東京都には、トンネルの心霊スポットが数多く存在します。
そのなかでも、最も怖いとされているのが『旧旧吹上トンネル』です。
旧旧吹上トンネルzは、以前にご紹介した『旧吹上トンネル』の上を走る、大正時代につくられた古いトンネルです。
周囲を木々に囲まれたこの廃トンネルでは、どのような出来事があり、どんな心霊現象が起きるのでしょうか?
本記事では、東京都の心霊スポット『旧旧吹上トンネル』についての情報を紹介していきます。
東京都『旧旧吹上トンネル』とは
『旧旧吹上トンネル(きゅうきゅうふきあげとんねる)』は、東京都青梅市に存在する廃トンネルです。
1904年に竣工された東京ではじめての道路トンネルで、トンネル上部には吹上峠(標高281m)が存在します。
旧旧吹上トンネルは完成から100年以上が経過していることもあり、老朽化が進んでいます。そのため、崩落の危険を考慮して2009年の3月に出入り口が鉄の扉で封鎖され立ち入りが禁止されています。
また、旧旧吹上トンネルへ続く道も荒れ放題となっているため、近づくのも一苦労と言った感じです。
トンネルのある土地は、私有地なので無断で侵入すると犯罪となります。
『旧旧吹上トンネル』で起こる心霊現象
現在でこそ封鎖されている旧旧吹上トンネルですが、かつては内部に侵入し移動することが可能でした。
その頃にトンネル内に入った人の多くが、心霊現象を体験したと言われています。
女性の幽霊
旧旧吹上トンネルで噂される心霊現象のひとつは、『女性の幽霊が目撃される』です。
殺人事件の被害者である女性が、幽霊となってトンネル内に出現するそうです。
この女性の幽霊に話しかけると、世にも恐ろしい顔になって追いかけてくると言われています。
女性の幽霊は、着物で目撃されることや白い洋服姿だったりと様々な姿で目撃されているようです。
謎の音が聞こえる
噂される2つ目の現象は、『トンネル内で聞こえる謎の音』です。
旧旧吹上トンネルを歩いていると、どこからともなく水の音が聞こえてきたり、背後から人の声が聞こえてくると言われています。
聞こえてくる声は、幼い少女の話し声や鳴き声など様々な声だそうです。
背後から聞こえてくる声や音に反応して振り向いてしまうと、大勢の幽霊が追いかけてくることもあると言われています。
心霊写真
旧旧吹上トンネルでは、写真を撮影すると心霊写真が撮影できると言われています。
トンネル内、トンネル外を問わず、写真を撮ると幽霊やオーブが写り込むことも珍しくないそうです。
ウワサされる心霊現象
- 女性の幽霊が目撃される。
- 謎の音が聞こえる。
- 心霊写真が撮影される。
心霊現象はトンネル系のスポットでよくみられる内容です。
『旧旧吹上トンネル』の場所
住所 | 東京都青梅市 |
最寄り駅 | 石神前駅 |
アクセス | 石神前駅から徒歩38分 |
備考 | 旧旧吹上トンネルは鉄の扉で封鎖されています。 |
旧旧吹上トンネルは廃道となっているため、地図上に存在しません。新吹上トンネルが目標となります。
『旧旧吹上トンネル』で過去に起きた事件・事故
旧旧吹上トンネルは、過去に殺人事件の舞台になったという噂が流れています。
ただし、どれも入手できる情報に限界があり、嘘か本当かは判断できない状態です。
殺人事件
旧旧吹上トンネルの入り口付近に存在する廃墟は、民家とも茶屋とも言われています。
この廃墟では、過去に殺人事件が発生したと言う噂があるようです。
茶屋は、昭和30年ころまで営業していましたが、ある時、強盗が押し入り一家全員が殺害されてしまったのだそうです。
殺害されたうちの最期のひとりは、トンネルの中まで逃げ延びましたが最後には命を落すことになりました。
幼女死体遺棄事件
旧旧吹上トンネルは、幼女死体遺棄事件が発生した場所だと噂されています。
