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岐阜県『銃殺の家』悲劇的な家主の最期と闇深い偽装事件が起きた心霊スポット⁉

岐阜県には、『銃殺の家』と呼ばれる廃墟が存在しています。

あまりにも物騒な名前のこの家は、岐阜県では心霊スポットとして有名な場所です。

人気のない場所に佇むこの廃墟では、過去にどのような出来事が起きたのでしょう。

本記事では、『銃殺の家』で起きた事件や心霊現象を調査し、紹介しています。

岐阜県『銃殺の家』

『銃殺の家』とは

『銃殺の家(じゅうさつのいえ)』は、岐阜県可児郡御嵩町に存在する住宅の廃墟です。

この廃墟では、過去に家主の男性が銃で撃たれて命を落した状態で発見されています。

1980年代頃に建築されたらしいこの家は、周辺に住宅がない辺鄙な場所に建てられていますが、バブルの好景気を象徴するかのように、広くて豪奢な作りとなっていたと言われています。

住むものが居なくなった家は、手入れもされずに荒廃していき、令和4年の時点で建物は残されているものの、風化が進み植物に埋もれてしまっていたようです。

『銃殺の家』の場所

〒505-0125 岐阜県可児郡御嵩町伏見1807-2

『銃殺の家』で過去に起きた事件・事故

『銃殺の家』は、その名の通り銃殺された男性の遺体が発見された家です。

しかし、事件の真相は『男性の自殺』『保険金目的の死の偽装』だったようです。

1994年1月30日、住宅の駐車場で、首の後ろを銃で撃たれた男性の遺体が発見されます。

遺体の男性はこの家の主人で、第一発見者は男性の妻でした。

女性からの連絡を受けた男性の兄が現場に駆け付けて、救急車を呼びましたが撃たれた男性はすでに絶命していました。

妻と兄の証言と凶器の銃が発見されなかったことで、警察は当初、殺人事件として捜査を開始したようですが、事件は後に衝撃的な方向に展開していきます。

妻と兄の証言に食い違いがあったことで、警察は被害者の身辺調査を行います。

警察が徹底的に情報を洗い出したところ、被害男性には大きな借金があったことが分かったのです。

不動産関係者だった男性は、バブル崩壊の影響で収入が大幅に減少し、借金の返済に行き詰り苦悩していたと言われています。

借金を返済するお金を作るために生命保険をあてにしますが、加入して数か月しか経過していなかったため、自殺では保険金が支払われない可能性がありました。

どうしても保険金を受け取りたかった男性の妻と兄は、凶器である銃を隠すことで、男性の自殺を他殺に見せかけようとしたのでした。

この事件にかかわった4人が逮捕されています。

追記:妻のその後

先の保険金詐欺から、16年後のことです。

平成22年1月27日に名古屋市の男性から119番に「刺された!」と言う通報が入ります。

男性は、搬送先の病院で死亡が確認されたのですが、この刺殺事件の容疑者として浮上したのは、『銃殺の家』で起きた事件の『妻』の女性でした。

『妻』であった女性は、警察の取り調べに用具を否認!「殺す気もないし、覚えていない」と答えたそうです。

しかし、最終的に逮捕されたと言われています。

男性と元妻の間に何があったのかは不明ですが、妻の非道さが浮き彫りになった事件とも言えるのではないでしょうか?

『銃殺の家』で起こる心霊現象

銃殺の家では、亡くなった男性の怨念が残っているという噂や幽霊の目撃談があるようです。

人気のない立地に加えて、進行する廃墟の風化に伴って不気味な雰囲気が強くなっていく為かウワサは絶えないようです。

男性の怨念が残っている

銃殺の家には、自殺した家の主人である男性の怨念が残されていると言われています。

男性の幽霊が目撃されることもあれば、幽霊が出現しない場合でも廃墟の周辺が、異様に重苦し空気に満ちているそうです。

自分を追い詰めた借金や、自殺した自分を利用しようとした者への恨みが、いまでも廃墟に残っているのかもしれません。

電子機器に異常が起こる

心霊スポットでは、定番の電子機器のトラブルが『銃殺の家』でも起きると言われています。

ライトの代わりに使っていた携帯電話の電源が勝手に落ちたり、撮影用のビデオカメラの電源が入らないと言ったトラブルが起きるそうです。

誰もいないのに人の気配を感じる

銃殺の家で肝試しをした人の話によると、誰も居ないのに視線を感じたそうです。

また、風もないのにりカーテンが揺れているがあるらしく、カーテンの陰から視線を感じることもあると言われています。

誰かが立っているような錯覚に陥ったひともいるそうです。

ウワサされる心霊現象

  • 廃墟に男性の怨念が残されている。
  • 電子機器に異常が起きる。
  • 誰もいないのに人の気配がする。

銃殺の家では、不法侵入対策のためか『玄関に用事がある場合は、派出所か警察署まで連絡して欲しい旨』の張り紙があるそうです。

『銃殺の家』心霊スポット化の理由を考察

『銃殺の家』の家が、心霊スポットと化したのは、順当と言えばそうなのかも知れません。

『借金を苦に自殺した主人』『日本では珍しい銃を使った死』『夫の死をお金に変えようとした関係者』『人気のない場所に立つ立派な家』『朽ちていく廃墟』これらは、多くの人の興味を惹きつけ、噂話を盛り上げるには十分過ぎる材料と言えます。

