東京都豊島区池袋に位置する超高層ビル『サンシャイン60』。
多くの人々が訪れる人気の商業施設ですが、明るい話題の裏に恐ろしい噂が囁かれているのをご存じでしょうか?
かつてこの地には、巣鴨拘置所(通称「巣鴨プリズン」)が存在し、戦犯の処刑が行われた場所として知られています。
そのためなのか、サンシャイン60では数々の心霊現象が起きると言われています。
本記事では、東京の心霊スポット『サンシャイン60』の情報をご紹介します。
東京の心霊スポット『サンシャイン60』とは


サンシャイン60は、東京都豊島区東池袋に位置する地上60階建ての超高層ビルです。
サンシャインシティの中核をなすランドマークで、1978年に完成した当時は、アジアで最も高い建物として注目を集めました。
建設地はかつて巣鴨拘置所があった場所で、戦後は「巣鴨プリズン」として知られ、東條英機らの戦犯処刑が行われました。
現在では、展望台「テンボウパーク」やスカイレストランをはじめ、オフィスフロア、医療機関、地下駐車場など多彩な施設が集約されています。
2023年には展望台がリニューアルオープンし、海抜251メートルからの絶景を楽しめる人気スポットとなっています。
また、関東大震災規模の地震にも耐えることができる造りになっていて、長周期地震動対策も行われているそうです。
アクセスは池袋駅や東池袋駅から便利で、サンシャイン水族館やプラネタリウム「満天」など、周辺施設も充実。
歴史的背景と現代的施設が融合したこのビルは、多くの人々に愛されています。
『サンシャイン60』で起こる心霊現象

地下駐車場の13階段の恐怖
サンシャイン60の地下駐車場には「13階段」と呼ばれる階段があり、この階段を登ると2週間以内に大けがをすると噂されています。
この階段は、かつて巣鴨プリズンで処刑に使用された絞首台を連想させることから、恐怖の対象となっています。
また、深夜になると周囲が異様に静まり返り、空気が重くなるという話もあるようです。
階段を登る最中に異音が聞こえたり、背後に人の気配を感じるなどの噂も流れています。
さらに、この階段で不可解な転倒事故が起きたという話が複数あり、「何かに引きずり込まれそうになった」と語る人もいるようです。
兵士の足音や話し声が聞こえる
サンシャイン60の地下駐車場では、夜間になると兵士の足音や話し声が聞こえるという噂があります。
これは、巣鴨プリズンで戦犯として収容されていた兵士たちの霊がさまよっていると言われているようです。
足音が規則正しく響く一方で、周囲には誰もいないという体験をした人もいるとされています。
また、「はっきりとした軍歌のようなものが聞こえた」という証言もあり、霊感がない人もこの現象を体験したと語っています。
東池袋中央公園の石碑
サンシャイン60に隣接する東池袋中央公園には、その歴史を刻む石碑が存在します。
この石碑を夜間に撮影すると、カメラに異常が発生したり、写真に不審な光や人影が写り込むことがあるとされています。
また、「カメラが急に動作しなくなった」「石碑を触ると急に体が重く感じた」という噂もあります。
展望台から飛び降りる影
サンシャイン60の展望台では、飛び降りる人影を目撃したという報告があるようです。
しかし、実際に人が飛び降りた形跡はなく、影だけが消えるそうです。
この影は突然現れ、展望台の縁に近づくような動きを見せた後、ふっと消えると言われています。
影は夜間に目撃されることが多く、見た者に理解できない恐怖を与えるそうです。
首無しライダーが出現する
サンシャイン60の周辺では、「首無しライダー」と呼ばれる幽霊が出現すると言われています。
深夜の駐車場や周辺道路で目撃されることが多く、無音で走るバイクに乗る姿が強い印象を与えると言われています。
その姿を目撃すると事故に遭うと言われており、事故が多発している地点で特に目撃情報が多いようです。
目撃者によると、ライダーは一瞬だけ現れ、その後すぐに消えてしまうそうです。
ウワサされる心霊現象
- 地下駐車場の13階段の噂がある。
- 東池袋中央公園の石碑。
- 兵士の足音や話し声が聞こえる。
- 展望台から飛び降りる影が目撃される。
- 首無しライダーが出現する
- 重苦しい空気が流れている。
『サンシャイン60』の場所
住所 | 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3丁目1-1 |
最寄り駅 | 池袋駅(JR山手線) 東池袋駅(東京メトロ有楽町線) |
アクセス | 東京メトロ有楽町線 東池袋駅から徒歩で約3分 ・地下通路で直結 |
備考 | 施設利用時のルール遵守 |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『サンシャイン60』で過去に起きた事件・事故

