広島県には、『うさぎ島』と呼ばれる離島の観光地があります。
この人気の観光地は本当の名前を『大久野島』と言い、裏の歴史があるのです。
そして、その歴史が原因となり心霊スポットだとウワサされることに!
本記事では、広島県の心霊スポット『大久野島』を紹介していきます。
『大久野島』とは
『大久野島(おおくのしま)』は、広島県竹原市に存在する離島です。
近年では『うさぎ島』と呼ばれ、野生のうさぎが多く生息していることで観光名所としてガイドブックにも記載されています。
島内には廃墟も多く点在していて、前述のうさぎとあわせて人気の観光スポットとなっています。
大久野島の黒いウワサ
『大久野島』がうさぎ島と呼ばれるようになったのは最近のことで、過去には毒ガスを製造していた歴史があります。
大久野島では、1929年から1945年ごろまでに最大で年間1200トンもの大量の毒ガスを製造してたと言われています。
この島で毒ガスを製造していた作業者は6000人を超えますが、そのうち300人近い多くの人がガスの製造途中で亡くなっているようです。
また、ガス製造停止後も後遺症で亡くなった人を含めると、犠牲者は3000人を超えると言われています。
その原因は、設備のや装備品の劣悪さやガスに対する意識・知識の低さにより、毒ガスを吸入したり事故が起きた入りと多岐に渡りますが、多くの人が無念の死を遂げたことに違いありません。
このような出来事があったことから、当時の大久野島は『大苦の島』と呼ばれていたそうです。
現在でも、島内には毒ガス貯蔵庫跡が点在し発電所の跡も残されています。私としては、うさぎに興味がありますが…
『大久野島』の場所
〒729-2311 広島県竹原市忠海町
現地は離島なので移送手段や宿泊先は、しっかり確保しておきましょう。
『大久野島』で起きた事件・事故
『大久野島』では、前述のようにガス製造の過程て多くの人が亡くなっています。
国のための業務として、毒ガス製造の事実を隠して『皇軍兵器製造技術者』を募集したため、志願者の多くは自分の行っている作業内容を把握していなかったようです。
このため、毒ガスによって亡くなったひとは、非常に大きな無念の想いを抱えていたことは確実でしょう。
大久野島で、多くの心霊現象が目撃されるのも納得と言えます。
大久野島には、亡くなった人の魂が彷徨っていると言われています…
『大久野島』でウワサされる怪異
大久野島では、いまでも亡くなったひと達の霊が彷徨っていると言われています。
『島内の廃墟を撮影すると心霊写真が撮れる』『白い服を着た霊を見た』『誰もいないのに足音が聞こえたり、子供の鳴き声が聞こえる』『夜になると亡くなった兵士の幽霊を見た』などの心霊現象が噂されています。
毒ガス製造工場であることを知らずに作業にかかわり、無念の最期を迎えたひとが多数いるため、犠牲者の魂が彷徨っているとしてもおかしくはないでしょう。
ウワサされる怪異
- 島内の廃墟を撮影すると、高確率で心霊写真が撮れる。
- 白い服を着た霊の目撃談がある。
- 誰もいないのに足音が聞こえたり、子供の鳴き声が聞こえる。
- 夜になると、亡くなった兵士の幽霊が出現する。
- 防毒マスクをつけた作業員の姿を目撃した!
自分が死んだという自覚なく、幽霊になって彷徨っている霊もいると言われています。
まとめ
今回は、広島県の心霊スポット『大久野島』を紹介しました。
現在では『うさぎ島』として有名になっていますが、その裏には戦時中の暗い歴史が隠されています。
毒ガスにかかわったことで、苦しんで亡くなった方がいることは確かなので、観光の際は敬意をもった行動を心がけましょう。
また、島内の廃墟には立ち入り禁止の区域があります。
立ち入り禁止の理由は、老朽化による危険のほかに、いまだに土壌汚染されている場所があるためと言われています。
戦後に毒ガスは埋没して海中投棄・焼却などの方法で処分されていますが、土壌にはいまだに残留化学物質がある可能性があるそうです。
観光の際は、立ち入り禁止の場所に入らないほうが良いでしょう。
大久野島では、戦時中の歴史的な廃墟とカワイイうさぎが待っています!
本記事を読んで興味が出た方は、観光に出かけてみてはいかがでしょう。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
またのご来館をお待ちしております。