当サイトでは、夜間の心霊スポット訪問をおすすめしていませんが、やはり心霊現象=夜間に起きるものというイメージが強いのは周知の事実…。どうしても夜間の訪問を我慢できないという人もいるのではないでしょうか。
しつこいようですが、夜間は危険が増大するので心霊スポット訪問は推奨していないのですが、管理人自身もかつては仲間と一緒に夜間の心霊スポット巡りをしていたので、その気持ちが分からないわけではありません。
しかし、夜の心霊スポットは、昼間とはまったく異なり、足元は真っ暗で段差やぬかるみが見えにくく、街灯もほとんどない場所も多いため、スマホのライトだけでは危険なことも少なくありません。
この記事では、心霊スポット巡りや夜のロケに役立つライトの選び方と、管理人がおすすめするライトを10個紹介します。
安全対策はもちろん、写真・動画撮影を楽しみたい方も、ぜひ装備の見直しに役立ててください。
管理人は、夜間の心霊スポット訪問の際に、ぬかるみに膝までハマったことや海に落ちたことも一度や二度ではございません。今考えると、結構、危険だったと思いますね…。どうしても夜間に訪問するなら準備は大切です。
夜間の心霊スポットにライトは必要?
結論から言ってしまうと、「夜間の心霊スポット訪問にはライトが絶対に必要」です。
心霊スポットと呼ばれる場所の多くは、山中のトンネルや旧道、橋のうえ、廃墟周辺など、人通りや街灯が少ないエリアにあるケースが多いです。
真っ暗な中を歩くと、ちょっとした段差や溝、ガラス片や鉄くずに気づけないことがあり、転倒やケガのリスクが一気に高まります。
スマホのライトを使用する人もいますが、スマホのライトは「手がふさがる」「バッテリーを消耗する」という弱点があります。片手がふさがった状態で転倒すると、受け身がとれずに大ケガにつながる可能性が高くなります。
また、途中で電池が切れると、真っ暗になるだけでなく、緊急時に連絡できなくなってしまう危険があるのです。
管理人が心霊スポット巡りをしていたころは、昔ながらの懐中電灯のあかりを頼りに散策していましたが、明るさが十分ではなく、段差に躓いてこけたり、溝にハマったり、落ちたりすることはザラでした。
今考えれば、何の準備もなく暗闇をうろついても大きなケガや事故につながらなかったのは、とても運が良かったのだでしょう。
このような点から、スマホとは別に独立したライトを1つ持っておけば、足元の安全確保+非常時の備えとして大きな安心感につながることが分かると思います。
さらに、写真・動画撮影をする場合もライトは重要です。暗闇での撮影はカメラがピントを合わせづらく、ノイズだらけになりがち…。
ライトで対象物や周囲を照らすことで、臨場感のある映像を残しやすくなります。
ライトを選ぶときのポイント
最近のライトは、ただ明るいだけでなく色々な特徴があります。
ここでは、ライトを選ぶ際に気にしたいポイントを解説していきます。
明るさ
まずはじめにライト選びで重要なのが、当然「明るさ」です。
一般的に明るさは、ルーメン(lm)という数値で表され、数字が大きいほど明るくなります。夜間に心霊スポットを訪問する場合、足元を照らすだけなら100〜200ルーメン程度でも十分です。
しかし、足元だけでなく周囲を広く見渡したり、撮影時に使いたい場合は300ルーメン以上あると安心です。
照射距離
ルーメン数で悩んだら「どこまで届くか」をチェック!
ライトのパッケージには、明るさを示す「ルーメン(lm)」と並んで、「照射距離」という項目が書かれていることがあります。
照射距離は、そのライトの光が実用的な明るさで届く最大の距離を表したものです。
どの程度の明るさなら「届いている」状態なのかというと、メーカーの基準では、おおよそ満月の夜の月明かりと同じ程度で、約0.25ルクス以上の照度があるかどうかが目安になっています。
この基準をもとに、「照射距離100m」と書かれていれば、そのライトは最長で100m先までを月明かり程度の明るさで照らせる、という意味になります。
防水・耐衝撃
明るさの次に大事なのが「防水・耐衝撃」です。心霊スポットは、屋外にある場合が多いので、急な雨に降られたり、地面に落としてしまうこともあります。
防滴〜防水規格に対応したライトを選んでおくと、ライトが故障するリスクを減らせます。
特に山道や河川敷、海沿いのスポットを歩く場合は、防水性能が高いモデルがおすすめです。
電源(電池or充電式)
ライトの電源も忘れずにチェックしておきましょう。ライトには「乾電池式」と「充電式」があります。
乾電池式は、コンビニで売っている電池が使用できるので、現地で手軽に電池を交換できるため、非常に安心感があります。
充電式はUSBで充電できてランニングコストが低いので便利ですが、事前の充電管理が必須になります。
最近では、「充電式+乾電池式」のハイブリッドタイプもあるので、管理人的にはハイブリッドタイプが便利かと思っています。
ハイブリッド式を選ばない場合は、「メインは充電式+予備で小型の電池式ライト」など、複数持ちも心霊スポット巡りでは心強い組み合わせです。
持ち方
ライト選びでは、「どれくらい明るいか」だけでなく、どのように持つタイプかもとても大事なポイントです。
同じ明るさでも、持ち方が変わるだけで使い心地や安全性が大きく変わるので、持ち方ごとの特徴を解説します。
ヘッドライト
頭に装着するタイプで、視線の方向=光の方向になります。
見たい方向を常に照らせて、両手も自由に使えるため、夜道や段差の多い場所、夜間の心霊スポットなどではいちばん安全性が高いライトといえるでしょう。
ヘッドライトは、地震や水害などの災害時にも役に立つので、ひとつ持っておくと安心できるアイテムです。
欠点としては、ヘッドライトを頭に装着すると、かなり本気な姿になるため悪目立ちする可能性がある点ですが、安全のためと思えば安いものかも知れません。
ネックライト
首にかけて胸元〜足元をふんわり照らします。
ヘッドライトほどガチな見た目にならず、頭の締め付けもないので、ライト初心者や普段使いにも向いています。
ただし遠くをピンポイントで照らすのは少し苦手です。また、歩行に合わせて明かりが大きく揺れることがあるので、視界が安定しないことも欠点と言えるでしょう。
手持ちライト(懐中電灯)
片手で持つ昔ながらの懐中電灯タイプで、遠くの建物や橋、トンネルの奥などを集中的に照らしたいときに便利です。
片手がふさがるため、足元の安定した照明としてはヘッドライトほど頼りになりません。
特に、山道や廃墟の周辺など心霊スポットでみられる荒れた場所では、転倒時に落としてしまうこともあるので注意が必要です。
ヘッドライトと組み合わせると、更に効果的に暗闇を照らすことが出来るほか、万が一の際の予備として携帯しておくと安心感が増加します。
その他(クリップライト・帽子ライト・ランタンなど)
ポケットやバッグに挟むクリップライト、キャップのツバに付ける帽子ライト、置いて使うランタンなどもあります。
これらはサブ用や休憩時の照明として組み合わせると便利です。
理想は、「足元を照らすライト(ヘッド or ネック)」+「遠くを照らす手持ちライト」というように、持ち方の違うライトを組み合わせて使用することです。
ライトを選ぶときは、明るさや電源だけでなく、「自分はどんな持ち方で使いたいか」も一緒に考えてみてください。
ハイブリット式のヘッドライトと予備を持つとかなり強いかも!
管理人おすすめのライト10選
ここでは、管理人がおすすめのライトを10種類紹介します。
GENTOS NRX-280H ハイパワーCOB LEDヘッドライト

