静岡県には、霊のたまり場と呼ばれる廃墟のホテルが存在します。
隣接するゴルフ場の利用者向けに運営されていた、このホテルの名前は、『ベルビュー富士ホテル』
『ベルビュー富士ホテル』では、いったいどのような事件が起こり、心霊現象が起きるようになったのでしょうか?
本記事では、『ベルビュー富士ホテル』で起きるとされる現象について迫っていきます。
静岡県『ベルビュー富士ホテル』
『ベルビュー富士ホテル』とは
『ベルビュー富士ホテル(べるびゅーふじほてる)』は、静岡県御殿場市に存在するホテルの廃墟です。
1967年から1969年の間に開業した地上3階建ての大型ホテルで、天気の良い日には富士山が見られる眺望が人気でした。
正確な廃業の原因と時期は不明ですが、2003年頃には廃墟として有名になり全国的に知られていたようです。
2006年頃に解体作業が始まりましたが、何故か部分的な解体作業に留められ建造物の外装はそのままの状態で残されています。
心霊ビデオ『ほんとにあった!呪いのビデオ14』の撮影が行われたことで、地元の肝だめしスポットとして知られるようになり、心霊スポットとして名前は広まっていったと言われています。
現在、廃墟にはバリケードや監視カメラが設置されて、進入禁止になっています。
『ベルビュー富士ホテル』の場所
〒412-0033 静岡県御殿場市神山1918
『ベルビュー富士ホテル』で過去に起きた事件・事故
ベルビュー富士ホテルでは、『ホテルのボーイが客を手にかけてしまい、自らも命を絶った』というウワサがあります。
ボーイの自殺には、2つの方法がウワサされているようで、ひとつは刃物を使っての自殺で、もうひとつは、ホテルの上階からの投身自殺だと言われています。
ただし、これらのウワサには根拠がなく、真実か否かは不明の話です。
ベルビュー富士ホテルの跡地は、管理者により管理されています。迷惑になるような行為は絶対にやめましょう。
『ベルビュー富士ホテル』で起こる心霊現象
ベルビュー富士ホテルでウワサされる心霊現象は、自殺したボーイの幽霊が出現するというものです。
ホテルの玄関からすぐの場所にあるカウンター付近で、ボーイの幽霊が頻繁に目撃されていると言われています。
また、ボーイが屋上付近から投身自殺をしたウワサがあるためか、「ドサッ!」という人間が落ちてくるような音が聞こえてくることがあるそうです。
ロビーに置かれているピアノは呪われていて、勝手に鳴り出す。触れると呪われると言われていましたが、現在は完全に破壊されています。
ウワサされる心霊現象
- ホテルのカウンター付近で、ボーイの幽霊が目撃される。
- 「ドサッ!」という人間が落ちてくるような音が聞こえてくる。
- ピアノから勝手に音が鳴っていた。
- ピアノに触れると呪われてしまう。
- 心霊写真が撮影される。
『ベルビュー富士ホテル』心霊スポット化の理由を考察
ベルビュー富士ホテルでは、過去にボーイが客を手にかけてその後自身も命を絶ったというウワサが流れているようです。
この噂がもとになり、ボーイの幽霊が出現すると言われているほか、心霊写真が撮影されるといったものや、ピアノが勝手になりはじめるなどの心霊現象が囁かれています。
さらに、心霊ビデオ『ほんとにあった!呪いのビデオ14』の撮影が行われたことで知名度があがり肝試しに訪れる人が増えていったようです。
こういった噂や廃墟の雰囲気、オカルトビデオの撮影現場であることが原因となり、『ベルビュー富士ホテル』は心霊スポットとして有名になったと考えられます。
しかし、ボーイの事件が実際に起きたという根拠はなく、起きると言われている心霊現象についても、実際に起きた証拠はありません。
むしろ、これらのウワサはすべて事実無根で、『ベルビュー富士ホテル』は心霊スポットではないという話もあります。
『ベルビュー富士ホテル』訪問時の注意点
ベルビュー富士ホテルは、立ち入り禁止になっているので、施設に近づくのはやめましょう。
管理者がカメラを設置していますので、不法侵入するとすぐに捕まってしまうと思われます。
また、廃墟は老朽化が進んでいるため内部は非常に危険な状態です。
体験談・噂話
肝試しの体験談
ある晩、私は友人たちと肝試しをするためにベルビュー富士ホテルに行きました。
そのホテルの廃墟には、自ら演奏を始めるピアノがあり、そのピアノを弾くと呪われるというウワサとベルボーイの霊が出るというウワサがありました。
ホテルに足を踏み入れると、かつての栄華はどこへやら、廃墟と化したホテルの内部は原形をとどめておらずボロボロでした。
夜遅くだったこともあり、周囲は静寂に包まれ、どこか寂れたかび臭い空気が漂っていました。
私たちは、廃墟の雰囲気にのまれそうになりましたが、Aの「行こうぜ!」と言う言葉に勇気を振り絞り、廃墟の中を探索し始めました。
廊下を進むにつれ、不気味な気配が強くなっていきます。私の心臓は、どんどん鼓動が速くなり周りに聞こえるのではないかと思うほどでした。
しばらくは何事もなく、私たちは余裕が出てきました。
「やっぱり何にも出ないよ!」などと軽口を叩いていると、廃墟のなかを歩く私たちの足音以外何も聞こえていなかった空間に突如、ピアノのような音が聞こえ始めたのです。
私たちは半狂乱になりながら、廃墟のなかを走って出口に向かいます。
やっとのことでロビーに差し掛かると、「ドサッ!」という何かが落ちたような音が聞こえてきました。
パニック状態のなか音がした方に目を向けると・・・薄暗がりの中に人影が見えたのです!
噂に出てくるベルボーイの幽霊でしょうか?
私たちは何も考えることが出来なくなるほど焦り、廃墟の外に出ると急いで車に乗ってAの家に帰りました。
なんとかAの家に帰りつくと、みんなで今見たことを大声でわめき合います。廃墟で体験したものは本物の幽霊だったのか、恐怖からくる集団幻覚だったのか、答えは出ませんでした。
しかし、その夜の出来事は、決して忘れることが出来ない記憶になりました。私たちが、それ以降、心霊スポットを訪問するのを止めたことは現実です。
気楽に心霊スポットに近づいてはダメですね!
まとめ
本記事では、『ベルビュー富士ホテル』でウワサされる心霊現象や過去に起きた事件について紹介してきました。
ベルビュー富士ホテルでは、過去にボーイが客を手にかけてその後自身も命を絶ったというウワサが流れているようです。
この噂がもとになり、ボーイの幽霊が出現すると言われているほか、心霊写真が撮影されるといったものや、ピアノが勝手になりはじめるなどの心霊現象が囁かれています。
こういった噂や廃墟の雰囲気が原因となり、『ベルビュー富士ホテル』は心霊スポットとして有名になったと考えられます。
しかし、ボーイの事件が実際に起きたという根拠はなく、起きると言われている心霊現象についても、実際に起きた証拠はありません。
むしろ、これらのウワサはすべて事実無根で、『ベルビュー富士ホテル』は心霊スポットではないという話もあります。
『ベルビュー富士ホテル』は、廃墟となった現在も管理している責任者が居て、施設内は立ち入り禁止!監視カメラによる確認が行われています。
肝試しなどで廃墟を訪問すると、危険なだけでなく管理者に迷惑がかかってしまいますので、『ベルビュー富士ホテル』には出来るだけ近づかないようにしておきましょう。