神奈川県の『しとどの窟』はご存じですか?
かの源頼朝と因縁がある場所として有名な史跡であると共に、古くから山伏信仰の霊地でありパワースポットとしても有名です。
しかし、この人気観光地が夜になると表情を一変させ『心霊スポット』になるのです。
本記事では、『しとどの窟』に纏わる怪現象や過去に起きた事件の噂を紹介していきます。
神奈川県『しとどの窟』

『しとどの窟』とは

『しとどの窟(しとどのいわや)』は、神奈川県真鶴町と湯河原町に存在する洞窟で、源頼朝に所縁のある史跡で次のような伝承が残されています。
真鶴町真鶴港の近く、及び湯河原町北西に連なる城山にそれぞれある源頼朝ゆかりの史跡である。治承4年(1180年)8月24日、石橋山の戦いで平家に敗れた源頼朝が、しとどの窟に身を隠し、平家方の梶原景時に見つかったものの、 景時の情けで見逃され難を逃れた。箱根権現別当のもとに逃れた後、岩海岸(現在の岩海水浴場)から安房国へと脱出したと伝えられている。
しとどの窟 - Wikipedia
『しとどの窟』の名前は『シトト』と呼ばれる鳥の名前が由来で、「源頼朝を追跡していた追手が洞窟を探していた時に『シトト』と言われる鳥が飛び出してきたので、なかに人はないと考えて立ち去った」出来事から来ているそうです。
真鶴町にある『しとどの窟』は、頼朝の時代には海に面していましたが、関東大震災による土地の隆起で現在の高さとなったと言われています。
また、頼朝の時代には130mの奥行きだったものが徐々に波に削られ、江戸時代末期には間口3m、奥行き11mほどの大きさとなっていたようです。
その後も、戦時中に多くの石が切り出されて現在の大きさになったと言われています。
『しとどの窟』の場所
〒259-0313 神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋
『しとどの窟』で過去に起きた事件・事故
しとどの窟で最も有名な出来事は、「1180年の石橋山の合戦で敗れた源頼朝が死の境をさまよいながらも身を隠した場所」と言われていることです。
配送中の頼朝が身を隠していたと言うことは、連れていた仲間の中には、しとどの窟の付近で命を落した者がいる可能性が考えられます。
また、この土地は、古くから山伏信仰の霊地だったとされていて、その証拠に窟に至る急峻な道沿いにも、数多くの石仏や地蔵が並んでいるのが確認できます。
過去に大きな事件や事故が起きていなくても、もともと霊的なモノが集まりやすい土地だったと言えるでしょう。

2003年頃に、女性の死体遺棄事件が発生しているようです。
『しとどの窟』で起こる心霊現象

『しとどの窟』は、歴史のある史跡として知られていて、巌窟内には数多くのお地蔵様やう仏像が立ち並んでいます。
有名な観光地かつパワースポットであるため、日中は観光客で賑わいますが、夜になるとその雰囲気は一変⁉
不気味な雰囲気が漂い始め恐怖心を煽りはじめるそうです。
首なし地蔵の怪
『しとどの窟』には、多くの地蔵が立ち並んでいますが、そのなかに『首なし地蔵』を3体見つけてしまうと、その人は死んでしまう、又は死期が近いことを暗示していると言われています。
この話を裏付けるかのように、肝試しに訪れて、首なし地蔵を2体発見した人が交通事故でケガをしたという噂もあるようです。
怒り狂う顔の石仏の怪
『しとどの窟』では、首なし地蔵の他にも『怒りの形相を浮かべる石仏』も存在しているそうです。
この怒りの表情を浮かべる石仏は、戦に敗れた源頼朝の魂が乗り移ったものだと言われています。
この恐ろしい石仏は、案内板の近くにあるお地蔵様の中に立っていると噂されています。
女性の幽霊が現れる
しとどの窟では、首なし地蔵や怒りの形相の石仏以外にも、『女性の霊』が目撃されているようです。
お地蔵様がたくさん並んでいる広場のベンチ周辺でも、女性の幽霊を見たという情報もあるようですが、洞窟の中にある土肥椙山観音像群の付近でも女性の幽霊が目撃されているそうです。

