歴史的な建造物や遺物は、その地域で過去に起きた出来事を知ることが出来る素晴らしいものです。
しかし、人が歴史を紡いできた地には、明るい話だけでなく闇の部分も存在します。
今回の記事では、佐賀市嘉瀬町に存在する『佐賀県立森林公園(千人塚)』について紹介していきます。
佐賀県立森林公園(千人塚)の歴史にふれると共に、心霊スポットとしての恐怖も体験していきましょう。
『佐賀県立森林公園(千人塚)』とは

千人塚とは藩政時代の刑死者の魂を弔うために、刑場に建てられた供養塔のことを指します。
佐賀県立森林公園は現在では森林公園として整備されていますが、鍋島藩政時代には嘉瀬処刑場が存在しており近隣一帯は形状の跡地でした。
『千人塚(千人搭)』は刑場の片隅に建てられていましたが、森林公園建設に伴い妙福寺に移されています。
現在はもともとの千人搭とは別に、別に森林公園の北西部にも供養塔が建てられています。
佐賀県立森林公園(千人塚)の場所
佐賀県立森林公園
〒849-0201 佐賀県佐賀市久保田町大字徳万1897

妙福寺
〒840-0864 佐賀県佐賀市嘉瀬町荻野 嘉瀬津188


私有地に勝手に入ると、罪に問われる場合があります。
肝試しで現地を訪問する際は自己責任でお願いします。
佐賀県立森林公園(千人塚)で起きた事件

佐賀県立森林公園(千人塚)は、過去に事件が起きたから心霊スポットになったわけではありません。
もともと刑場だったという土地の因縁が、心霊現象を起こす要因になっていると考えられます。
当時の処刑場では、打ち首になった罪人の首が晒されていたそうです。

恐ろしくも悲しい歴史がある場所なのです…。
佐賀県立森林公園(千人塚)でウワサされる怪異
佐賀県立森林公園(千人塚)では、過去に処刑場であったとを思わせるような心霊現象が報告されています。
もっとも多くウワサされるのは、心霊写真が写りやすいことでしょう。
千人塚の近くで写真を撮影すると、高い確率で霊の姿がうつり込むと言われています。
また、公園内を処刑された人の霊が移動していたり、女性の霊に追いかけられた、足音がついてくるといった報告もあるようです。
公園の入り口付近の『別れの松』では、奇妙な鳴き声のような音が聞こえたり電話ボックス内に幽霊が出現するとも言われています。
他にも処刑が行われていた時間帯になると、公園付近の交差点で事故が起こることがあるそうです。
千人塚でウワサされる怪異
- 心霊写真が撮れる。
- 公園内を処刑された人の霊が移動している。
- 女性の霊が追いかけてくる。
- 足音が着いてくる。
- 『別れの松』で鳴き声が聞こえる。
- 電話ボックスに霊が出現する。
- 昔処刑が行われた時間帯(夕方)に事故が起こりやすい。

『別れの松』は、処刑される人と家族が最後の別れを惜しんだ場所とのことです。
悲しい別れを松の木が覚えているのでしょうか…。
まとめ
今回は、佐賀県の佐賀県立森林公園(千人塚)を紹介しました。
いまもむかしも、愛しい人との永遠の別れはつらいものです。
特に処刑での斬首となれば罪人も家族も、思うことが沢山あるでしょう。
数多くの処刑のなかには、えん罪や理不尽な理由でのあった可能性も考えられます。
そういった人たちの無念が、今でも公園内に残っているのかも知れません。
佐賀県を訪れた際には、佐賀県立森林公園(千人塚)に立ち寄ってみて歴史を感じてみては如何でしょう。

佐賀県立森林公園(千人塚)は夜間は閉鎖しているので、日中に訪問しましょう。