戦犯とされた人達が処刑された
日本が太平洋戦争で敗れた直後の1945年11月、連合国軍総司令部(GHQ)は、この場所にあった東京拘置所を接収し、「戦犯(戦争犯罪人)」を収容する刑務所を開設しました。
「巣鴨プリズン」と呼ばれ、旧日本軍関係者を中心に、多いときで約2000人が収容されていたそうです。
東条英機元首相ら7人がA級戦犯として処刑され、BC級戦犯も53人が処刑されました。
極東国際軍事裁判では、市民の虐殺など「人道に対する罪」にあたるとされたC級、捕虜虐待など通常の戦争犯罪にあたるB級、そして、侵略戦争で「平和に対する罪」を犯したとされるA級の3つがあり、これらの区分は、罪の重さによるものではありません。
元海軍大佐、実松譲氏が書いた『巣鴨獄中記』によると、BC級戦犯については、死刑になるかならないか、いつ処刑されるのか、一切知らされなかったそうです。
ある日、突然呼び出され、処刑されるため、いつ、どのようになるのかわからない、という非常に緊張した精神状態に置かれていたようです。
自殺者がいる

20代女性
1998年8月25日、20代の女性がスカイデッキから飛び降り自殺をする事案が発生しています。
この出来事の後、柵が簡単に乗り越えられないものに変更、警備員も配備されるようになったそうです。
男子高校生
2012年8月24日午後7時40分ごろ、屋上の展望台から、男性が飛び降りました。
男性は1階エントランスの屋根に落下し、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
警察が所持品などを調べた結果、男性は高校生だと確認されたそうです。
男子高校生のバッグの中から「残念」などと書かれた遺書のようなメモが見つかったため、自殺と判断されました。
再び自殺が起きたことで、スカイデッキは閉鎖されることになりました。
『サンシャイン60』心霊スポット化の理由を考察
サンシャイン60が心霊スポットとして語られる最大の理由は、その土地の歴史的背景が大きな要因になっていると考えられます。
現在のサンシャイン60の建設地は、かつて巣鴨拘置所(通称「巣鴨プリズン」)と呼ばれる場所でした。
ここでは戦後、東條英機をはじめとする多くの戦犯が収容され、処刑が行われたそうです。
このことから、多くの死者の「怨念」や「未練」が土地に刻まれていると信じる人は少なくありません。
また、ビルの完成後も、自殺者の存在が不吉な印象に拍車をかけています。
特に高層階からの転落事故や自殺のニュースは、多くの人に強烈な印象を与え、心霊現象との関連を疑わせる原因になりがちです。
このような出来事や噂が繰り返し語られることで、「良くないことが起きる場所」との認識が広がり、心霊スポットとして認識されるようになったのでしょう。
『サンシャイン60』訪問時の注意点
ンシャイン60は商業施設やオフィスが入居するビルであり、多くの人々が訪れる場所です。
心霊スポットとしての興味から訪れる際も、他の訪問者や施設の運営に迷惑をかけないよう、マナーを守ることが重要です。
特に、深夜の立ち入りや無断での撮影などは避け、公共の場としてのルールを遵守しましょう。
まとめ
本記事では、東京の心霊スポット『サンシャイン60』の情報を紹介しました。
サンシャイン60は、その華やかな外観や多彩な施設からは想像しにくいですが、深い歴史と由来を持つ場所です。
かつての巣鴨プリズンの跡地に建てられたことから、心霊スポットとしての噂が絶えません。
地下駐車場の13階段や兵士の足音、首無しライダーの目撃情報など、多くの心霊現象が語られています。
しかし、これらの噂の多くは都市伝説や人々の想像に基づくものであり、科学的な証拠は存在しません。
訪問の際は、歴史を尊重し、現代の商業施設としての側面を楽しむことをおすすめします。