みなさまは、『少年自然の家』と言われたら何を連想しますか?小学生や中学生の頃、学校行事で利用した懐かしい思い出でしょうか?
管理者は色々な事情で、複数の『少年自然の家』を利用した経験があります。
不思議なことに、どの自然の家でも『怪談話』が残されていました。
いまでこそ、オカルト好きな管理人ですが、子どもの頃は幽霊や怪談はとても苦手だったので『自然の家』への宿泊が嫌いで仕方ありませんでした。
本記事で紹介するのは、そんな『自然の家』
群馬県の心霊スポットと呼ばれる『赤城少年自然の家』で起きる心霊現象をお伝えします。
どうぞ最後までお付き合いください。
群馬県『赤城少年自然の家』とは
『赤城少年自然の家(あかぎしょうねんしぜんのいえ)』は、群馬県前橋市に存在する研修施設です。
赤城大沼湖畔に存在し林間学校などの学校行事、青少年団体の野外活動実習などで活用されています。
『少年自然の家』は、多くの人が小学生や中学生の頃に学校行事で利用した経験がある、馴染みある施設だと思います。
『赤城少年自然の家』は、建物内の収容人数が250名で教育キャンプ場は150名が使用可能!居室10室、ホール300人収容、研修室180人収容の宿泊施設です。
体育館やキャンプ場、カッター船着き場などがあり色々な体験ができます。
また、季節ごとに登山やハイキング、ツリーイングといった自然の中での活動を体験できることも特徴です。
天体望遠鏡もあるらしいので、星を見ることも出来るのでしょうか!
『赤城少年自然の家』で起こる心霊現象
幽霊が現れる
赤城少年自然の家を利用した人の体験談として次のようなものがあります。
消灯時間になっても、あちらこちらから”ヒソヒソ声”や”クスクス”笑う声が聞こえて来ます。
堪りかねた室長が「静かにして!」と注意したのですが、注意された子も負けじと「室長こそ、もう寝なよ!」と反論してきたのです!
「あんたがいつまでも話しているから、私が眠れないんでしょ!」と室長が返し、「静かにしてるのに室長が話しかけるから眠れない!」と注意された子も言い返します。
報告者がケンカになる前に止めようとして室長を見ると・・・
何故か部屋の真ん中で腕を組みロフトを睨んでいたのです。
報告者が室長の視線の先を確認してみると、そこには大きな青白い顔があり室長を睨んでいたのです。
報告者は驚き、室長に「あれ、〇〇じゃないよ・・・⁉」と伝えます。
すると、室長はその顔を確認したのか、小さく「ヒッ!」と声をあげて真っ青に・・・。
すると、ふとんの中から「このことを報告すると騒ぎになるから、黙って寝よう」という声が聞こえます。
報告者と室長は、それに同意して眠りについたのでした。
翌朝、室長はまだ青い顔をしていて、もう昨夜のことは離したくない様子です。
報告者が昨夜「騒がない方が良い」といった人物に声をかけますが、その人物はさっさと寝ていたらしく、騒ぎのことは知らないと答えます。
ここで、報告者は「騒がない方が良い」といった人物もこの世のものではなかったことに気が付いたそうです。
上記のような心霊体験が、たくさん報告されているようです。
ウワサされる心霊現象
- 幽霊が出る。
- 話声や笑い声が聞こえてくる。
- 物音が聞こえる。
ある意味では『自然の家』で、お約束な話かもしれませんね・・・。
『赤城少年自然の家』の場所
住所 | 〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山1-2 |
最寄り駅 | 徒歩圏内に駅は無し |
アクセス | 関越自動車道赤城インターより約1時間 |
備考 | 前橋市中心部から約1時間、関越交通バス「前橋市赤城少年自然の家」で下車すれば、徒歩1分 |
『赤城少年自然の家』で過去に起きた事件・事故
赤城少年自然の家で起きた事件や事故は不明です。
何かご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
『赤城少年自然の家』心霊スポット化の理由を考察
『赤城少年自然の家』が心霊スポットと呼ばれるようになった理由は、その立地と使用方法、利用者の年齢がミックスされて発生した『集団でのパニック』や『集団ヒステリー』にあると考えられます。
まず、『赤城少年自然の家』に限らず、日本各地に存在する『自然の家』では、似たような心霊話や怪現象がウワサされています。
実際に、管理人の地元の『自然の家』でも、心霊話は存在しており、キーワードは『血』『トイレ』『女子』でした。
ざっくり言うと『夜中に女子トイレに入ると血まみれの便器があり、それを見たら呪われる』といったような内容の噂です。
そして、管理人が小学校5年生に参加した学校イベントで『自然の家』を利用した際に、かなり大きな騒ぎが起きたことを覚えています。
その内容は、以下のようなものです。
『一人の女子生徒が、夜中にトイレに行ったときに便器に飛び散る大量の”血”を目撃!その女子生徒は大きな悲鳴を上げます。その悲鳴を聞いた他の女子生徒がトイレに入ると、うずくまる女性生徒と大量の血を発見!その女子生徒も悲鳴を上げて倒れます。教師が来るまで、その騒ぎ続きました。女子生徒のなかには、パニックを起こしたり過呼吸を起こすものも・・・。混乱はどんどん広がり、男子のなかにもパニックを起こす生徒が出始めます。結局、この騒ぎは朝まで続きました。』
現在がどうなっているのかは不明ですが、管理人が子どもの頃は、小学5年生と中学1年の時に学校行事で『自然の家』を利用していました。
