栃木県の人気観光スポット『中禅寺湖』
多くの観光客や釣り人で賑わうこの場所に、恐ろしい噂が流れているのをご存じでしょうか?
中禅寺湖には、夜になると幽霊が現れるというのです。
美しい景色を望む人気観光地は、なぜ心霊スポットと呼ばれるようになったのでしょうか・・・。
本記事では、栃木県の『中禅寺湖』で起きると言われる心霊現象を紹介していきます。
栃木県『中禅寺湖』とは
『中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)』は、栃木県日光市に存在する湖です。
日光国立公園内にあり周囲約25キロメートルで最大水深は163メートル!日本の湖沼では25番目の面積規模を有しています。
約2万年前に男体山の噴火で川がせき止められたことにより誕生した堰止湖で、広さ4km2以上の湖としては、人造湖を除いて日本一標高の高い場所にある湖です。
中禅寺湖は、天応2年に『勝道上人』が男体山の登頂時に発見したといわれていて、湖畔に神仏を祀り784年には神宮寺(後の中禅寺)を建立!修行を行える『霊場』をつくりあげたと伝えられています。
弘仁8年に勝道上人が亡くなると、中禅寺湖の湖岸から約100m離れた場所に上野島がつくられ、遺骨の一部を納められました。
湖のすぐ北には男体山が、北西には戦場ヶ原が広がる素晴らしい立地である事と、スポーツフィッシングでレイクトラウトを釣ることが出来ることで人気の観光スポットとなっています。
『中禅寺湖』で起こる心霊現象
中禅寺湖は、人気の観光地である反面、心霊現象が多発するスポットとしても知られています。
心霊写真が撮れることに加え、幽霊が目撃されるようです。
湖面を歩く幽霊
中禅寺湖で噂される心霊現象で最も有名なものは、『幽霊が湖面を歩いている』というものです。
深夜に中禅寺湖を訪れると、人魂が漂っていたり人影が湖の上を歩いている場面に遭遇することがあると言われています。
出現する幽霊は、湖で事故死した人や自殺した人の物だと言われているようです。
とても広い湖なので、遭遇するのはかなりレアケースかもしれませんね・・・。
ウワサされる心霊現象
- 湖面を歩く幽霊が目撃される。
- 人魂が漂う。
- 心霊写真が撮れる。
『中禅寺湖』の場所
住所 | 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2576 |
最寄り駅 | 間藤駅 |
アクセス | 間藤駅からだと徒歩でおよそ105分 |
備考 | 車での訪問をお勧めします。 |
『中禅寺湖』で過去に起きた事件・事故
中禅寺湖では、水難事故や入水自殺が多発しているようです。
簡単に検索をしただけでも、2019年の5月には、遊覧船が転覆していますし、2021年の7月には55歳の男性が溺れて亡くなっています。
2019年の事故では死亡者はいないようですが、中禅寺湖ではこのような事故は珍しくないようです。
また、事故や自殺か不明な遺体が発見されることも頻繁にあるようで、霊的な問題を抜きにしても、かなり危険度が高い場所といえるでしょう。
中禅寺湖での遺体発見情報の一部
湖に落ちた釣り具拾おうと、誤って転落か…釣り人おぼれて死亡
17日午前10時10分頃、栃木県日光市の中禅寺湖で、東京都江東区、会社員大沢 太元男 さん(55)がおぼれているのを通行人が見つけ、110番した。
大沢さんは約4時間後に発見され、死亡が確認された。
栃木県警日光署の発表によると、大沢さんは湖岸で釣りをしており、湖に落ちた釣り具を拾おうとした際、誤って転落したとみられる。
現場の水深は約7メートルだった。
読売新聞オンラインより引用
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210718-OYT1T50042/
日光・中禅寺湖に男性遺体 外傷なく悪天候による事故の可能性も
livedoor newsより引用
- 日光市の中禅寺湖で5日、女性が「遺体が浮いている」と交番に届け出た
- 県警日光署によると、発見されたのは男性の遺体で目立った外傷はないという
- 台風21号による悪天候に伴う事故の可能性もあるとみて調査を進めるとのこと
