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長きに渡る一揆の悲劇⁉いまでも怨念が残る土地!石川県『鳥越城跡』

石川県には、過去に一向一揆の舞台となった城の跡地があります。

そのお城の名前は、『鳥越城』で、100年近くも続いた一揆の最期の拠点となったお城です。

一揆の鎮圧後も、この場所には多くの人の怨念が残り続け、現在でも怪現象が起こると言われています。

『鳥越城跡』では、どのような心霊現象が起きるのでしょうか?

本記事では、『鳥越城』の歴史と『鳥越城跡』で起きる心霊現象を紹介しています。

石川県『鳥越城跡』

『鳥越城跡』とは

『鳥越城跡(とりこしじょうあと)』は、石川県白山市に存在する史跡・城跡です。

鳥越城は、織田信長が加賀一向一揆を鎮圧しようとする中で、1573年頃に築かれました。

この城は、白山麓の山内惣庄地域を統治する鈴木出羽守が城主として、一向一揆の信者たちが織田軍に抵抗するための拠点として使用されましたが、1580年に織田軍によって城は落城!

その管理は織田信長の配下である吉原次郎兵衛に委ねられましたが、その後も地元の一揆信者たちは抵抗を続けたため、最終的には1582年に佐久間盛政の手によってその動きは鎮圧され、300人以上が処刑されました。

本丸を中心に二の丸、三の丸が空掘、腰郭で結ばれる連郭式城郭の遺構を有している鳥越城跡は、昭和52年に発掘調査が実施されました。

この発掘調査の成果により、昭和60年9月3日に国指定史跡となり、平成2年から史跡整備が実施され、現在では史跡公園として整備されています。

『鳥越城跡』の場所

住所〒920-2361 石川県白山市三坂町
最寄り駅鶴来駅
アクセス鶴来駅から徒歩123分
備考過去にクマが出没したことがある。
冬場は積雪の可能性がある。

『鳥越城跡』で過去に起きた事件・事故

鳥越城跡は、加賀一向一揆の舞台となっています。

一揆のなかで多くの死者が出たことに加え、鎮圧後は300人もの人が磔にされて処刑されたと伝えられています。

加賀の一向一揆は、長享2年(1488年)から天正8年(1580年)と百年近く続いており、その間に多くの死者が出たことは想像に難くありません。

一揆とは言いつつも、戦と変わらない状態だったのでしょうね・・・。

『鳥越城跡』で起こる心霊現象

鳥越城跡の周辺では、長く続いた一揆を象徴するかのような心霊現象が起きると言われています。

一揆軍の幽霊が出現する!

鳥越城跡で有名なのは、一揆軍の幽霊が現れるという噂でしょう。

夜になると、武士の幽霊や武装した農民の幽霊が集団で姿を現すそうです。

また、夜間に鳥越城跡で電話をしていると、電話越しに大勢で騒いでいるような声が聞こえることがあると言われています。

農民や女性の姿をした人影が現れる!

一揆が終わってから、長い時間が経過していますが命を落した人たちの恨みは、土地に残り続けていると言われています。

農民の姿や女性の姿をした人影や、黒い靄のようなものが目撃されているそうです。

長く続いた一揆なので、残された想いも強いのかもしれません。

ウワサされる心霊現象

  • 武士の幽霊が現れる。
  • 農民の幽霊が現れる。
  • 女性の幽霊が現れる。
  • 一揆軍の幽霊が現れる。

『鳥越城跡』心霊スポット化の理由を考察

鳥越城跡が心霊スポット化した理由は、過去に起きた『加賀の一向一揆』で間違いないでしょう。

100年近く続いた一揆では、当然、多くの人が命を落していますし、鎮圧後にも300人余りの人達が処刑されています。

このような情報は、地元で言い伝えられるだけでなく、歴史上の事実として多くの人が知っている情報です。

そういった情報を知ったうえで夜間に鳥越城跡を訪問する人の多くは、当然『何か』が起こることを期待していることでしょう。

そのような気持ちで暗闇の中にいると、見えないハズの物が見えて来たり、聞こえる事のない音が聞こえても不思議ではありません。

そうして恐怖体験をした訪問者たちが、心霊現象の噂を広めていくことで『鳥越城跡』は心霊スポットとして有名になっていったのだと考えられます。

古い戦の歴史のある場所には、不吉な噂が付き纏うものです。

『鳥越城跡』訪問時の注意点

鳥越城跡は、史跡公園として整備されていますが照明は少ないので夜間に訪問すると、非常に視界が悪いです。

また、周辺には民家も少なく夜になると、人がほとんどいなくなります。

現地でケガをした際などには、救助が遅れてしまう可能性があるので、夜間の訪問は避けた方が良いでしょう。

また、冬になると積雪がある他、過去には熊の出現情報もあるようです。

特に熊と遭遇すると、幽霊以上に恐ろしい事になるので要注意です!

