かつて、秋田県には大量の銀を産出した銀山がありました。
その銀山の名前は『院内銀山』
最盛期には年間千貫を超える銀が掘り出されていた、素晴らしい銀山です。
しかし、この院内銀山には、恐ろしい心霊現象のウワサが流れているます。
本記事では、秋田県の心霊スポット『院内銀山』が心霊スポットと呼ばれるようになった理由と引き起こされる怪奇現象を紹介しています。
最期まで読み進めて、『院内銀山』の秘密に迫っていきましょう。
『院内銀山』とは
『院内銀山(いんないぎんざん)』は、秋田県湯沢市に存在した銀山です。
慶長11年に発見されて、佐竹藩直営の銀山として経営されていました。
天保4年から約10年間は、年間の産銀量が千貫を超えて『天保の盛り山』と呼ばれる最盛期を迎えます。
しかし、時代の流れと共に『銀価の崩落』や『鉱脈の堀り尽くし』が発生し、次第に衰退していくことになりました。
その後も細々と銀の採掘を続けていましたが、最終的に昭和29年、完全閉山となりました。
院内銀山は、閉鎖により約350年にわたる長い歴史の幕を閉じることになります。
『院内銀山』の場所
〒019-0113 秋田県湯沢市院内銀山町合銀山
『院内銀山』で起きた事件・事故
院内銀山では、他の鉱山と同じように多くの事故が発生したと言われています。
鉱山付近には、3000柱にもおよぶ墓石が存在しており、鉱山での事故で命を落とした人が葬られているそうです。
また、明治39年の火災事故の際に逃げ遅れた鉱夫102名が亡くなったと言われています。
事故で命を落とした工夫の魂が彷徨っているとか…。
『院内銀山』でウワサされる怪異
院内銀山では、事故で命を落とした人の幽霊が出没すると噂されています。
『院内銀山の中を見て回っていると、狐憑きのような状態になりヨダレを垂らしながら、まわりの人間を襲うようになる』『院内銀山にある松ノ木峠で夜にパッシングされると、車の屋根の上に 人がしがみ付いている』『車のエンジンがかからなくなった』『車を叩くような音が聞こえ、手形がついてた』『後部座席に2人で座ると、真ん中に幽霊が現れる』『車が崖に引きずり込まれた』など、多くの心霊現象が報告されています。
このような現象は、鉱山での作業中に死亡した人の幽霊が引き起こしていると言われているようです。
ウワサされる怪異
- 院内銀山の中を見て回っていると、狐憑きのような状態になりヨダレを垂らしながら、まわりの人間を襲うようになる。
- 院内銀山にある松ノ木峠で夜にパッシングされると、車の屋根の上に 人がしがみ付いている。
- 車のエンジンがかからなくなる。
- 車を叩くような音が聞こえ、手形が残されていた。
- 後部座席に2人で座ると、真ん中に幽霊が現れる。
やりきれない想いがあるのでしょうか…。
まとめ
本記事では、秋田県の心霊スポット『院内銀山』を紹介して来ました。
院内銀山は古い歴史を持つ銀山でしたが、時代の流れと共に『銀の価値の下落』『銀山の枯渇』が起こり、最終的には閉山することになりました。
長い歴史の中で多くの事故が起き、多くの作業者が命を落としたと言われています。
このように長い歴史と悲劇的な過去を持つことで、有名な心霊スポットになったと思われます。
院内銀山は、事故を防止するため現在は立ち入ることはできませんが、史料館である『院内銀山異人館』で院内銀山の歴史を知ることが出来ます。
本記事を読んで『院内銀山』に興味を持たれましたら訪問してみてはいかがでしょう。