京都府亀岡市に位置する廃モーテル「サンリバー」は、地元で有名な心霊スポットとして知られています。
老ノ坂トンネル近くの脇道を進むと、その廃墟が姿を現します。
かつて営業していたこのモーテルは、廃業後に放置され、今では荒廃が進み、落書きや不法投棄が目立つ状態となっています。
本記事では、京都府亀岡市の心霊スポット『モーテルサンリバー』の情報を紹介します。
京都府亀岡市の心霊スポット『モーテルサンリバー』とは



『モーテルサンリバー』は、京都府亀岡市の老ノ坂峠近く、国道9号線の老ノ坂トンネル手前の脇道を進んだ先に佇む廃ホテルです。
この場所は「首塚ラブホテル」や「老ノ坂の廃モーテル」などとも呼ばれています。
モーテルサンリバーは、ガレージ付きの平屋建ての客室と、2階建ての管理棟から構成されています。
一部の情報源では、過去にこのモーテルで若い女性が殺害され、遺体が2階のベッドの下に隠されていたという話が伝えられています。
しかし、実際にそのような事件が発生したという確固たる証拠は見つかっておらず、これらの話は噂の域を出ないようです。
モーテルサンリバーの管理棟の2階の窓に若い女性の霊が現れるという噂があり、女性のすすり泣く声やうめき声が聞こえるといった心霊現象が報告されています。
現在、建物は荒廃が進み、内部には多くの落書きやゴミの不法投棄が見られます。
モーテルサンリバーは私有地であり、立ち入りは禁止されています。
『モーテルサンリバー』で起こる心霊現象

モーテルサンリバーでは、訪れた者が体験する数々の心霊現象が報告されています。
特に夜間は、その異変を感じる人が多いとされています。
以下に、代表的な怪奇現象について詳しく掘り下げて説明します。
女性の霊の目撃談
モーテルサンリバーで最も多く報告されている心霊現象は、管理棟の二階の窓際に立つ若い女性の霊の目撃情報です。
彼女は白い服を着ており、無表情でじっと外を見つめているとされ、目が合った瞬間にふっと消えてしまうといわれています。
目撃者によっては、女性の幽霊が赤い服を着ていたという証言もあるようです。
また、この女性の霊に関しては「すすり泣く声が聞こえる」という噂があります。
深夜にモーテルの周辺を歩いていると、かすかに「ヒック…ヒック…」と嗚咽のような音が聞こえることがあるそうです。
周囲を確認しても声の正体は分からず、建物内から響いてくることが多いといわれています。
この声を聞いた直後に体調を崩したり、悪夢を見るようになったという体験談もあります。
さらに、目撃者の中には「女性の姿が見えた後、急に空気が重くなり、強い視線を感じた」と話す人もいます。
不気味な音
モーテルサンリバーでは、建物内から奇妙な音が聞こえてくるという現象が報告されています。
音の種類はさまざまで、「壁を叩くような音」「足音」「何かを引きずるような音」が聞こえてくることがあるそうです。
壁を叩く音は、静寂の中で突然「コン…コン…」と小刻みに響くことがあり、時には「ドンッ!」と勢いよく叩かれるような衝撃音がすることもあるといいます。
特に管理棟の二階でこの現象が頻発し、夜間に訪問した者の中には、何度も壁を叩かれる音を聞いた後、恐怖で逃げ出したという人もいます。
また、足音についても報告が多く、「誰もいないはずの廊下を、ゆっくりと誰かが歩くような音が聞こえた」という証言が相次いでいます。
足音はまるでこちらに近づいてくるように響き、振り返っても誰もいないというケースが多いとのことです。
さらに、管理棟の階段を上り下りする音を聞いたという話もあります。
一部の訪問者は「重いものを引きずるような音を聞いた」と証言しており、夜になると「ゴゴゴ…」という低いうなり声のような音が建物内から響くことがあるそうです。
異様な雰囲気と心霊写真
モーテルサンリバーに足を踏み入れると、多くの人が「異常な寒気を感じる」と口を揃えます。
建物内に入った瞬間、気温が一気に下がったように感じることが多く、夏場でも背筋が凍るような寒気に襲われることがあるそうです。
この現象は管理棟の二階で強く感じられ、長時間滞在すると気分が悪くなる人もいるといわれています。
さらに、圧迫感や「見られている感覚」に襲われることもあるそうです。
モーテルの廊下や部屋の隅に立っていると、まるで誰かが背後からじっと見つめているような感覚を覚えることがあるといわれています。
中には「耳元で何か囁かれた」「急に背中を押された」といった体験をした人もいるようです。
このような異常な雰囲気のため、訪れた人の中には「建物内に入った瞬間に息苦しくなり、すぐに出てきた」という人も少なくありません。
また、写真撮影を行うと、不自然な影や光が写り込むことがあるともいわれています。
特に、管理棟の窓を撮影すると、誰もいないはずなのに人影が写り込むことがあると報告されており、その影の姿が女性のものだったという話もあります。
写真を確認すると、異常なノイズが入っていたり、撮影時には見えなかった顔のようなものが写っていたというケースもあるようです。
ウワサされる心霊現象
- 女性の霊の目撃談がある。
- 不気味な音が聞こえてくる。
- 異様な雰囲気を感じることがある。
- 心霊写真が撮影される。
『モーテルサンリバー』の場所
住所 | 京都府亀岡市篠町王子(正確な位置は非公開) |
最寄り駅 | JR嵯峨野線(山陰本線)「亀岡駅」 |
アクセス | 亀岡駅から車で約15分 |
備考 | 私有地の可能性が高いため無断侵入厳禁 |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『モーテルサンリバー』で過去に起きた事件・事故
女性の殺害事件
モーテルサンリバーでは、過去に管理棟の二階で女性の殺害事件が起きたといわれています。
この事件の詳細については公式な記録を見つけることができず、真偽は不明です。
ただ、都市伝説のような形で語り継がれている噂ですが、その内容があまりにも生々しく、多くの人々に恐怖を与えています。
噂の内容は、ある夜、モーテルの一室で若い女性が何者かに襲われ、命を奪われたというもののようです。
さらに、その遺体はしばらくの間発見されることなく、ベッドの下に隠されていたという話もあります。
この事件が発覚した後、モーテルの評判は急速に悪化し、客足が遠のき、最終的には廃業に追い込まれたといわれています。
土地の曰く
モーテルサンリバーの周辺には、『老ノ坂トンネル』や『首塚大明神』が近接しています。
このため、その一帯は「怪異が発生しやすい場所」として認知されています。
『モーテルサンリバー』心霊スポット化の理由を考察