体験談・噂話


肝試しの体験談

山頂のトイレにて

私が大学生の時なので、恐らく2005年頃の体験です。
後にも先にも、明確な出来事としての心霊体験と思えるものは個人的にはこの一件だけなのでよく覚えています。

当時は居酒屋のバイト仲間とよく遊んでいました。その日も閉店後の深夜1時頃に同年代の男女6人、若者特有のノリで肝試しをしようと言うことになり、何となく雰囲気のありそうな鳥越城跡に行こうとなりました。
私はバイクが好きなので、いい感じにながせて、最後は急な上り坂になる鳥越城跡には、昼間ですが実はツーリングで何度も行ったことがありました。
なので、キッチリと整備されていて見晴らしも良いこの場所には特に恐怖心はありませんでしたが、まぁこういうのは雰囲気なので…
で、車2台に分かれて現場に向かいます。
道中は特に何もなく、到着後もそれなりに盛り上がったのでお化け屋敷的には雰囲気はあったと記憶していますが、やはり特に何も起こりませんでした。
一通り楽しんで(?)さあ帰ろうかと、車に乗り込もうとした時でした。
駐車スペース横にあるトイレの付近から、パシッという石が割れるような結構大きな音がなりました。
(ちなみに、その時にトイレの近くにいた女の子が本気の悲鳴をあげた事が個人的には一番記憶に残っています。普通に生活していると悲鳴とか聞かないので笑)
その音は6人全員がはっきりと聞いていて、ヤバいヤバいと言いながらも怖いもの見たさが上回ったのでしょう、私以外の男性2人と女性1名がトイレに確認に行く事になりました。
かなりビビりながらですが、トイレの入口に差し掛かった時、またあのパシッっという音が恐らくトイレの中から鳴りました。
向かった3人はその時点で叫びながら戻って来ていましたが、音はさらに2回聞こえ、あと何かカラカラという陶器に物が落ちたような音も聞こえました。
いずれの音も、わりと大きな音で自然に鳴るような事は考えにくい音です。
私たち以外の車両もなく、また車がないと夜に来れるような場所でもないのでトイレの中に人がいたとも考えにくく、正直心霊体験なのかは分かりませんが不思議な体験でした。

その日はその時点で皆怖くなったので直ぐに立ち去り、街のファミレスでご飯を食べて解散しました。
特に誰の身にも何も起きず、それっきりですが、私はその体験以降、一度も鳥越城跡には行く気にはなれません。

心霊ほぼ実話「心霊スポットの恐怖体験談」 より引用
https://scarystory.surudake.com/story.php?spotcd=344#chapter_taikendan_1879

まとめ

本記事では、石川県の心霊スポット『鳥越城跡』を紹介しました。

鳥越城跡は、過去に『加賀の一向一揆』の舞台となった土地で、歴史的な価値がある史跡です。

しかし、100年近くも続いた一揆で多くの人が悲劇的な最期を迎えた事から、恐ろしい噂も流れており心霊スポットとしても有名です。

特に、今でも目撃されると言われている一揆軍の幽霊は、過去に起きた一向一揆の規模の大きさと、その結果、生じた悲惨な結末を表していると言えるでしょう。

オカルト好きには、垂涎ものの心霊スポットなのですが、当資料館としては、夜間に『鳥越城跡』を訪問することはお勧めしません。

一揆により、多くの人が命を落した場所ということもありますが、それ以上に恐ろしいのが過去に『熊』の目撃情報がある事です。

『鳥越城跡』周辺は、照明が少なく夜間には真っ暗になるうえに周辺には民家が少ないです。

万が一、肝試しのつもりで夜間に訪問し、熊に遭遇すると取り返しのつかないことになりかねません。

『鳥越城跡』を訪問する際は、観光と歴史を知る意味も兼ねて人の多い昼間にした方が良いでしょう。

もし、夜の『鳥越城跡』の雰囲気が気になる場合は、動画をUPしてくれいている方がたくさんいますので、YouTubeで視聴することをお勧めします。

『鳥越城跡』YouTube動画

再生すると音が出ますので注意してください!

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