秋田県には、日本一の水深を誇る湖があります。
湖の名前は、『田沢湖』!周囲が約20kmの円形の湖です。
田沢湖には『たつこ姫伝説』と呼ばれる伝承や充実したレジャー設備があるため多くの人で賑わっています。
そんな『田沢湖』にも、恐ろしい心霊的な噂が流れているのです。
本記事では、秋田県の心霊スポット『田沢湖』で囁かれる噂を調査し、紹介して来ます。
ぜひ最後まで読み進めて、『田沢湖』の秘密に触れてみて下さい。
『田沢湖』とは
『田沢湖(たざわこ)』は、秋田県仙北市に存在する湖です。
田沢湖は、ほぼ円形の湖で周囲約20キロメート、水深423.4メートルで日本一の深さを誇ります。
美しい瑠璃色の湖面は、神秘的な雰囲気を湛え四季折々の表情を見せてくれます。
湖畔には歴史ある名所・旧跡のほか、レジャースポットも充実しているため、訪れる人は自分に合わせた楽しみ方を選ぶことが出来る人気の観光スポットです。
2022年1月17日には、『日本百名月』に認定されました。
たつこ姫伝説
田沢湖が田沢潟と呼ばれていた頃、院内にまれにみる美しい娘、辰子がいた。辰子はその美しさと若さを永久に保ちたいものと、密かに大蔵観音に百日百夜の願いをかけた。満願の夜に「北に湧く泉の水を飲めば願いがかなうであろう」とお告げがあった。
辰子は、わらびを摘むと言ってひとりで家を出て、院内岳を越え、深い森の道をたどって行くと、苔蒸す岩の間に清い泉があった。喜び、手にすくい飲むと何故かますます喉が渇き、ついに腹ばいになり泉が枯れるほど飲み続けた。
時が過ぎ、気がつくと辰子は大きな龍になっていた。龍になった辰子は、田沢潟の主となって湖底深くに沈んでいった。
一方、辰子の母は娘の帰りを案じ、田沢潟のほとりに着き、娘が龍になったのを知って悲しみ、松明にした木の尻(薪)を投げ捨てると、それが魚になって泳いでいった。後に国鱒と呼ばれ、田沢湖にしか生息しなかった木の尻鱒という(田澤鳩留尊佛菩薩縁起より)
さて、十和田湖を南祖坊に追われ、男鹿半島に八郎潟をつくり主となった八郎太郎は、毎年秋の彼岸の頃、田沢湖に恋人の辰子を訪ねて冬を過ごすため、主のいない八郎潟は凍りつき、2人の龍神が住む田沢湖は冬の間も凍らない湖として知られている。(三湖物語より)
仙北市 https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/04_tazawako.html
『たつこ姫伝説』…興味深い伝承です。
『田沢湖』の場所
秋田県仙北市 田沢湖
『田沢湖』で起きた事件・事故
田沢湖では、昭和の時代に暴力団関係者が遺体に石を括り付けて湖に沈めたという噂が流れています。
湖自体の水深がかなり深いため、昔から遺体が沈められていたと言う噂はあったそうです。
また、50年以上前には妊婦が身を投げて自殺したそうです。
遺体を沈めていたという噂には、根拠がなく真偽不明の話です。
『田沢湖』でウワサされる怪異
田沢湖では、沈められた遺体を連想してしまいそうな心霊現象がウワサされています。
田沢湖のまわりを1周すると、湖面に幽霊が出現して湖の底に引きずり込まれると言われています。
また、湖面に背泳ぎをするような動きの男性の幽霊があらわれると言う噂もあるようです。
暴力団が遺体を沈めていたと言う噂が、怪現象のもとになっているのでしょうね…。
ウワサされる怪異
- 田沢湖のまわりを1周すると、湖面に幽霊が出現して湖の底に引きずり込まれる。
- 背泳ぎをするような動きの男性の幽霊があらわれる。
『たつこ姫伝説』に関する心霊現象の噂がないのが逆に不思議ですね…。
まとめ
本記事では、秋田県の心霊スポット『田沢湖』の情報を紹介して来ました。
『田沢湖』は日本でも1、2を争う水深を誇り、『たつこ姫伝説』や瑠璃色の湖面を持つ美しい湖で、湖畔には歴史ある名所・旧跡や各種レジャースポットが充実しているため、人気の観光スポットです。
明るい時間帯は多くの人で賑わう田沢湖には、過去に暴力団関係者が遺体を沈めていたとの噂があり、近県でも知られる心霊スポットの側面を持っています。
そういったウワサが流れているためか、田沢湖では湖面から幽霊が現れて生者を水底に引きずり込むと言われています。
水辺には霊が集まりやすいと言われているので、遊び半分で夜間に田沢湖を訪問するのは避けた方が良いでしょう。
昼間に訪問してレジャーを楽しんでみては如何でしょう?