『菊姫の首塚(きくひめのくびつか)』とは
『菊姫の首塚(きくひめのくびつか)』は、福岡県宮若市に存在する地蔵尊です。
悲劇の最期を迎えた『菊姫』を祭っています。
『菊姫の首塚』の場所
〒811-3411 福岡県宗像市山田700
私有地に勝手に入ると、罪に問われる場合があります。
肝試しなどで現地を訪問する際は自己責任となるので注意してください。
『菊姫の首塚』で起きた事件
菊姫の首塚では戦国時代(1551年)に、長門の大内義隆に仕えていた陶晴賢が謀反を起こしました。
その結果、義隆は自刃することになったそうです。
この謀反の影響で、宗像一帯を治めていた宗像氏に家督争いが起き、山田の館で月見をしていた菊姫たちを刺客が襲う悲劇が起きました。
この事件は、地元では『山田事件』と呼ばれています。その後、事件に関与した者たちに変死や病が続いたため、菊姫たちの霊をまつるために6体の地蔵が刻まれ、地蔵尊ができたといわれています。
戦国時代の天文二十年(1551年)、宗像大宮司氏雄の正室菊姫と母、侍女四人が家督争いに巻き込まれ山田の地で惨殺されました。
山田地蔵尊 増福院 『山田地蔵尊の由来』 http://yamada-jizouson.jp/
その後、殺された六人の怨霊が出没するようになり、この惨劇に加担した人たちは、祟られて死んだと伝えられています。
怨霊を鎮めるため六地蔵を作り、増福院へ安置し、ようやく祟りが収まったという事です。
地蔵尊として祀られてからは安産子育、厄除や子供の息災、諸病平癒など霊験あらたかで、参拝する人が絶えません。
悲しい出来事だったようです。
『菊姫の首塚』でウワサされる怪異
菊姫の首塚では、山田事件にかかわる心霊現象が噂されています。
菊姫が殺害された3月23日の夜になると『首のない菊姫の死体が首を探し回り』『次の年には体のない菊姫の首が体を探し回る』と言われているようです。
ウワサされる怪異
- 3月23日の夜に『首のない菊姫の死体が首を探し回る!
- 次の年には体のない菊姫の首が体を探し回る。
あまりにも悲しい心霊現象です…