山形県には心霊現象が起こると言われている場所がたくさん存在します。
その中でも特に危険とされ、最恐の心霊スポット呼ばれているのが『滝不動』です。
正式名称は『滝不動明王』で、古い歴史を持つスポットです。
本記事では、『滝不動』にまつわる伝承や噂、恐怖に満ちた心霊現象を紹介していきます。
『滝不動』とは

『滝不動(たきふどう)』は山形県上山市に存在する心霊スポットです。
県道104号線沿いに位置し、自然の中にあるために周辺は碌に整備されておらず、廃墟のように見えると言われています。
滝の近くには不動明王の像と、不動明王が使ったと言われる複数の剣が備えられていて、剣に触れると祟られ体調を崩してしまうそうです。
昔、心霊番組の撮影で霊能力者の宜保愛子氏が訪れた際に、「ここは私の手に負えない」と恐怖のあまり途中で引き返したほど危険な場所と言われています。
また、滝不動には以下のような伝承が残されています。
『滝不動』伝承
むかし源義家の兵が、この滝の近くまで進軍したとき、突然雷鳴とどろき、大暴風雨になったという。
そのとき義家は、守護仏の不動尊を鎧の下から取り出して滝の前に安置し、一心に祈願を続けたところ、忽ち暴風雨は収まった。
それでここに不動尊を祀り不動滝と名付けたという。斯波兼頼がそれを知り、霊験あらたかな不動滝不動を山形城に勧請した。

滝不動のあれやこれは、現在では完全に撤去されてしまい、滝だけが残されているようです。
『滝不動』の場所
〒999-3145 山形県上山市河崎
『滝不動』で起きた事件・事故
滝不動には、かつて『処刑場』があり、罪人の首を刎ねて処刑していたそうです。また近くには、火葬場がありました。
過去には、農作業中の母親が草刈り鎌で誤って赤子の首を切って殺めてしまった噂も囁かれています。
母親は罪悪感に苛まれて、首吊り自殺してしまったといわれています。
他にも、滝不動の付近では首吊りによる自殺者が多数発生しているそうです。
また、滝不動付近では、戦国時代に大きな戦があり、多くの武士が戦死したという怖い噂があります。

歴史的が残る場所だったようですが、何故物品は撤去されてしまったのでしょうか…。
『滝不動』でウワサされる怪異

滝不動では、母親に首を切られて死んだ赤子の幽霊が出ると言われています。
赤子の幽霊は鳴き声だけが聞こえる場合と姿を現す場合があるそうです。
車で現地を訪問すると、窓に小さな手形が残されることもあると言われています。
他にも『奉納された刀に触れると祟られる』や『境内で狼藉を働くと祟られる』といった心霊現象も起こるそうです。

滝不動にあった物品はすべて撤去されているので、心霊現象は減っている可能性がありますね!
ウワサされる怪異
- 母親に首を切られて死んだ赤子の幽霊が現れる。
- 奉納された刀に触れると祟られる。
- 境内で狼藉を働くと祟られる。

斬首で処刑がおこなわれていたためか、首に関する心霊現象や噂が多い印象です。
まとめ
本記事では、山形県で最恐と言われている心霊スポット『滝不動』を紹介して来ました。
滝不動は、かつて処刑場として利用されていた場所で、恐ろしい噂が数多く囁かれています。
多くの罪人が処刑された経緯がある事に加え、戦で武士が死んでいるそうです。
こう言った歴史的背景や自殺者が多発したと言う噂がもとになって、心霊スポットと呼ばれるようになったのだと考えられます。
また、霊能力者の宜保愛子氏がテレビのロケで訪れた際に、恐怖で引き返したことも最恐心霊スポットの呼び名にひと役買っているのでしょう。
現在の『滝不動』は、社や石仏、看板や石碑など全ての物品が撤去されてしまい、もともとの面影はなくなっています。
その後、心霊現象は減少しているとも言われていますが、足場も悪く夜間に遊び半分で訪問するのは、おすすめできません。
本記事を読んで興味を持ち、どうしても現地に行ってみたい場合は、昼間の明るいうちに訪問した方が良いでしょう。

当資料館では、心霊スポットの探索を推奨してはいませんのでご注意ください。