毎日のように利用している道路や施設・・・。
当たり前にそこにある風景のなかで、恐ろしい心霊現象が起きているとしたらどう思いますか?
そんなことはあり得ない?いいえ、本当に恐ろしいモノは普通のなかにこそ潜んでいるのです。
宮城県仙台市に1本の橋があります。橋の名前は『八木山橋』
近隣の住民が利用する道路に架かる橋でありながら、『心霊スポット』『自殺の名所』として、その名を知られています。
本記事では『八木山橋』で囁かれる心霊現象やその謂れを解説していきます。
『八木山橋』とは
『八木山橋(やぎやまばし)』は宮城県仙台市に存在する橋です。
仙台市の名所『竜ノ口渓谷』の標高差70mの断崖絶壁に架かっている橋で、その中ほどには宮城県仙台市青葉区川内と同市太白区長町の境界があります。
元々は、1931年に軍用道路として開通した吊り橋でしたが、進む老朽化や利便性の悪さから1965年に改修工事がおこなわれて、現在の橋が完成しました。
断崖絶壁に架けられ標高差が70mもあったことで、開通当初から飛び降り自殺が絶えず、自殺の名所として知られるようになっていったようです。
近隣には大学や遊園地があることから、昼夜問わず交通量が多く、生活のなかに溶け込んでいる橋です。
『八木山橋』の場所
〒982-0837 宮城県仙台市青葉区
住民の方の使う道路なので、訪問の際は迷惑にならないような行動が大切です。
悪ふざけし過ぎないようにしましょう!
『八木山橋』で起きた事件・事故
前述しましたが八木山橋では、過去から現在に至るまで多くの飛び降り自殺が発生しており、『自殺の名所』として非常に有名です。
現在では、自殺対策として高さ2mにもなるフェンスを設置し、有刺鉄線や鼠返しが備え付けられることで飛び降りを予防していますが、橋が架けられた当初は自殺対策が行われていなかった為、飛び降り自殺がし容易な環境だったそうです。
特に、橋の開通から5~6年後あたりは自殺者の数が急増したため、橋の近くに派出所を設けて監視が行われていたと言われています。
その後は、幾度かの改修を重ねながら自殺対策が行われてきました。
現在では見るからに飛び降り自殺が困難な様子なのですが、それでも不幸な自殺は完全には防止できていないそうです。
八木山橋でこれまでの自殺した人の数は、100人ではおさまらないと言われていますが、正確な情報は発表されていないため噂の域を出ていません。
これも噂程度の話なのですが、有名観光地が近くにあるので、集客に影響が出ないように報道規制が行われているとか…。
『八木山橋』でウワサされる怪異
八木山橋では、自殺者の噂が絶えない為か非常に多くの心霊現象が起きていると言われています。
心霊現象の内容として最も多く語られているのは、八木山橋の下から白い手が伸びてくる話のようです。
- 八木山橋に肝試しに出掛けたグループのメンバーが、橋の下から白い手が伸びてきて手招きをしていた。
- 橋の下から白い手が伸びてきて、人を掴もうとしていた。
- 橋の下から伸びてくる白い手に捕まると、飛び降り自殺をしてしまう。
このように、橋の下から伸びてくる白い手の話だけでも、複数のパターンが存在しています。
他には『白い服を着ている女性の幽霊が目撃される』『八木山橋を歩いていると、後ろから女性が呼ぶ声が聞こえてくる』『橋の近くに電話ボックスが出現して、そのなかに小さな女の子がいる』などのように、女性関連の話も噂されているようです。
また、夜間橋を移動していると、橋から人が落ちて地面に叩きつけられるような音が聞こえて来たり、心霊写真が撮影されるといった怪現象も起きると言われています。
橋の上で動画を撮影すると、フェンスをよじ登る女性が写り込むそうですよ!しかも、その女性が橋の下に落ちていくそうです。
ウワサされる怪異
- 橋の下(谷底)から白い手が伸びてくる。
- 白い服の女性の幽霊が目撃される。
- 謎の音が聞こえてくる。
- 心霊写真や心霊動画が撮影される。
自殺者の無念が残り続けて、生きている人間を惑わしているのでしょうか…。
まとめ
本記事では、宮城県の心霊スポット『八木山橋』に流れる噂を紹介して来ました。
八木山橋は、標高差70mと非常に高い場所に架かっているためか、開通した直後から飛び降り自殺が発生していたと言われています。
特に、開通から5~6年経過した頃に自殺が多発したらしく、監視のために派出所が設置されていたそうです。
しかし、派出所を設置しても自殺を減らすことは出来なかったようで、その後も橋の改修に合わせて欄干やフェンスの設置するといった対策が行われています。
現在では、ぱっと見でも分かるほど対策が施されて、物々しい姿になっている『八木山橋』ですが、完全に自殺を防ぐことはできていないようです。
もし、本記事を読んで好奇心が刺激された場合、夜間に出掛けるのは危険なので人の通りがある昼間に訪問すると良いでしょう。
その際には、住民の方の迷惑にならないような行動を心がけてください。