滋賀県の長浜市と米原市を結んでいた『旧観音坂トンネル』。
今でこそ閉鎖された廃トンネルですが、かつては地元民の交通の要所として賑わっていました。
閉鎖されてしまった旧観音坂トンネルですが、週末の夜になると旧観音坂トンネルには多くの人々が集まるのだそうです。
この古びた廃トンネルに一体何があると言うのでしょう…。
本記事では、滋賀県の心霊スポット『旧観音坂トンネル』を紹介し、その秘密に迫っていきます。
ぜひ最後まで読み進めて『旧観音坂トンネル』の魅力に触れてみて下さい。
廃墟トンネルと言えば、アレ・・・ですよねぇ!
『旧観音坂トンネル』とは
『旧観音坂トンネル(きゅうかんのんざかトンネル)』は、滋賀県米原市に存在する廃トンネルです。
旧観音坂トンネル内は道幅が極端に狭く、対向車とすれ違う際には神経をすり減らすほどだったと言われています。
このように使い勝手が良いとは言えないトンネルだったにもかかわらず、1933年に開通してから2016年に閉鎖されるまで、米原市と長浜市を行き来する人たちにとって重要なトンネルだったそうです。
しかし、大型の車両が通過すると離合が出来ないことや、トンネル内を自転車や徒歩で移動する人が危険だったことには間違いなく、2016年に新観音坂トンネルが開通すると役目を終えて閉鎖されることになりました。
旧観音坂トンネルは閉鎖後も独特な雰囲気から、一部のオカルトマニアや若者の間で心霊スポットと囁かれ週末になると多くの人で賑わっていたそうです。
旧観音坂トンネルは、かなり不気味な雰囲気を醸し出しているようですね!
現在の旧観音坂トンネルは崩落の恐れもあるので、関係者以外の立入が禁止されています。
『旧観音坂トンネル』の場所
滋賀県米原市県道509号線
トンネルまでの道も状態が良くないため、迂闊に近づかないようにしましょう。
事故を起こすと、別の意味で肝試しになっちゃいます・・・!
『旧観音坂トンネル』で起きた事件・事故
旧観音坂トンネルは、大型自動車が通過すると離合が出来ないほど内部の道幅が狭く、トンネル内を徒歩で移動する人や自転車の人はとても危険な状態でした。
また、トンネルを抜けた先には急カーブや勾配の大きな坂があり、交通事故を誘発する原因になっていました。
このため、地元では交通事故の多発地帯として知られていたようです。
交通事故の多さをあらわすように、旧観音坂トンネルで女性をハネてしまって運転手が『事故を隠ぺいするためにその遺体を遺棄した』というウワサもあります。
トンネル近くの貯水池では『自殺をしたひとの遺体が白骨化した状態で見つかった』と言うウワサもあるようです…。
『旧観音坂トンネル』でウワサされる怪異
旧観音坂トンネルでは、事故で亡くなった人の幽霊があらわれるとウワサされています。
なかでも有名なウワサは『女性の幽霊が出現する』と言うものです。
この女性の幽霊は、先に記述した『自動車にハネられた後に、遺棄された女性』だそうです。
女性の幽霊の話は複数存在します。
『トンネルを車で通過すると、いつの間にか後部座席に女性が座っている』『トンネルを走行していると、女性の幽霊が車の窓に顔を押し付けてくる』『女性の幽霊が運転手に話しかけてくる』『トンネルに肝試しに行くと、幽霊に憑りつかれて体調が悪くなる』などたくさんのウワサが囁かれています。
学生さんがトンネルを自転車で移動していたら、白い服の女性に「長浜駅までどれくらいかかりますか?」と話しかけられたというウワサもあります
私だったら、怖すぎて泣いちゃいますよ!
ウワサされる怪異
- 白い服を着た女性の幽霊があらわれる。
- いつの間にか女性の幽霊が後部座席に座っている。
- 女性の幽霊が話しかけてくる。
- 女性の幽霊が車の窓に顔を押し付けてくる。
- 幽霊に憑りつかれて、体調が悪くなる。
女性の幽霊は『近くの池で自殺した人』と『事故後に遺棄されたひと』と言う2つの説があるようです。
まとめ
本記事では、滋賀県に存在する『旧観音坂トンネル』を紹介しました。
旧観音坂トンネルは、昭和の初期に建設されたこともあり決して余裕のある造りとは言えません。
道幅は狭く、トンネルを抜けると急カーブやきつい勾配の坂が待ち構えていました。
上記のようにトンネル周辺は悪路でしたが、地元民の重要な移動ルートだったため交通量は非常に多く、事故も多発してたそうです。
また、トンネル近くの貯水池では自殺者の遺体も発見されたと言うウワサもあります。
こういった自殺や多発する交通事故が恐怖の対象となり『旧観音坂トンネル』を心霊スポットたらしめていると考えられます。
『旧観音坂トンネル』は現在では封鎖されて、関係者以外は立ち入ることが出来ません。
立ち入ることが出来ないのに、心霊スポットとしての知名度が高いのは『旧観音坂トンネル』に人を引き付ける魔力のような魅力があるからなのでしょう。
本記事がオカルト好きな方の興味を刺激できたなら幸いです。
トンネルには心霊的な要因だけでなく、地元の歴史的な魅力もあるので素敵ですね。
『旧観音坂トンネル』は立ち入り禁止なので、許可なく侵入しないようにしてくださいね!