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千葉の心霊スポット『おせんころがし』お仙の悲劇が伝わる断崖絶壁!

「おせんころがし」は、千葉県勝浦市大沢地区の海岸沿いに位置する高さ数十メートルの断崖絶壁です。

絶壁は約4キロメートルにわたって続いており、その中腹には旧国道が通っており、かつては交通の難所として知られていました。

この地名には、領主の娘である「お仙」にまつわる複数の悲しい伝説が伝えられています。主なものを以下に紹介します。

千葉県の心霊スポット『おせんころがし』とは

おせんころがしの景色

「おせんころがし」は、千葉県勝浦市大沢地区の海岸沿いに位置する、高さ数十メートルの断崖絶壁です。

断崖は、約4キロメートルにわたって続き、その中腹には旧国道が通っており、かつては交通の難所として知られていました。

この地名には、領主の娘である「お仙」にまつわる複数の悲しい伝説が伝えられています。主なものを以下に紹介します。

1. 領民のために命を捧げたお仙の伝説

お仙は、領主である父親の贅沢や重い年貢の取り立てに心を痛め、父に対して領民の負担を軽減するよう懇願しました。

しかし、父親はこれを拒否。失望したお仙は、父の着物を身にまとい、領民の怒りを鎮めるために自ら断崖から身を投げました。

翌朝、領民たちは断崖下でお仙の遺体を発見し、その犠牲を悼みました。

2. 父親の身代わりとなったお仙の伝説

領主の娘であるお仙は、領民の窮状を知り、父親に年貢の軽減を訴えましたが、受け入れられませんでした。

その後、領民たちの怒りが爆発し、領主を断崖から突き落とそうとしました。

しかし、実際に突き落とされたのは、父親の身代わりとなったお仙でした。

3. 継母の嫉妬による悲劇

お仙の父親が後妻を迎えましたが、継母はお仙を疎ましく思い、断崖の上で萱を刈るよう命じ、そこでお仙を突き落としました。

お仙は崖に引っかかりましたが、継母はさらに彼女を蹴り落とし、命を奪いました。

これらの伝説はいずれも、お仙の犠牲的な行動や悲劇的な最期を描いており、その名が「おせんころがし」として地名に残っています。

また、1951年には「おせんころがし殺人事件」と呼ばれる凄惨な事件が発生しました。

犯人の栗田源蔵は、母子4人をこの断崖から投げ落とし、うち3人が命を落としました。

この事件は、栗田が他にも複数の殺人を犯していたことから、連続殺人事件として社会に大きな衝撃を与えました。

現在、「おせんころがし」周辺には供養碑が建てられ、訪れる人々に当時の悲劇を伝えています。

また、断崖沿いの旧道は廃道となっていますが、一部は遊歩道として整備されており、訪れる際には安全に十分注意が必要です。

『おせんころがし』で起こる心霊現象

崖下で泣く女性の幽霊のイメージ画像

女性の泣き声が聞こえる

「おせんころがし」では、夜になると崖の上から女性のすすり泣くような声が聞こえるという報告が寄せられています。

この現象は、領主の娘・お仙が父親の代わりに突き落とされてしまったという伝説や、1951年に発生した「おせんころがし殺人事件」で命を落とした母親の霊が関係しているのではないかと考えられています。

特に風が強い夜や霧が出ているときに、この泣き声を聞いたという体験談が多いようです。

ある訪問者は「確かに遠くで女性が泣いているような声が聞こえたが、周囲には誰もいなかった」と証言しています。

また、泣き声は耳元で聞こえる場合もあり、「ふと振り返ると、誰もいないのにすすり泣きがはっきりと聞こえた」という話もあるようです。

この泣き声は、地元の住民の間でも知られており、夜にこの場所へ行くことを避ける人も少なくありません。

写真に謎の人影が写り込む

「おせんころがし」を訪れた人々の中には、撮影した写真に奇妙な人影や顔が写り込んでいることがあるようです。

これらの写真には、明らかに現場にはいなかったはずの人物の姿や、不自然に浮かび上がる顔のようなものが映ることがあり、心霊写真として話題になることもあります。

特に、1951年の殺人事件が発生した崖付近や、お仙が落とされたとされる岩場で撮影した写真には、白い影のようなものや、ぼんやりとした人の顔が写ることが多いとされています。

ある訪問者が撮影した写真では、背後に黒い人影が立っていたものの、撮影時には誰もいなかったとのことでした。

また、心霊写真とは別に、カメラのピントが急に合わなくなる、シャッターが切れなくなるといった現象も報告されており、「おせんころがし」周辺ではカメラや電子機器に異常が発生することがあるとされています。

崖下から手招きする影が見える

「おせんころがし」では、崖下を覗き込んだときに、人影が手招きをしているのが見えたという噂があります。

人影は、霧が立ち込める夜や、月明かりが弱いときによく目撃されるそうです。

ある訪問者の証言によると、「崖の下を何気なく見たら、白い影のようなものが動いていた。

最初は波のせいかと思ったが、よく見ると明らかに人の形をしており、こちらに向かって手を振っているようだった」というものがあります。

また、夜中に車で訪れた人の中には、「車を降りて歩いていると、崖の下から『おいで』という女性の声が聞こえたが、怖くて覗き込むことができなかった」という体験を語る人もいます。

