愛媛県伊予市の谷上山公園にある谷上山展望台、かつては第一と第二展望台が存在していました。
しかし、第一展望台は老朽化により2002年に解体され、現存するのは第二展望台のみになっています。
この場所は、美しい景観が人気で観光地として知られていますが、その裏では、怪奇現象の噂が囁かれているのです。
本記事では、愛媛県の心霊スポット『谷上山第二展望台』の情報を紹介していきます。
愛媛県の心霊スポット『谷上山第二展望台』とは

愛媛県伊予市に位置する谷上山第二展望台は、標高約455.47メートルの谷上山の中腹に設けられた五階建ての鉄筋コンクリート造りの展望施設です。
総工費約3,210万円で谷上山公園に建設され、展望台からは、伊予市や松山市の市街地、伊予灘、さらには遠く中国地方の島々まで一望できます。
春には約500本の桜が咲き誇り、満開の桜と眼下に広がる伊予灘の景色を同時に楽しめる花見スポットとして人気があります。
また、夜景スポットとしても知られ、伊予市や松山市の美しい夜景を眺めることができます。
展望台からは、東南には雄大な皿ヶ峰連峰の山々が左右に開け、北方には松山市を擁する道後平野とそこを貫流する重信川が展開し、西は伊予灘が広がり、遠くは中国地方の島々が一望の中に収められています。
施設内には無料で利用できる望遠鏡が設置されていて、訪問者は、美しい景観を楽しむことが可能です。
アクセスは、福田寺から約200メートル登った地点で道が二手に分かれ、左の急な坂道を進み、さらに約100メートル進んだ地点で左の急坂を登ると駐車場があり、そのすぐ上に第二展望台があります。
駐車場は約30台分が無料で利用可能ですが、展望台までの道のりは暗い場所もあるため、懐中電灯の持参をおすすめします。
また、山道は狭く、車のすれ違いが難しい箇所もあるため、運転には十分な注意が必要です。
『谷上山第二展望台』で起こる心霊現象

展望台に2人の女性の幽霊が!
谷上山第二展望台で囁かれる噂に女性の幽霊の目撃談があります。
女性の幽霊は2人が目撃されていて、それぞれ別の女性の霊だといわれています。
ただ、2人の女性の幽霊が同時に出現するのか、別々の場所で明らかに異なる女性の幽霊が目撃されているのかは、不明のようです。
また、女性の声だけがどこからか聞こえて来るという噂もあります。
女性の幽霊2人の話の派生なのか、2人で展望台を訪問した人の片方は、カップルとすれ違ったがその友人はカップルを目撃しなかったという話もあるようです。

女性の幽霊は、首吊り自殺をした女性だと言われているようです。
足音や声が聞こえる
「誰もいないはずの場所から足音や話し声が聞こえる」という噂も、谷上山第二展望台で起きる心霊現象のようです。
展望台から後をついて来るかのような足音や、耳元で囁かれるような声が良く起きる現象だと言われています。
また、車のエンジン音が聞こえるのに、実際には車はどこにも居ないという話もあるそうです。
不気味な視線や気配
谷上山第二展望台を訪れる人々の多くが、「視線を感じる」「背後に誰かがいる気配がする」といった体験をしているそうです。
視線や気配は、友人と話をしている時や、展望台で景色を眺めている最中に、突然感じられることが多いと言われています。
気になって背後を振り返っても誰もいない、しかしその感覚がぴったりと張り付いているように感じ、恐怖心を煽るそうです。
ウワサされる心霊現象
- 2人の女性の幽霊が出現する。
- 謎の足音や声が聞こえて来る。
- 不気味な視線や気配を感じる。
『谷上山第二展望台』の場所
住所 | 愛媛県伊予市上吾川 |
最寄り駅 | 鳥ノ木駅 |
アクセス | 鳥ノ木駅から歩いて34分 |
備考 | 夜間は暗いので危険 |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『谷上山第二展望台』で過去に起きた事件・事故
自殺者の噂
谷上山第二展望台自体に関する具体的な事件や事故の記録は見当たりませんでした。
しかし、この展望台は「自殺の名所」とも呼ばれており、首吊り自殺をする者が多いとの噂があります。
特に、2人の女性の霊が目撃されており、彼女たちは自殺者ではないかとも言われています。
近隣の大谷池に人柱の噂がある
谷上山第二展望台の近隣には「大谷池」という別の心霊スポットが存在し、そことの関連性も指摘されています。
その大谷池では、工事中に多くの人柱が立てられたという伝承があります。
大谷池の心霊現象の影響が谷上山第二展望台にも及んでいる可能性が示唆されているようです。
『谷上山第二展望台』心霊スポット化の理由を考察

谷上山第二展望台が心霊スポットとして広く知られるようになった背景には、いくつかの要因があると考えられます。
まず、展望台には「自殺の名所」としての噂が広まっていました。
特に首吊り自殺が多発しているという話がインターネット上や口コミで語られ、場所自体に負のイメージが付着しているのだと考えられます。
この展望台での自殺に関する具体的な記録は見つかっていないようですが、自殺の情報は地元でしか共有されないこともあるため事の真偽は不明です。
また、古びた建造物が持つ独特な雰囲気も、心霊現象の噂にひと役買っていることは間違いないでしょう。
谷上山第二展望台は、廃墟ではないものの建造されてから、長い時間が経過したことでかなり古びてしまっています。
観光地とされているものの、実際にはそれほど訪問者はおらず、建物周辺は寂しさを感じさせます。
このように、悲劇的な自殺の噂と建物が醸し出す雰囲気が心霊スポットの噂を印象付けているのだと考えられます。

SNSやインターネットで情報が拡散されることも、心霊スポット化を促進した要因でしょう。
『谷上山第二展望台』訪問時の注意点
谷上山第二展望台を訪れる際には、安全確保とマナーの遵守を心掛けて行動してください。
展望台までの道のりは暗く、足元が不安定な箇所もあるため、懐中電灯を持参し、足元に注意したほうが良いでしょう。
地元の方の迷惑にならないよう、大声を出したりゴミを放置したりしないよう心掛け、場所への敬意を忘れないようにしましょう。
興味本位での訪問であっても、他者への配慮を怠らないことが求められます。
また、万が一、不安を感じたり体調が優れない場合は訪問を控えることをおすすめします。
何かしらの異常を感じた場合は、速やかにその場を離れ、何よりも自身の安全を最優先に行動してください。
まとめ
本記事では、愛媛県の心霊スポット『谷上山第二展望台』の情報を紹介しました。
谷上山第二展望台が心霊スポットとして知られるようになった背景には、自殺の名所としての噂や建物の雰囲気が関係していると考えられます。
また、訪問者の体験談も、この場所の心霊スポット化に拍車をかけていることに間違いありません。
人影の目撃、足音や声、不気味な視線や気配、急な気温の低下など、数々の心霊現象が報告されることで、多くの人に心霊スポットとしての印象が強く刻まれたのでしょう。
その結果、谷上山第二展望台は、観光地としてだけでなく、心霊現象を求める探訪者や興味本位で訪れる人々の注目を集めることになったのです。