で薄暗い雰囲気が漂っています。

このような環境は、心霊現象の噂が広まりやすい土壌となります。

首のない霊や甲冑を着た足だけの霊の目撃情報、車に無数の手形が付くといった具体的な怪異の噂が拡散されることで、心霊スポットとしての認識を強めているのでしょう。

考察まとめ

多羅尾処刑場跡が心霊スポット化した理由は、場所に纏わる噂や雰囲気、心理的な要因が挙げられます。

多くの人が命を落したり、凄惨な事件が起きた場所は心霊スポットになりやすい傾向があります。

それだけ、死のイメージが発するメッセージ性は強いということなのでしょう。

そういった場所に行くと、人は過去に思いを馳せ、非業の最期を迎えた人に感情移入してしまいます。

その結果、多くの人がその場所に同じような印象を持つことになるのです。

統一されたイメージは、噂を生み出すことに繋がります。

例えば、「こんなに辛い想いをしながら死んだのなら、怨念や無念が残されているだろう。そうであれば、幽霊が出てもおかしくない」のような印象を持つ人が増えるのです。

そういった印象を持つ人が夜間の心霊スポットを訪問すると…。先入観から、光や影の動きや物音を誤認したり、錯覚を認識することで幽霊をみた!となるのです。

そのような体験がもとになり、噂が拡散された結果、多羅尾処刑場跡は心霊スポットとして有名になっていたのではないでしょうか。

『多羅尾処刑場跡』訪問時の注意点

物理的注意点

  • 道幅の狭さと舗装状況:現地へ向かう道は狭く、舗装されていない箇所も多いです。車での訪問時には運転に細心の注意が必要です。
  • 夜間の視界確保:周辺は街灯が少なく、夜間は特に暗くなります。懐中電灯などの照明器具を持参し、足元や周囲の安全を確保してください。

法的注意点

  • 私有地や立ち入り禁止区域の確認:多羅尾処刑場跡周辺には、私有地や立ち入り禁止区域が存在します。無断侵入は不法侵入となるため、事前に現地の状況を確認し、必要に応じて許可をとりましょう。
  • 地域住民への配慮:訪問時には、地域住民の生活やプライバシーに配慮しましょう。大声を出したり騒いだりしないようにしてください。

心理的注意点

  • 心霊現象の報告:多羅尾処刑場跡では、心霊現象が報告されています。 過剰に恐れず冷静に行動しましょう。
  • 体調不良や不運の噂:訪問後に体調不良や不運が続くといった噂もあります。これら噂を真に受けすぎると、関係ないことでも恐怖の対象になってしまいます。過剰に恐れずに、必要に応じて病院受診などをして下さい。

まとめ

本記事では、多羅尾処刑場跡の情報を紹介しました。

多羅尾処刑場跡は、江戸時代に罪人の処刑が行われた場所です。また、過去には凄惨な事件も起こっています。

この地では、幽霊の目撃だけでなく、車に残される無数の手形といった心霊現象が数多く報告されています。

多羅尾処刑場跡は、その歴史と伝承が絡み合う謎と魅力を秘めた場所です。

しかし、肝試し目的で同地を訪問することは、地域住民の迷惑になる可能性があります。

このような背景を理解した上で、訪問の際には物理的・法的・心霊的な注意を十分に払うことが求められます。

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