大阪府泉南市に位置する堀河ダムは、美しい自然環境と桜の名所として知られています。
その一方で、数々の心霊現象の噂が絶えない場所としても有名です。
本記事では、堀河ダムの概要をはじめ、噂されている心霊現象や過去の事件・事故、心霊スポット化の背景、そして訪問時の注意点について解説します。
大阪府の心霊スポット『堀河ダム』とは
『堀河ダム(ほりごダム)』は、大阪府泉南市にある農業用の重力式コンクリートダムです。
1971年(昭和46年)に完成し、堤高は45.4メートル、堤頂長は130メートル、総貯水容量は約251.9万立方メートルで、主に農業用水の供給を目的とし、周辺地域の農業発展に寄与しています。
湖岸には約500本の桜が植えられており、春には「大阪みどりの百選」にも選ばれるほどの美しい景観を楽しむことができます。
その一方で、堀河ダムは心霊スポットとしても知られています。
過去に妊婦が投身自殺をしたという事件があり、それ以降、夜中にダムの壁をよじ登る赤ん坊の幽霊や女性の霊が目撃されるそうです。
さらに、2014年にはダム近くで男女3人が車内で練炭自殺をする事件も発生しています。
このような背景から、堀河ダムは心霊スポットとしての一面も持ち合わせています。
ただし、詳細な情報や事実関係については不明な点も多く、噂の域を出ない部分もあります。
『堀河ダム』で起こる心霊現象
赤ん坊の幽霊
堀河ダムでは、夜中にダムの壁をよじ登る赤ん坊の幽霊が目撃されるという噂があります。
この噂は、過去に妊婦が投身自殺したという事件が関係していると噂されています。
幽霊の目撃談は、主に夜間に報告されており、訪問者の中には赤ん坊の泣き声を聞いたという話もあります。
女性の幽霊
ダムの壁をよじ登る女性の霊も、堀河ダムでは有名な心霊現象の一つです。
この幽霊は、前述の妊婦の霊である可能性が高いとされています。
母親が赤ん坊の霊を追いかけるように現れるという話が付随して語られることもあります。
この霊は深夜のダムで目撃されることが多く、目撃者は「女性のうめき声のような音を聞いた」や「霧の中に人影が見えた」と言っているそうです。
男性や少年の幽霊
堀河ダムでは、男性や少年の幽霊が目撃されるという噂もあります。
これらの霊に関して具体的な事件や背景は語られていませんが、自殺や事故が多発していることが影響していると考えられています。
訪問者の中には、暗闇の中で何者かの視線を感じたり、背後から小さな足音が聞こえたりしたと証言する人もいるそうです。
少年の幽霊については、ダム近くで遊んでいた子供が水に落ちて命を落としたという噂がありますが、これを裏付ける具体的な記録は確認されていません。
ウワサされる心霊現象
- 赤ん坊の幽霊がダムを登る姿が目撃される。
- 女性の幽霊が赤ん坊の幽霊を追いかけてダムを登る姿が目撃される。
- 男性や少年の幽霊が目撃される。
『堀河ダム』の場所
住所 | 〒590-0512 大阪府泉南市信達童子畑586 |
最寄り駅 | JR阪和線「山中渓駅」 |
アクセス | ・JR阪和線「山中渓駅」から徒歩 ・南海本線「樽井駅」からバス |
備考 | ・バスの運行本数が限られている可能性があります。 ・徒歩での移動は距離が長くなります。 |
私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『堀河ダム』で過去に起きた事件・事故
堀河ダムでは、多くの事件や自殺が起きたと噂されています。
これらの出来事は、堀河ダムが心霊スポットとして認識される要因の一つとなっています。
2014年8月:男女3人の練炭自殺
2014年8月26日午前8時45分頃、大阪府泉南市信達童子畑にある堀河ダム付近の路上で、停車中の軽乗用車内に男女3人が倒れているのが発見されました。
