群馬県には、過去に火薬工場の敷地だったことがある公園があります。
その公園は『群馬の森』で、休日や昼間には家族連れや子どもが利用する人気の公園です。
そんな楽しいはずの公園に裏の顔があるのです。
それは、心霊現象が多発する心霊スポットであること・・・。
『群馬の森』ではいったいどのような心霊現象が起きるのでしょうか?
本記事では、群馬県の心霊スポット『群馬の森』で起きると言われている心霊現象や過去に発生した事故を紹介しています。
群馬県『群馬の森』とは
『群馬の森(ぐんまのもり)』は、群馬県高崎市に存在する総合公園です。
公園の敷地の一部は国有地で、園内には、群馬県立近代美術館や群馬県立歴史博物館といった施設があります。
明治百年記念事業の一環として、都市公園の整備促進を図る目的で計画されて1968年に整備が始まり、1974年に開園しました。
大規模に樹木を導入した自然豊かな公園で、クヌギやオニグルミ、エノキなど多くの主な樹木が植えられています。
公園内には、約4ヘクタールもの広さの芝生広場やあそびの広場、わんぱくの丘、かたらいの丘などの設備があるほか、ウォーキングコースやサイクリングロードなどの運動設備が揃っていて親子連れで賑わいます。
群馬の森がある一帯は、舟運の便が良く水車の動力も得やすいという理由で、1882年11月から黒色火薬の製造所が設置されていました。
その後、1923年4月に『陸軍造兵廠火工廠岩鼻火薬製造所』、1940年4月に『東京第二陸軍造兵廠岩鼻製造所』に改称!
終戦を迎えるまで黒色火薬やダイナマイト、軍用火薬、民間用の産業火薬の生産・供給を行なっていたそうです。
公園内には爆風避けの土塁や当時の建物・壁が残されているそうです。
『群馬の森』で起こる心霊現象
親子連れの家族や子ども達で賑わう群馬の森ですが、ひと目につかない場所や森の中に残された廃墟では幽霊が現れると言われています。
幽霊が目撃される!
『群馬の森』では、多くの幽霊が目撃されているようです。
廃墟内には多数の幽霊が住み着いていると言われていて、火薬工場の爆発事故によって命を落した人の霊だと言われています。
また、深夜になると公園内で走り回る子どもの幽霊が目撃されている他、岩鼻ニ子山古墳付近では白装束に身を包んだ幽霊が出現するそうです。
神隠しが起きた!
群馬の森の奥に防空壕があり、そこに立ち入った子供が神隠しにあったと言うウワサがあります。
夏休みに2人でカブト虫を採り群馬の森に行った子どものうちひとりが行方不明になり、一緒に行った子ひとりだけが帰ってきたそうです。
あまりにも忽然と行方不明になり、その後も発見されないことから神隠しだと騒がれたと言われています。
ウワサされる心霊現象
- 廃墟の中に多数の幽霊が住み着いている。
- 深夜に公園で遊ぶ子供の幽霊が目撃される。
- 岩鼻ニ子山古墳付近では白装束に身を包んだ幽霊が出現!
- 神隠しが起きた!
『群馬の森』の場所
住所 | 〒370-1208 群馬県高崎市岩鼻町7 |
最寄り駅 | 北藤岡駅 |
アクセス | 北藤岡駅から徒歩でおよそ22分 |
備考 | 公園は夜間立ち入り禁止です。 |
『群馬の森』で過去に起きた事件・事故
群馬の森では、過去に火薬工場が事故を起こしている他、自殺も多発していると言われています。
自殺が多い!
群馬の森では、自殺が多いと言われています。
警備員が巡回をしている時に上から何か落ちてきたので手に取ってみたら蛆虫!
慌てて頭上を見上げてみると、腐乱した首吊り死体が⁉と言うこともあるとか・・・。
過去には、首吊り死体を野犬がバラバラに食いちぎった事件が起きたと言うウワサもあるようです。
過去に火薬製造所が爆発!
