『花魁淵』とは
『花魁淵(おいらんぶち)』は、山梨県甲州市・塩山一之瀬高橋に存在する滝です。
甲州市と北都留郡丹波山村の境に存在し、地元では『銚子滝』と呼ばれています。
戦国時代に起きたと伝えられる悲惨な出来事がもとになり『花魁淵』と名付けられてそうです。
花魁淵に伝わる悲劇
花魁淵がある辺りは、かつて金山でした。
時の権力者は金山の秘密を守るために、その秘密を知る人間の口封じを目論見ます。
55人の花魁は、その犠牲になり踊り舞台と共に淵に落とされ、沈められたと言われています。
彼女達が流れついた場所には碑が建てられ、今でも誰かが花を捧げているそうです。
時代とは言えあまりにも非道な行いですね…。
『花魁淵』の場所
〒404-0021 山梨県甲州市塩山一之瀬高橋
『花魁淵』で起きた事件・事故
花魁淵では、先に述べたように花魁の殺害が行われたと言われています。
花魁のなかには、すぐに死ぬことが出来ず川の下流まで生きて流れ着いたものもいたようですが、誰からも助けてもらえずに最後は命を落としたと伝えられています。
花魁を助けることが出来なかった、下流の住人も心苦しかったことでしょう…。
『花魁淵』でウワサされる怪異
花魁淵では、『白い服を着た女性が立っていた』『昼間でも写真を撮ると人の顔がハッキリ写る』『夜になるとどこからともなく、「夕焼け、小焼けの、赤とんぼ~・・・」と少女の歌声が聞こえてくる』など、殺害された女性たちの無念を象徴するような心霊現象が確認されているようです。
ウワサされる怪異
- 白い服を着た女性が立っている。
- 昼間でも写真を撮ると人の顔がハッキリ写る。
- 夜になるとどこからともなく、「夕焼け、小焼けの、赤とんぼ~・・・」と少女の歌声が聞こえてくる。
いつの日にか、花魁たちの魂が安らかな眠りにつけるよう願いましょう。