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トンネル内を歩く少女の恐怖!大阪府の心霊スポット「樫田トンネル」

大阪府高槻市と京都府亀岡市を結ぶ府道6号線に位置する「樫田トンネル」。

昼間は、ただの山間部を抜ける短いトンネルに過ぎませんが、夜になるとその雰囲気は一変し、地元では心霊スポットとして知られています。

電装系のトラブルや突然消える照明、少女の幽霊の目撃談、さらには車のシートから立ち上がる火の玉など、数々の不思議な話が語られているのです。

本記事では、現地で噂される心霊現象の数々や、トンネル建設時の事故の真偽、そしてこの土地に伝わる由来や伝説についてご紹介します。

大阪府の心霊スポット『樫田トンネル』とは

大阪府高槻市と京都府亀岡市を結ぶ府道6号(大阪府道枚方亀岡線)にある「樫田トンネル」は、昭和48年(1973年)に開通した唯一の車道トンネルです。

このトンネルができるまでは、昇尾峠(のぼりおとうげ)を越える険しい山道、いわゆる旧道が使われていました。

明治期や大正期の地図には、さらに古い「旧々々道」や「旧々道」といった表記も見られ、当時は徒歩や牛車での移動手段として利用されていたようです。

地図上では旧道が太めの線で描かれており、主要道であったことがうかがえますが、実際には歩行者中心の細い山道だった可能性もあります。

時代の変化とともに、こうした旧道の不便さや危険性が顕著になり、地域住民の強い要望を受けて整備が進められました。

現在の樫田トンネルは、旧道よりも利便性を高める目的で設けられており、比較的短く直線的な構造を持っています。

なお、詳細な構造上の特徴については明示されていません。

また、トンネル建設時に労働者が亡くなったという俗説もあるようですが、公的な事故記録や証拠は確認されておらず、真偽のほどは定かではありません。

大阪府の『樫田トンネル』で起こる心霊現象

自動車の電気系統に異常が!

樫田トンネルでは、深夜に走行中、突然ライトが消えたり、エアコンが止まる、エンジンが不安定になる――といった不可解な現象が起きるといわれています。

不思議なことに、トンネルを抜けるとそれらの不具合は自然におさまり、点検や修理に出しても車両には異常が見つからないそうです。

また、深夜2時になると、トンネル内の照明が一斉に消灯するという噂もあり、自動車に起きる異常現象と重なって不気味さを際立たせています。

少女の幽霊

樫田トンネルには、少女の幽霊が出現するといった噂があります。

ある夜、亀岡方面から走ってきた車の運転手が、トンネル内をとぼとぼと歩く少女の姿を見つけたそうです。

不思議に思いながら声をかけると、少女は「高槻まで行きたい」と答えました。

その足では目的地まで辿り着けるかもわからず、何より夜中に一人で歩く少女の姿に不憫さを感じた運転手は、後部座席に乗せることにしました。

会話のないまま車は走り続け、市街地に差しかかったその瞬間、少女の姿は跡形もなく消えてしまったといいます。

この話には、まるで後日談のような続きがあります。

消えた少女の出来事に恐怖を感じた運転手は、後部座席のシートを取り外して廃棄しようとしました。

ところが、すべてのシートを車外に出した直後、その中のひとつから火の玉のようなものが立ち上り、空へと昇っていったというのです。

この出来事は、現場に立ち会っていた警察官も目撃しており、1970〜80年代にはタウン誌でも取り上げられるほど有名な話として語り継がれています。

ウワサされる心霊現象

  • 自動車に電気系統に異常が起きる。
  • 深夜2時にトンネル内の照明が消える。
  • 少女の幽霊が出現する。
  • 車シートから火の玉が立ち上った。

ある意味では、定番のトンネル系怪談と言えます。

『樫田トンネル』の場所

住所大阪府高槻市
最寄り駅なし
アクセスJR高槻駅北口から高槻市営バス亀岡線に乗車し、杉生(すぎお)地区のバス停で下車
備考一番近い駅からでも徒歩で1時間以上

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。

『樫田トンネル』で過去に起きた事件・事故

トンネル建設時の作業事故


樫田トンネルでは、建設中に作業員が死亡したという噂があるようです。

しかし、実際の事故に関する情報は見つかっておらず、その真偽は不明です。

こうした噂は、トンネル建設のような大規模工事につきものの「定番の怪談」なのかもしれません。

自殺・排気ガストンネル伝説

樫田トンネルでは、過去に自殺者がいた、事故で命を落とした人がいる、排気ガスによる事故で亡くなった人がいる――といった噂が語られています。

しかし、これらの出来事については、根拠となる明確な情報が見つかっておらず、その真偽は定かではありません。

落人の土地伝説

トンネル周辺地域には、かつて平家の落人が住んでいた部落があったという言い伝えが残されています。

そのため、無念のうちに命を落とした平家の落人たちの魂が今もなお彷徨っていると語られているようです。

『樫田トンネル』心霊スポット化の理由を考察

樫田トンネルが心霊スポットと呼ばれるようになった理由には、いくつかの要因が考えられます。

そもそも、古いトンネルは人里から離れた山中に建造されている場合が多く、暗く、交通量が少ないこともあり、心霊スポット化しやすい傾向にあります。

古いトンネル自体に不気味な雰囲気が漂っていることに加え、その周辺の暗さが、恐ろしい話が生まれる要因となっているのでしょう。

それに加えて、トンネル内で頻発するとされる電気系統の異常や、深夜の照明消失は異常現象として目撃者の不安を煽り、心理的な影響を引き起こします。

さらに「少女の幽霊」という目撃談は、車での移動中に現れるという誰にでも起こり得る状況で語られ、見る者の感情に深く訴えかける要素となっています。

そこに、トンネル建設時の事故や平家落人伝説といった、土地の歴史的な死の記憶が重なることで、噂が広がっていったのだと考えられます。

『樫田トンネル』訪問時の注意点

  • 夜間の照明が消えるため、ヘッドライト予備や懐中電灯など十分な明かりを携行してください。
  • 舗装や路面が荒れた旧道区間もあるため、車・バイクの整備状況には注意てください。。
  • 周囲は住宅地もあるため、騒音や駐車・路上駐車は控え、地元迷惑にならぬよう配慮をしましょう。

まとめ

本記事では、大阪府で心霊スポットとされる「樫田トンネル」の情報をご紹介しました。

樫田トンネルは、昼間は何気ない山間の短いトンネルに過ぎません。

しかし、夜になると雰囲気は一変!周辺の暗さと覆いかぶさるような山の影が、訪問者に恐怖心を与えるのです。

そこに、電装の突発的なトラブルや深夜の照明の消失、少女の幽霊、シートから現れる火の玉などの怪談が加わることで、心霊スポットとしての噂が広がっていったのでしょう。

また、トンネル建設時の事故、平家の落人伝説、自殺者の噂、排気ガスによる死亡事故など、根拠に乏しい話も心霊スポット化に一役買っていると考えられます。

これらの要因がインターネットや雑誌を通じて拡散されることで、心霊スポットとしての地位が確立していったのでしょう。

ただし、実際の事故記録や公的文献が乏しいことから、「都市怪談」としての色合いも濃いのが実情です。

もし樫田トンネルを訪問する際は、安全とマナーを守り、地域の人たちの迷惑にならないように注意してください。

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