沖縄には独特な名前を持つ場所がたくさんあります。
今回紹介するのは、悲しい歴史を今に伝える『チビチリガマ』です。
『チビチリガマ』は、先の大戦時に多くのひとが自決した悲劇の過去を持っています。
多くの人が訪れるこの場所に、どのような噂や怪異があるのでしょうか?
『チビチリガマ』とは
『チビチリガマ』は沖縄県中頭郡読谷村に存在する鍾乳洞です。
大戦時には防空壕として多くの人の避難場所になっていました。
そして、1945年の沖縄戦でアメリカ兵に投稿することを拒んだひとたちの、集団自決が行われた場所です。
『チビチリガマ』の場所
〒904-0322 沖縄県中頭郡読谷村波平1136-1
チビチリガマのなかには立ち入りできません。
現地を訪問する際は注意してください。
『チビチリガマ』で起きた事件
『チビチリガマ』では、戦争時に集団自決が行われています。
当時の日本では、アメリカ兵に捕まると凌辱の限りを尽くされて惨殺されると教育されていました。
このため、沖縄に上陸したアメリカ兵の投降の呼びかけに応じずに自決することを選択したひとがたくさんいました。
集団自決のはじまりは、18歳の女性だったそうです。
「アメリカにやられるくらいなら、お母さんにやられたい」と訴え、母はその願いに答え娘の首を切り、自分も自決しました。
これを切っ掛けに、自決するひとが続出。
最終的に85人もの命が失われることになったのです。
追記『肝試しによるいたずら』
2017年9月、『チビチリガマ』でちょっとした事件が起こりました。
犯人は『チビチリガマ』入り口の看板を引き抜き、「世代を結ぶ平和の像」の石垣を破壊!さらに内部の瓶やつぼ等が割られて散乱していたそうです。
また遺骨にも手を掛けていたらしく、遺族の方の怒りを誘いました。
後日、本島中部の16歳、18歳、19歳の無職少年と17歳の型枠解体工の少年が器物破損の曜日で逮捕されました。
犯行の動機は、肝試しと話しました。
彼らは、『チビチリガマ』で起きた悲劇を知らなかったと答えたそうです。
4人は保護観察処分となり、遺族への謝罪や『チビチリガマ』の修復・清掃、集団自決にかんするレポート作成を行いました。
戦争の記憶が薄れているのですね…。
忘れたい記憶だとしても、しっかり受け継いでいくべき出来事なのですが…。
『チビチリガマ』でウワサされる怪異
『チビチリガマ』では、多くの心霊的な現象が噂されています。
肝試しに行った人の話によると、車の窓に無数の手形が残されていたそうです、
他にも、子供の声が聞こえた、赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるなどの噂もあるようです。
噂される怪異
- 子どもの声が聞こえる。
- 赤ちゃんの泣き声が聞こえる。
- 肝試しの帰りに車に謎の手形がついていた。
特に夜に訪問すると、危険な現象が起こるそうです。
しかし、多くの霊が眠る土地なので礼節はわきまえましょう。
まとめ
今回ご紹介した『チビチリガマ』は、過去に悲しいを持つ場所です。
『チビチリガマ』は、その歴史から心霊スポットとして有名になっていますが、面白半分や興味本位で訪問するのは避けるべきでしょう。
ただし、戦争の悲惨さを今に伝える大切な場所なので、沖縄を訪れた際には足を運び亡くなった方に手を合わせて頂けると幸いです。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
またのご来館をお待ちしております。