モーテルサンリバーが心霊スポットとなった理由は、かつてこの場所で起きたといわれる女性の殺害事件の影響が大きいと考えられます。
実際に事件が発生したかは不明ですが、オカルト好きにとっては興味を強く惹かれる情報といえるでしょう。
噂される心霊現象がこの女性の幽霊であることからも、その影響の大きさがうかがえます。
また、廃墟が持つ特有の不気味な雰囲気も、心霊スポット化の要因のひとつでしょう。
廃墟化して放置されたホテルには、独特の空気感が漂います。
過去に起きたといわれる事件の噂と、廃墟が持つ雰囲気が『モーテルサンリバー』を心霊スポットとして有名にしたのでしょう。
『モーテルサンリバー』訪問時の注意点
モーテルサンリバーは老朽化が進んでおり、立ち入るのは非常に危険です。
また、私有地であるとの情報もあるため、無断での侵入は違法となります。
安全面と法律遵守の観点から、モーテルサンリバーへの立ち入りは避けた方がよいでしょう。
まとめ
本記事では、京都府亀岡市の心霊スポット『モーテルサンリバー』の情報を紹介しました。
モーテルサンリバーは、京都府亀岡市に位置する廃モーテルです。
過去に発生したといわれる殺人事件をきっかけに、心霊スポットとしての知名度を高めました。
女性の霊の目撃情報や怪奇現象が数多く報告されており、地元では「絶対に近づいてはいけない場所」として恐れられています。
しかし、現在では老朽化が進み、建物自体が危険な状態にあるため、探索は極めてリスクが高いといえます。
また、私有地である可能性もあるため、無許可で立ち入ることは推奨されません。
興味がある人は、あくまでも遠くから観察し、伝承や怪談として楽しむ程度にとどめるのが賢明でしょう。