火薬製造所が稼働してた時に、何度も爆発事故が起きたと言われています。
火薬が爆発するので、多くの作業者や軍人が犠牲になったそうです。
園内には工場の廃墟がそのまま残されていたり、ダイナマイトの碑が立てられており火薬関連の工場が稼働していたことが伺えます。
岩鼻火薬製造所
昭和13年(1938年) - 前年の軍需動員発令に伴い、急激な火薬増産が進められた結果、この年だけで4回の爆発事故が発生、死者24人を出した。
特に12月19日午後2時35分に発生した爆発事故は、誘爆により3ヶ所で黒色火薬計4800キログラムが爆発し、死者13人、重軽傷者5人という創業以来最大の惨事となり、民家560軒に被害が出た。
ウィキペディア(Wikipedia)岩鼻火薬製造所より引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E9%BC%BB%E7%81%AB%E8%96%AC%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%89%80
かなり大きな被害が出ているようですね。
『群馬の森』心霊スポット化の理由を考察
群馬の森が心霊スポットになった理由は、森の中で自殺者が多いことや過去に火薬の爆発事故が起きたと言われていること、付近に岩鼻ニ子山古墳があることなどが理由になっていると考えられます。
特に軍需工場に関連する事故は、爆風避けの土塁や当時の建物・壁がそのままの状態で残されているため、当時のことを想像しやすい環境があると言えます。
多くの必が命を落した場所や、自殺が続く場所は不吉な印象が残りやすいため、爆発事故で命を落したひとが大勢いることや、自殺者の噂が流れることがもとになり霊話が拡散されていったのだと考えられるのです。
また、樹木がたくさんある環境や廃墟が残されている場所では、月明かりが生み出す影や光が錯覚によって恐ろしいものに見えてしまうことも珍しくありません。
そういった現象や過去に事件が絡み合い、群馬の森は心霊スポットと呼ばれるようになっていったのでしょう。
『群馬の森』訪問時の注意点
群馬の森は、夜間は立ち入り禁止となっています。
許可を得ずに侵入すると、犯罪になってしまう可能性があるため夜間の訪問はやめましょう。
また、昼間でも立ち入り禁止区域に入るのは危険です。
廃墟などに興味がある場合は、遠くから眺めるだけにとどめてください。
不法侵入は厳禁です!
体験談・噂話
心霊体験談
迷子
群馬県高崎市にある群馬の森はとても広い公園で昼間は子供が集まり休日は家族連れで賑わう憩いの場所です。敷地内には近代美術館や歴史博物館があり、売店とレストランもあるので観光客にも人気のスポット。
ところが明るい場所から離れると草木が生い茂り不気味な雰囲気を醸し出しています。人気の観光スポットとは思えないまるで廃墟に来ているような錯覚もあります。
群馬の森の閉園時間は18時30分、それ以降は門が閉められてしまいます。しかし簡単に乗り越えられるため夜遅くになると若者の溜まり場になっています。私自身も大学生時代に友達と群馬の森に忍び込んで騒いでいました。
これだけの大きな公園がほぼ貸し切り状態になったことで変なテンションで盛り上がりました。見通しの良い場所で花火をやったり、公園の遊具で子供のように遊んだり。
そのテンションのままもっと奥のほうへ行ってみようということになりました。そこは森の中のような不気味な場所です。あまり人が近づかなさそうな場所なのになぜか柵やベンチがありました。
そのへんを歩いていると奥にある回転遊具のそばで子供が座っているのを見つけました。私は友達と離れその子供の近くへ。「どうしたの?」と聞くと「帰れなくなった」と言います。
迷子になってしまったのだろうか。とりあえず公園の外まで連れていこう。そう思い友人に声をかけようと振り返りましたが友人の姿は見えず。足元に目を向けると子供もいなくなっていました。変わりに奇妙な落書きだけが残っていました。人の顔のようなものと子供の字で「かえる」と書かれていました。
私はなんだか怖くなりさっさと帰ろうと思い友達を探しましたがどこにもいません。携帯にかけても繋がらない。30分ほど探しても見つからなかったので仕方なく一人で帰ることに。
後日話を聞くとその友達も私を探していたとのこと。私が回転遊具の近くへ歩いていくのが見えたからその周辺を探し回っていたそうです。何度も名前を呼んだみたいですが私には聞こえませんでした。たしかあの時は辺りがシーンと静まりかえっていたので少しくらい離れていても声は聞こえそうですが。
あの子供も結局なんだったのか分からずじまいでした。迷子が出たなんて話も聞きません。もしかすると私は変な場所に迷い込んでしまっていたのかもしれません。何事もなく無事に帰れて良かったです。
心霊ほぼ実話「心霊スポットの恐怖体験談」より引用
https://scarystory.surudake.com/story.php?spotcd=22#chapter_taikendan_1436
まとめ
本記事では、群馬県の心霊スポット『群馬の森』を紹介してきました。
群馬の森は、休日や昼間は親子連れで賑わう公園ですが、夜になると表情が一変!
怪奇現象が多発する、恐ろしい心霊スポットに変化するそうです。
森の中での自殺者が多数いたり、過去には火薬工場の爆発で多くの犠牲者が出ています。
そういった人の幽霊が出現すると噂されていて、オカルト好きには興味深い場所となっているようです。
しかし、群馬の森は夜の間、立ち入り禁止となっていますので、夜間の訪問は控えましょう。
本記事が、オカルト好きなあなたの好奇心を刺激できたなら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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