同じ施設を利用するのですが、小学5年生の時の方が心霊話をたくさん耳にしたように記憶しています。
この、小学5年生というのはひとつのキーワードになると考えられます。この時期の女子は初潮を迎える可能性があります。
毎年100以上の生徒が集まれば、そのなかに偶然、自然の家で初潮を迎える女子生徒がいても不思議ではありません。
初めて生理を経験した女子生徒、トイレに行ったら大量の血液で便器が濡れている。ウワサのことが無くても悲鳴を上げてしまうでしょう。
そして、その後に同じ場面を見た生徒たちがパニックを起こす可能性はかなり高いです。
また、立地にもよるのですが、夜の自然の家では、いつも聞く事のない環境音が辺りから聞こえてきます。
それは、『木々のざわめき』であったり『波の音』であったり様々です。
多感な子どもが初めてのクラスメイトと宿泊という特殊な環境下で、そういった音を聞くと眠れないだけでなく、誤解や勘違いから幻聴が聞こえてくる可能性も否定はできません。
こういった事情と事前に聞いていた噂話がトリガーとなり、集団でのパニックが起きた結果、騒ぎが起きて心霊話が拡散されていったのではないでしょうか。
ちなみに、管理者が体験した騒ぎも数年後には、下級生の間で自然の家の怪談として広まっていました。
『赤城少年自然の家』訪問時の注意点
『赤城少年自然の家』は、自治体によって管理されている施設です。
許可をとらずに侵入すると、犯罪行為になるので絶対にやめましょう。
施設を外から眺める行為も、施設利用者がいれば怪しい行動に見えてしまいます。
どうしても『赤城少年自然の家』の心霊現象を確認したい場合は、自治体の管理者に連絡し利用許可を貰いましょう。
トラブルを起こすと、たくさんの人の迷惑になります。
体験談・噂話
記憶から消えかけているけど、本当の話
赤城少年自然の家で、中学校の林間学校での話。
夕飯、キャンプファイヤーが終わり、電気を消して就寝後。
夜中に隣で寝ていた友人Aが「俺じゃねーよ、俺やってねーよ」みたいな事を
いきなり呟き始めた。
俺や周りの友人は最初はびっくりしてしまい、無言だったが
誰かが「わかった、わかったから静かにもう寝ろよ」みたいな事をAに言い始めた。
それに同調し、周りの友人も同じようなことをAに言い始めたが
しかし、それでもAの呟きは止まず、結局そいつは朝まで一人で呟いていた。朝になり、誰かが昨夜の事を先生に言ったのか、Aは先生に連れられて、どこかに行ってしまった。
その後、Aは精神的におかしくなってしまったという事で、学校にあまり来なくなり
卒業後、成人した後か、その前か忘れてしまったが、Aは自ら命を絶ってしまった。
という実話。未だに何故Aがおかしくなってしまったのか、本当に解せない。
心霊ほぼ実話「心霊スポットの恐怖体験談」より引用
https://scarystory.surudake.com/story.php?spotcd=22#chapter_taikendan_1436
何の音
専門学校の研修で宿泊した時の事です。
心霊ほぼ実話「心霊スポットの恐怖体験談」より引用
その部屋は確か、四つ角に一つずつベッドが置いてある歩く隙間程しか無い小さな部屋でした。
私は夜、友人らと談笑した後に電気を消灯しました。
そして目をつぶり、眠りにかかったころドアが開く音も何もしていないのに、私の横からコツコツとヒールのような靴で誰かが歩く音が聞こえました。
私は違和感を抱きました。ドアが空いていないということはこの部屋の誰かだということ、しかし群馬の山奥での研修にヒールを履いてきたものはこの部屋にいないということ、ずっとずっと聞こえること、私は恐怖で堪らず布団をかけ朝が来ることを願いました。
そして、朝になり、昨夜のことは私の空耳だったのだろうと思うことにしました。
しかし、私の隣に寝ていた友人がまったく同じ話をしだしたのです。
あれは、一体なんだったのでしょう。
https://scarystory.surudake.com/story.php?spotcd=22#chapter_taikendan_1436
まとめ
本記事では、群馬県の心霊スポット『赤城少年自然の家』について解説しました。
『赤城少年自然の家』に限らず日本全国には多くの『自然の家』があります。
それらの自然の家では、それぞれの心霊話が語られているものです。
そして、それらの心霊話の多くは、利用者の年齢層と施設の立地・環境、事前に耳に入る心霊話がミックスされた結果として発生した『集団幻覚』や『集団ヒステリー』『集団パニック』が原因であると考えることが出来ます。
本文では、小学5年生に注目した文章となっていますが、中学生であっても多感な時期なので集団を形成し、いつもと違う体験をすることでパニックやヒステリーが起きても不思議ではありません。
そういった話が拡散されていくうちに、少しずつ話の内容が変化し、大袈裟に盛られ心霊話が誕生!自然の家が心霊スポットと呼ばれるようになったのでしょう。
本記事を読んで、『赤城少年自然の家』の心霊現象に興味が湧いて、その謎を解き明かしたくなったとしても施設内に無断で侵入してはいけません。
自然の家は、基本的に自治体によって管理されているため、勝手に入ると不法侵入になります。
どうしても、という場合は許可をとって施設に宿泊してください。
本記事が、オカルト好きなあなたの好奇心を刺激できたのであれば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。