誰もいないのに背中を押される

「おせんころがし」でのもう一つの恐ろしい現象が、誰もいないのに背中を押されるような感覚を覚えるというものです。

これは特に、崖の縁や旧道沿いを歩いているときに多く報告されています。

訪問者の中には、「景色を見ようと崖の方に歩いていたら、突然背中をグッと押されたような感覚があり、思わず足を踏み外しそうになった」という体験談を語る人もいます。

しかし、周囲には誰もおらず、突風が吹くような状況でもなかったため、霊的な何かの仕業ではないかと考えられています。

この現象について、地元の伝承では「お仙の無念の霊が今でもさまよい、訪れる人を引きずり込もうとしている」と言われることもあります。

また、1951年の事件で命を落とした母子の霊が、助けを求める形で人を引き寄せようとしているのではないかとする説もあります。

ウワサされる心霊現象

  • 女性の泣き声が聞こえる
  • 写真に謎の人影が写り込む
  • 崖下から手招きする影が見える
  • 誰もいないのに背中を押される

『おせんころがし』の場所

住所〒299-5256 千葉県勝浦市大沢215
最寄り駅最寄り駅はJR外房線の行川アイランド駅
アクセスJR外房線の行川アイランド駅から徒歩約7~10分
備考断崖絶壁のエリアであり、足場が不安定な場所も存在

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。

『おせんころがし』で過去に起きた事件・事故

おせんころがしには、語り継がれている伝承がある他、殺人事件が起きています。

これらの出来事から、おせんころがしは悲劇の場所として知られています。

お仙伝説

昔、上総の国、奥津(現在の興津)大沢の海辺の村に、お仙という美しく気立ての良い娘が住んでいました。

お仙が十二の時、優しかった母親が亡くなり、病身の年老いた父と二人でひっそりと暮らしていました。

ある日、親孝行なお仙は、村人から大沢の浜の高い崖に根を張る磯菊が父親の病気に大変良いと聞き、それを取ってきては煎じて父親に飲ませることにしました。

危険な場所でしたが、娘の孝行の心が通じたのか、父親の病気は次第に良くなりました。

お仙は成長するにつれ、益々美しくなり、その美貌は近隣でも評判となりました。

ある時、心の良くない土地の代官にその美しさが伝わり、代官はお仙を自分の元に置きたくなりました。

多くのお金を持って使いの者がお仙の家に来ましたが、父親は代官屋敷に行けば娘が不幸になると考え、固く断りました。

しかし、代官は手を変え品を変え頼んでも聞き入れてもらえないため、怒り、ついに父親を殺してしまおうと考えました。

ある日、代官は家来に命じてお仙の居ない間に父親を連れ出し、縄で縛り猿轡をはめて筵巻きにしてしまいました。

夜暗くなったら海の中に転がし落とすつもりだったのです。お仙は磯の仕事から帰る途中、それを見て息の止まるほど驚きました。

お仙は父親を助けて家に帰し、父親が安心して眠ると、そっと家を出ました。

暗い崖の上でお仙は自ら筵巻きになり、代官はお仙とも知らず、崖下に転がし落としました。

この悲劇から、この断崖は「おせんころがし」と呼ばれるようになりました。

お仙伝説には、複数のパターンがあるようです。

おせんころがし殺人事件

1951年(昭和26年)10月10日、犯人の栗田源蔵は、国鉄上総興津駅で偶然出会った母子4人を家に送ると称して誘い出し、「おせんころがし」近辺で脅迫しました。

彼は長男(6歳)と長女(11歳)を殴打して崖から投げ落とし、さらに母親(29歳)を強姦した後、背中に背負っていた次女(3歳)と共に崖から投げ落としました。

この事件で、長女だけが奇跡的に生き延びました。

栗田は他にも複数の殺人を犯しており、連続殺人事件として社会に大きな衝撃を与えました。

『おせんころがし』心霊スポット化の理由を考察

崖下から手招きする人影のイメージ画像

「おせんころがし」が心霊スポットとして知られるようになった背景には、地元に伝わる伝説や過去に発生した事件が深く関係しています。

お仙の自己犠牲の伝説や、1951年の凄惨な殺人事件は、多くの人々の記憶に深く刻まれていることは確実です。

これらの悲劇的な出来事が重なり合い、訪れる人々の間で心霊現象の噂が広まり、心霊スポットとしての認識が定着したと考えられます。

『おせんころがし』訪問時の注意点

「おせんころがし」を訪れる際には、安全面に十分注意しましょう。

断崖絶壁のエリアで足場が不安定な場所も多いため、転落の危険があります。

特に夜間の訪問は視界が悪く危険なため、訪問を避けて明るい時間帯に訪れることをおすすめします。

また、他の観光客の迷惑になるような行動は控えるように気を付けて下さい。

まとめ

本記事では、千葉県の心霊スポットと呼ばれる『おせんころがし』の情報を紹介しました。

おせんころがしは、千葉県勝浦市の断崖絶壁に広がる美しい景観を持つ一方で、哀しい伝説や凄惨な事件の歴史を抱える場所でもあります。

領主の娘・お仙にまつわる伝説や、1951年に発生した「おせんころがし殺人事件」など、長い年月の中で多くの悲劇がこの地で起きています。

こうした背景から、心霊スポットとしても注目され、多くの人々の興味を惹きつけています。

しかし、この場所は単なる観光地や心霊スポットではなく、供養塔が建てられ、地元の人々にとっても特別な意味を持つ場所です。

訪れる際には、その歴史や背景を十分に理解し、敬意を持った行動を心掛けることが大切です。

また、断崖沿いの道は危険な箇所も多く、夜間の訪問は特にリスクが高いため、安全面にも細心の注意を払いましょう。

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