東京近辺で幼女を誘拐して殺害した宮崎勤が、死体を遺棄した場所が旧旧吹上トンネルであると言われていまが、『旧吹上トンネル』や『旧小峰トンネル』も該当のトンネルであるとされており、正確なところは不明です。
あくまでもウワサレベルの話となるようです。
『旧旧吹上トンネル』心霊スポット化の理由を考察
旧旧吹上トンネルが心霊スポット化したのは、旧吹上トンネル同様、廃トンネルであることと殺人事件の噂が原因だと考えられます。
旧吹上トンネルの記事でも述べたのですが、古いトンネルや廃トンネルは、存在するだけで心霊スポットとして扱われやすい傾向があります。
これは、古いトンネルの内部は非常に不気味な上、壁面の汚れやシミなどがシミュラクラ現象により、人の顔に見えることが理由です。
そのような環境に殺人事件の噂が加わると、心霊スポットとしての噂が広がっていくことになるのです。
旧吹上トンネルと旧旧吹上トンネルの心霊現象や事件の情報がほぼ同じなのも、考察を証明していると言えるでしょう。
『旧旧吹上トンネル』訪問時の注意点
旧旧吹上トンネルは、現在では完全に封鎖されているので立ち入ることは出来ません。
また、私有地内に存在するトンネルなので、許可なく侵入すると犯罪になってしまいます。
無許可での立ち入りは、絶対にやめましょう。
万が一、許可を得て立ち入る場合でも、100年以上前につくられたトンネルは内部で崩落が起きる危険が考えられます。
足場も悪いことが予想されるので、十分な準備を整えてから訪問することが大切です。
基本的には、近づかない方が良いでしょう。
体験談・噂話
鳴き声
午後21時ごろ。現在は閉鎖されているため、北側の入り口を目指して、向かう事にした。
旧吹上トンネルを出た辺りから急な坂道を登る。獣道と言っていい、人があまり来ていないだろ道。
照明が無いと何も見えないひたすらな暗闇の中を本当にその方向か分からないままひたすら歩く。
分かれ道に来て、以前見た映像の看板が見えた。しかし文字が消えていて分からない。感で右側は行くとトンネルの前へ行けた。
ライトでトンネルを照らしたり、来た方向を照らしたら、光の当たらない場所の暗さがとにかく凄かった。
そんな光を色々な所へあててると動物と思われる鳴き声が聞こえてきた。
最初はあまり気にしてなかったが、だんだんと猿が興奮してなく声に聞こえてきた。
そして、どんどんと音が近付いて来ていた。
野生の動物かも知れないが、とにかく凄い興奮した鳴き声から私は襲われる恐怖に陥り、とにかく逃げるようにトンネルを後にした。
あのままいたら襲われていたような気がする。旧旧吹上トンネルの北側へ行かれる時は、気をつけて欲しい。
心霊ほぼ実話「心霊スポットの恐怖体験談」より引用
https://scarystory.surudake.com/story.php?spotcd=22#chapter_taikendan_1436
まとめ
本記事では、東京都の心霊スポット『旧旧吹上トンネル』の情報を紹介してきました。
旧旧吹上トンネルは、旧吹上トンネルと新吹上トンネルと同じ峠上に存在する廃トンネルです。
完成したのは100年以上前で、崩落の危険があるため現在では、完全に封鎖されています。
また、私有地内に存在するトンネルであるため、立ち入りは完全に禁止です。
3つの吹上トンネルは、位置関係が近いこともあり噂される心霊現象は、ほぼ同じ内容となっていて主に女性の幽霊が目撃されています。
心霊スポットになった要因である、過去に起きたとされる事件も同じ内容で、特に旧吹上トンネルと旧旧吹上トンネルは混同されることがあるようです。
オカルト好きとしては、現地に行って詳しく心霊現象を検証したいところではありますが、同地が私有地である事と封鎖されていることから訪問はお勧めしません。
先人たちが残した動画や書籍などで、情報を楽しむにとどめておきましょう。
トンネル内もそこまでの道中も物理的な危険があるようです。