深夜のネットやテレビ番組などで、ときどき名前の挙がる「三途の川の踏切」。 まるであの世との境目のような、不穏な通称を持つこの踏切は、兵庫県尼崎市にあるJR神戸線の「武庫川東踏切」を指します。 武庫川の鉄橋のすぐ東側、川沿いの土手の上を横切るこの踏切は、複々線を列車がひっきりなしに行き交う、都市部らしい鉄道風景の一角です。 本記事では、「三途の川の踏切」と呼ばれるようになった場所がどこにあり、どのような環境・歴史を持つ踏切なのかを、心霊現象の噂はひとまず横に置いて、地理的・鉄道的な視点から整理してご紹介して ...