男性が自殺に至るまでの心情が想像しやすいことに加え、もし『男性が、死後に妻と兄の行動を知ったらどう思か』も容易にイメージできるため、住むものが居なくなった家に不気味なモノや、重苦しい空気を感じてもおかしくはないでしょう。

そうした事前情報を得た人が肝試しと称して、廃墟内に踏み入る事で噂話が生み出され『銃殺の家』は、心霊スポットとして有名になっていったと考えられます。

ここまで条件が揃っている場所も、珍しいと言えるでしょう。

『銃殺の家』訪問時の注意点

『銃殺の家』は、現在は住むものが居ないとは言え、私有地である事には間違いありません。

許可なく勝手に敷地内に踏み入ると、不法侵入になり罪に問われる場合もあります。

また、手入れをされずに長期間、放置されている建造物は屋内の老朽化が進み非常に危険な状態です。

物理的な危険がかなり強いため、勝手に侵入しないようにしましょう。

また、自殺・他殺にかかわらず、人が命を落しているのは確かなので、遊び半分で立ち入り死者の尊厳を損なうことも絶対にやめてください。

どうしても立ち入りたい場合は、建物に記載されている連絡先に連絡して許可を取りましょう。

体験談・噂話


旅行者が見た心霊現象

友人たちと岐阜県を旅行していた時の話。

昼の間に観光を済ませた私たちは、友人Aの「せっかく岐阜まで来たので、行ってみたいところがある!」と言う言葉に頭を抱えました。

このA、重度のオカルトマニアで心霊スポット巡りが大好きなのです。

静まり返る私たちの空気も読まずに『銃殺の家』に行きたいと発言するA。

名前からして物騒で、正直行きたくない。

だけど、一度言い出したらAは絶対に譲らないのを理解しているメンバーは、渋々了承することにました。

車で移動すること40分、その家は、やたらと寂しい場所に存在していました。

周りに民家はなく、五月蠅いくらいに虫の声が鳴り響きます。

見るからに廃墟と言えるその家からは、何とも言えない重苦しい空気が漂っているのが分かります。

「外から見るだけで十分じゃない?」私が言うと、Aは「何言ってんの?中に入らないと意味ないでしょ!」と答え廃墟に向かって、ズンズン進んでいきました。

家のなかは長い間整備されておらず、さらに人為的な破壊の跡も見て取れます。

当たり前ですが、人の手が入っていないため、埃っぽく、壁や床はボロボロになっていました。

足元に注意を払いながら、嫌々、家のなかを見て回る私たちとは違いやけにテンションが高いA・・・。

でも、2階の1室に踏み入った瞬間、それまで場違いなくらいに、はしゃいでいたAの声がピタリと止まったんです。

そこは、少し広い洋室でした。

どうしたのか尋ねる私たちを制してAが窓を指さします。

指の方を見ると・・・

カーテンが小さく揺れています。

・・・風は吹いていない!

なぜカーテンは揺れている?私は背中に冷たいものが流れるのがハッキリわかりました。

揺れるカーテンを見ていたBが「ヒッ⁉」と小さく悲鳴をあげました。

理由はスギに分かりました。カーテンの方向から強烈な視線を感じるのです。そこには誰もいないハズなのに・・・。

心臓の鼓動が早まります。誰も、Aですらカーテンに近づこうとすることはなく、ただその場に立ち尽くしていました。

どのくらい時間がたったのか分かりません。いつの間にかカーテンの揺れは止まり、視線も感じなくなっていました。

強い疲労を感じていた私たちは、誰からともなく部屋を後にして車に戻りました。

その後の私たちに、不幸などは起きていません。

しかし、あの夜『銃殺の家』で体験した不可解な現象と圧倒的な恐怖は、今も私の心に深く刻まれているのです。

誰もいないはずの家で感じた視線と、揺れるカーテン。それらは、かつて自殺したと言われている家主の男性の怨念が、廃墟に残っている証拠なのかも知れません。

2階の洋室は、心霊現象が多発している場所だそうです。

まとめ

本記事では、岐阜県の心霊スポット『銃殺の家』を紹介しました。

この廃墟は、その名前が示す通り、過去に銃を使った自殺が発生している家です。

夫婦2人が住むには豪華すぎる造りの家は、バブル時代の日本を象徴しているとも言えます。

そして、バブルの崩壊後は、収入が減少してローンを払えなくなった家主が、借金を苦に自殺!

さらにその自殺を、保険金目当てに妻と兄が他殺に偽装する事件が発生しています。

こういった自殺自体はバブル崩壊後の日本では、決して珍しくないのですが、一般人が自殺に銃を使用したことで、かなりインパクトの強い事件になっていることは間違いないでしょう。

そこに、保険金目当ての偽装が行われ、家主の死が利用されたことで、闇深さが増しています。

これらの出来事に加えて人気のない場所に家が建てられていることが、廃墟の不気味さを強調し、心霊スポットとして知名度を高める結果になっていると考えられます。

オカルト好きには、とても興味深い物件ではありますが、『銃殺の家』は私有地地して管理されていることに加え、廃墟内は老朽化が進み非常に危険な状況です。

勝手に侵入すると罪に問われるほか、ケガをするリスクもあるので肝試しの際にも、敷地内には入らないようにしてください、

亡くなったご主人の魂に安寧があらんことを…。

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