霊感がない人でも幽霊を見たという体験談もあるので、霊感が強い方は特に注意が必要です!
ウワサされる心霊現象
- 首なし地蔵を3体見ると死んでしまう。又は死期が近いことを示している。
- 怒りの表情の石仏が出現することがある。
- 女性の幽霊が現れる。
- 体調が悪くなる。
- お地蔵様が消えていることがある。
『しとどの窟』心霊スポット化の理由を考察
『しとどの窟』は、源頼朝が逃走中に身を隠したことでその名を知られていますが、元々は古くからの霊場で多くの修験者が修行をしていた場所だと伝えられています。
このことを証明するように、多くのお地蔵様や石仏が立ち並んでいます。
昼間の明るい時間帯に見ると荘厳なお地蔵様や石仏でも、夜になるとそのイメージが大きく変化することは間違いないでしょう。
夜に見る『しとどの窟』の雰囲気と、過去に起きた事件、霊場としての情報が要因となりその場所を心霊スポットとして有名にしていったと考えることが出来ます。
『首なし地蔵』については、実際に破損しているお地蔵様が存在してた時期があるらしく、それが不吉な噂が流れ始めた要因になっていると思われます。
また、女性の幽霊については、2003年頃に死体の遺棄事件が発生しているらしく、この時の死体が女性のモノであったことが噂の発端だと考えることが出来ます。
怒り顔の仏像も、夜間であれば光の当たり具合や像の汚れ具合でそのように見えてもおかしくはないでしょう。
このように様々な要因が『しとどの窟』を心霊スポットとして成立させているのかもしれません。
『しとどの窟』訪問時の注意点
『しとどの窟』を訪問する際は、昼間の明るい時間帯にした方が良いでしょう。
これは、心霊現象の有無以前に実質的な危険があるためです。
しとどの窟は、周辺に人家がなく携帯電話の電波も届かない場所があります。
足場が良いとは言えず、転倒による怪我が起きる可能性がありますし、事件・事故に巻き込まれた場合に救助を以来するのも一苦労です。
不要なトラブルを避けるためにも、観光客で賑わう広間のうちに訪問することをお勧めします。

肝試しであっても、しっかりと安全な時間帯に行い、不要なトラブルに巻き込まれないようにしましょう。
体験談・噂話

肝試し体験談
今さっき4人で行って来ました。 人数も多かったので道中は怖くなかったのですが、入り口に帰って来てから車に乗って発車しようとしたときに、入り口にあった祠の中の地蔵がなくなっていることに気がつき速攻で退散しました。 入る前に写真を撮ってそのときにあったのは確認しています。 4人とも帰って来たときには地蔵が無くなっているということで意見が一致しているので本当に怖いです。 無くなっている写真を撮り忘れたため今からもう一度確認しに行こうと思います。
全国心霊マップ コメント欄より https://ghostmap.net/spotdetail.php?spotcd=102
肝試し体験談
数年前心霊スポット巡りを毎週していた頃バイクに乗り友達6人でここに行きました。神奈川県のあらゆる場所へ行きましたがここは本物です。行くのをあまりおすすめしません。怖いとかそういうレベルの話ではなく自分の身に何か起きてしまうような場所なんです。現地に入るとまず2人が急に頭痛を感じ始めました。その後当時はまだ若かったので友人の1人が地蔵に小便をかけるという馬鹿な真似をしでかしました。(こういう場所でそういう馬鹿な真似をするのを当時は男気がありカッコイイと思っていたのでしょう)その後は特に何も起きなかったのですが帰りに先頭を走っていた2人乗りの友達がカーブにてガードレールに衝突。心配してかけるよとうち1人は頭からは血を吹き出しすぐ救急車で搬送。その後話を聞くと心霊スポット出てからの記憶が全く無いと言っていました。そしてこれだけじゃありません。その後1ヶ月以内に6人中6人全員が交通事故を起こすという偶然とは思えない事態が起きました。その後私も含め全員お祓いに行きやはり全員取り憑かれていたようです。もちろん実話です。それ以降心霊スポット巡りは一切辞めました。
全国心霊マップ コメント欄より https://ghostmap.net/spotdetail.php?spotcd=102

恐怖体験をしている方がたくさんいるようです。
まとめ
本記事では、神奈川県の心霊スポット『しとどの窟』を紹介しました。
『しとどの窟』は、源頼朝ゆかりの地であり古い歴史があるパワースポットです。
歴史的な価値もある史跡なので、日中は観光客で賑わう人気観光スポットですが、夜になると雰囲気は一変し不気味な雰囲気を醸し出し、それに伴い多くの恐ろしい心霊現象が噂されています。
オカルト好きな人であれば、好奇心を刺激される場所ではありますが、人家が周辺になく携帯電話の電波も届きにくいため、ケガやトラブルが起こると救助要請が簡単にはできません。
不要な危険を避けるためにも、観光客の多い日中に訪問することをお勧めします。

明るい時間帯の肝試しも乙なものですよ…。