みなさまは、座ると死んでしまうイスがあると言われたら信じますか?
イスは座る為のモノなのに、座ると死んでしまう…。
こんな矛盾に満ちた、おかしな話は信じられない人が多いのではないでしょうか?
実は、イギリスには座った人は死んでしまうとウワサされるイスがあるのです。
今回は、そんな座ると死んでしまう呪われたイス『バズビーズチェア』を紹介します。
ぜひ最後まで読みすすめて、呪われたイスの正体に迫ってみて下さい。
バズビーズチェアとは⁉
バズビーズチェアはイギリスで絞首刑に処された殺人鬼トーマス・バズビーが生きている時に愛用していたイスです。
バズビーの死後にこのイスは、「バズビー・ストゥープ・イン」というパブに置かれていました。
元殺人犯のものであること、持ち主が絞首刑になったことなどから呪われているとウワサされるようになります。
バズビーは1702年にノース・ヨークシャー州で絞首刑となっています。
バズビーズチェアの起源
バズビーはニセ金作りを生業としており、大酒飲みのろくでなしでした。
そのような、ろくでもない男ですが、バズビーは村の金持ちの娘と結婚していたのです。
ある日のことバズビーが帰宅すると、彼の義父であるダニエルが愛用の椅子に座っているのを見つけました。
苛立ちを感じるバズビーでしたが、怒りを抑え義父の話を聞きます。
すると義父は「娘を連れて帰るために訪問した」と言うのです。
この話に激高したバズビーは、その日の夜に寝ている義父の首を絞めて殺してしまうのでした。
この事件がもとでバズビーは絞首刑に処されました。
バズビーの死後、妻が家財道具を処分したのですが、あるパブが椅子を入手して店に設置したのです。
ここから、呪われたイスの恐怖伝説が始まります。
バズビーズチェアの呪いの恐怖⁉
パブに置かれたイスは、呪いの噂がささやかれ店の名物になります。
酒を呑んだ酔っ払い客が、面白がり肝試し感覚で座ってしまうのです。
そして、このイスの呪いは本当だったのです。
第二次世界大戦中のこと、酒を飲み酔っぱらった兵士たちがふざけて椅子に座ってしまいます。
この兵士たちは、全員戦死してしまい帰国することはありませんでした。
呪いを信じていない若い空軍のパイロットが椅子に座った時には、数時間後に交通事故で死亡してしまいます。
また、ある建設作業員は仲間の制止も聞かずに椅子に座り、次の日に屋根から転落して首の骨を折り死んでしまったのです。
その後もウワサが噂を呼び、面白半分で椅子に座り極短期間のうちに死亡する人が大量に発生!
なんと1972年までに61人もの人がイスに座り亡くなっているのです。
ダメと言われると試してみたくなるのがひとの性というものです。
バズビーズチェアの現在
バズビーズチェアの呪いは広く知れ渡り、決して座ってはいけないイスとされました。
現在では地元の『サースク博物館』に存在し、誰も座ることが出来ないように天井から吊り下げられるかたちで展示されています。
まとめ
本記事では、呪われたイス『バズビーズチェア』を紹介して来ました。
思わず「うそでしょ⁉」と言う言葉が口から出てきそうな恐ろしいイス…。
イギリスでは広く信じられている都市伝説のようです。
現在では博物館に展示されているので、興味がある人はイギリス旅行の際にぜひ見学してみては如何でしょう?
あなたの知的好奇心を満たしてくれること間違いなしなアイテムです。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
またのご来室をお待ちしています。