https://news.livedoor.com/article/detail/15261916/
人気の釣りスポットであることが死者を増やす要因に…。
『中禅寺湖』心霊スポット化の理由を考察
中禅寺湖が心霊スポットと呼ばれる理由のひとつは、事故や自殺による死者が多数存在していることでしょう。
自殺や事故が続くような場所は、心霊スポットになりやすい傾向があります。中禅寺湖もこの例に漏れず、死者が多数発生したために幽霊のウワサが拡散していったのだと考えられます。
さらに、中禅寺湖は、もともと宗教的な修行場としての意味を持つ『霊場』でした。
そういった場所には、霊的なものが集まりやすいとされています。
また、修行を行う以上は、自然の厳しさを体感できる『何か』があってもおかしくはありません。
その『何か』と関係あるかは不明ですが、中禅寺湖のような『堰止湖』が遊泳禁止になる理由として、次のようなものがあるそうです。
『流れ入る川や流れ出る川がない湖では、湖内の水がかき混ぜられることがないため、水温が表面と水深1メートル以下で大きく異なってくる。このため泳いでいると痙攣を起こしやすくなり、その結果、溺れてしまい、まるで「足を引っ張られた」ように感じる』
こういった現象も中禅寺湖が、心霊スポットとして有名になる原因のひとつなのではないでしょうか・・・。
兎に角、水場は危険と言うことですね。
『中禅寺湖』訪問時の注意点
中禅寺湖は遊泳禁止なので、絶対に湖内に入らないようにしましょう。
溺れて命を落す危険が高いです。
特に、夜間に溺れると発見や救助が遅れてしまい、一層危険が増します。
安全な行動をお願いします。
また、過去には熊の目撃情報もあるようです。観光で訪問する際は、事前に情報を集めてからにした方が良いかもしれません。
2023/7/8日光の中禅寺湖西岸でクマ目撃
8日午後1時半ごろ、日光市中宮祠の中禅寺湖西岸乙次郎橋北側で通行人がクマ1頭を目撃した。
日光署によると、クマは体長約1メートル。
下野新聞 とちぎの熊目撃情報より引用 https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/760965
・・・熊、普通に出るみたいです。
体験談・噂話
心霊写真
20年くらい前に、鳥居近くの湖畔で写真を撮ったところ、湖より赤くオレンジ色の棒状に光る物体が幾つも写真に映ってました。
それ以降数ヶ月間、事故や神経痛、同じような実際に見てしまう経験まで(初めて)しました。
遊び半分で写真を撮る場所ではありません。
全国心霊マップ口コミより引用
https://scarystory.surudake.com/story.php?spotcd=22#chapter_taikendan_1436
女性の地縛霊
国道側の岸が渕という湖に出っ張った小さい岬のような地点で強姦殺人事件の被害者女性の地縛霊が出る。
夜中の3時前後、霧の出た時に出現の目撃が多い。
「乗せてって」と言葉も発する。
全国心霊マップ口コミより引用
https://scarystory.surudake.com/story.php?spotcd=22#chapter_taikendan_1436
まとめ
本記事では、栃木県の心霊スポット『中禅寺湖』を紹介してきました。
中禅寺湖では、毎年のように事故や自殺で命を落してしまう人がいるそうです。
川からの水の流入や流出がない湖は、水温の問題で溺れやすくなっているらしく、多くの人が溺れて命を落したことにも納得が出来ます。
もともとは霊場だったことや、溺れやすい環境とそれに伴って発生する多くの死亡者が、中禅寺湖を心霊スポットとして有名にした理由だと考えて間違いないでしょう。
ただし、突然の事故や自殺で亡くなった人たちの無念の想いが、湖に残されていて生者を引き込んでいる可能性もゼロではないので、夜間に肝試しなどで訪問するのは避けた方が良いと思われます。
また、心霊現象を抜きにしても夜の水場は危険ですし、熊の目撃情報もあるため無駄に危険を冒さないためにも、中禅寺湖に興味がある方は昼間の人が多い時間帯を選択することをお勧めします。
本記事が、オカルト好きなあなたの好奇心をくすぐることが出来たのならば幸いです。
幽霊よりも熊の方が怖いです!