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幼い姿の怪老婆!アメリカの都市伝説 『ファンション・モンカール』

都市伝説のなかには、数多くの『呪いの人形』や『いわくつき人形』が存在しています。

しかし、自分の持っている人形を殺人の道具にするタイプの話は珍しいと言えるでしょう。

今回の記事では、そんな人形を殺人の道具にした亡霊の都市伝説『ファンション・モンカール』について紹介します。

是非最後まで読んで、オカルト欲を満たしてください。

ファンション・モンカールとは⁉

ファンション・モンカールはアメリカにあらわれたとされる怪異です。

彼女は高齢の女性ですが、小柄で幼い容姿をしていたので年齢を誤魔化して少女のように振る舞っていました。

ファンションは自らの容姿を活かして、後継人に見せかけた共犯者と一緒に窃盗を繰り返していました。

盗んだ宝石は、いつも持ち歩いている中国人形の頭を外して人形のなかに隠していたそうです。

「世界現代怪異事典」106ページ(朝里樹,笠間書院,2020)

ファンション・モンカールの亡霊

ファンション・モンカールはあるとき、ひとりの男性をめぐりマグダ・ハミルトンという女性と争うことになります。

しかし、恋のバトルは意外な方法で決着することになります。

マグダはファンションの秘密を知っていたので、彼女の悪事を警察に密告したのです。

これによりファンションは逮捕され、終身刑を言い渡されてしまいました。

さて、ファンションを密告して男性をモノにしたマグダですが、幸せは長くは続かず6ヵ月ほどで離婚しています。

離婚の際に男性が高額の慰謝料を支払い、マグダはこのお金を元手に投資をおこない大金持ちになりました。

しかし、資産家になったマグダのもとにファンションがあらわれます。

ファンションは刑務所の中にいるはずなのに…。

マグダのもとにあらわれたファンションは、少女の姿ではなく年齢通りのシワシワの肌の腰が曲がった老婆の姿をしていました。

実は、このときファンションはすでに死亡していたのです。

マグダの前にあらわれる一週間前にファンションは独房内で首つり自殺をしてたと言われています。

ファンション・モンカールの恐怖⁉

この事実を知ったマグダは、ヨーロッパ行きの船を予約!

ファンションの亡霊から逃れようとしたのでした。

しかし、マグダがこの船に乗ることはありませんでした。

なぜなら、その船が出る前にマグダは死体となって発見されたからです。

彼女の両目は見開かれ、眼球が飛び出していました。

そして、口位の周りには多量の血液がこびりついていました。

マグダの死因は、窒息死!

自分の流した血液をのどに詰まらせてしまったのです。

喉には、何か大きなものをねじ込まれたような裂け目があり、のどの粘膜には髪の毛のようなモノが数本付着していたと言われています。

それは、いつもファンションが持ち歩ていた中国人形の頭髪と同じ種類の毛だったのです。

まとめ

本記事では、ファンション・モンカールの都市伝説を紹介しました。

ファンションが死亡した後に、年相応の老婆の姿になり仇の前にあらわれる!思わずゾッとする場面と言えるでしょう。

しかし。ファンションの恨みの恐ろしさもさることながら、自分の目的のためにファンションを警察に密告するマグダにも恐怖を感じます。

まさに、幽霊は恐ろしいが生きている人間こそが恐ろしいということを実感させてくれるのではないのでしょうか。

アメリカに伝わるファンション・モンカールの都市伝説!一読の価値ありと言えるでしょう。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。
またのご来室をお待ちしています。

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