3人はすでに死亡しており、目立った外傷はありませんでした。
車内には練炭が入った七輪が2個あり、府警は集団自殺とみています。
亡くなったのは、大阪府泉南市と神戸市に住む30代の男性2人と、兵庫県西宮市に住む20代の女性とされています。
車は施錠されておらず、目張りもされていませんでした。また、遺書は見つかっていないとのことです。
2022年6月:救助中の溺死事故
2022年6月19日午前11時50分頃、大阪府泉南市信達童子畑にある堀河ダムで、釣りに来ていた男性から「ダムで溺れている人がいる」と119番通報がありました。
消防隊員が駆けつけ、39歳の男性を引き上げましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
この男性は、知人の45歳女性ら計4人でダムを訪れ、遊泳中でした。女性の子どもである12歳の男子中学生が溺れかけたため、助けに向かった際に自らも溺れたとされています。
男子中学生にけがはありませんでした。
水辺は事故が起こりやすいので訪問時は注意が必要ですね。
『堀河ダム』心霊スポット化の理由を考察
堀河ダムが心霊スポットと呼ばれる背景には、周辺で起きた事故や自殺が深く関係していると考えられます。
特に、自殺や死亡事故で亡くなった人々の供養のためにお地蔵様が建てられていることや、過去に出産間近の妊婦が投身自殺をしたという話が広く知られています。
妊婦の自殺後、夜中にダムの壁をよじ登る赤ん坊の幽霊や、母親と思われる女性の霊が目撃されたとの噂が広まりました。
これらの出来事に、ダムの持つ独特の雰囲気が加わることで、堀河ダムは心霊スポットとしての知名度を高めたのでしょう。
ダム周辺には自殺の名所としての噂もあるようです。
『堀河ダム』訪問時の注意点
堀河ダムを訪れる際は、安全第一を心がけましょう。
ダム周辺には足場が悪い場所が多く、特に夜間は視界が悪く危険です。
そのため、訪問は明るい時間帯に行い、無理のない範囲で行動してください。
また、心霊スポットとして訪れる場合でも、地元住民への配慮を忘れないことが大切です。
騒音を立てたり、ゴミを放置したりせず、マナーを守りましょう。
さらに、立ち入り禁止区域や私有地には無断で入らないようにし、法令を遵守してください。
まとめ
本記事では、大阪府の心霊スポット『堀河ダム』について紹介しました。
堀河ダムは、大阪府泉南市に位置する農業用の重力式コンクリートダムで、1971年に完成しました。
湖岸には約500本の桜が植えられ、春には「大阪みどりの百選」に選ばれる美しい景観が楽しめます。
しかし、この自然豊かな環境の一方で、堀河ダムは心霊スポットとしても知られています。
特に、夜中にダムの壁をよじ登る赤ん坊の幽霊や、女性の霊を見たという報告があります。
これらの噂の背景には、過去に妊婦が投身自殺をしたという話があり、その後、赤ん坊や女性の霊が現れるようになったとされています。
堀河ダム周辺では、自殺や事故も多く報告されています。2014年8月には、ダム近くで男女3人が車内で練炭自殺を図る事件が発生しました。
また、2022年6月には、ダムで遊泳中の男性が溺れかけた知人女性の子供を助けようとして溺死する事故も起きています。
これらの出来事が、堀河ダムを心霊スポットとしての認識を高めている要因といえます。
堀河ダムを訪れる際は、安全第一を心がけましょう。特に夜間の訪問は避け、明るい時間帯に行くことを推奨します。
また、地元住民への配慮として、騒音やゴミの放置を避け、マナーを守ることが大切です。
さらに、立ち入り禁止区域や私有地には無断で入らないよう、法令を遵守してください。
堀河ダムは美しい自然と歴史を持つ一方で、数々の心霊現象の噂がある場所です。
訪問の際は、安全とマナーを守り、節度ある行動を心がけて楽しみましょう。