GENTOS NRX-280H は、面発光のCOB LEDを採用したヘッドライトで、手元から足元までをムラなく照らしてくれるのが特徴です。
点の光ではなく面の光なので、段差や路面の凹凸がとても見やすく、夜道を歩くときの安心感が大きく高まります。明るさは屋外の散策や心霊スポット巡りにも十分で、広い範囲を一度に確認したい人に向いています。
頭に装着するだけで両手が空くため、スマホやカメラを構えながらの歩行にも相性が良い一台です。
GENTOS ヘッドウォーズ HW-K533H

GENTOS ヘッドウォーズ HW-K533H は、「とりあえず1本持つならこれ」と言えるバランスの良いヘッドライトです。
十分な明るさと信頼性に加え、国産メーカーならではの扱いやすさが魅力です。スポット寄りの配光で、足元だけでなく少し先の様子もはっきり照らせるため、橋やトンネル、坂道などの確認にも役立ちます。
乾電池式なので、もしものときはコンビニで電池を調達できるのも心強いポイントです。心霊スポット巡りから車のトラブル、災害時の非常灯まで幅広く活躍してくれます。
PETZL ティキナ

PETZL ティキナは、登山やキャンプの定番として長く愛されている、軽量コンパクトなヘッドライトです。
難しい操作はほとんどなく、ボタン一つで明るさを切り替えられるシンプルさが魅力。
最大光量は必要十分なレベルで、街灯のある夜道や、軽い山道、心霊スポットの下見などにはちょうどいい明るさです。
軽くてかさばらないため、バッグに常時入れておく「お守りライト」としても優秀といえます。ヘッドライト初心者でも扱いやすく、初めての1本にもおすすめできます。
Black Diamond Spot Lite 200

Black Diamond Spot Lite 200 は、アウトドアブランドらしいタフさと実用的な明るさを兼ね備えたコンパクトヘッドライトです。
200ルーメンながら、登山やトレイルでも使えるレベルの光量があり、完全な暗闇でなければ十分に頼りになります。
防水性能も備えているため、天候が変わりやすい山や河川敷、海辺の心霊スポットにも持ち出しやすいモデルです。
軽量で装着感も良く、長時間つけていても疲れにくいので、歩き回る調査スタイルの人に向いています。
Ledlenser H5R Core

Ledlenser H5R Core は、フォーカス機能を備えた本格派の充電式ヘッドライトです。
つまみを回して光を絞ることで、足元を広く照らしたり、離れた対象物をピンポイントで照らしたりと、状況に応じた使い分けができます。
ドイツメーカーならではの綺麗な配光で、光のムラが少なく、夜道でも目が疲れにくいのが特徴です。
防水・防塵性能も高く、雨天の心霊スポット巡りや山間部の探索にも安心して持ち出せます。充電式でランニングコストを抑えたい人にも向いています。
NITECORE NU25

NITECORE NU25 は、超軽量クラスのUSB充電式ヘッドライトで、「とにかく軽くしたい」人にぴったりのモデルです。
ヘッドバンド込みでも重さをほとんど感じにくく、長時間の歩行や撮影中に付けっぱなしにしていてもストレスが少ないのが魅力です。
主灯のほかに赤色ライトや近距離用の柔らかい光も備えており、真っ暗な場所から手元作業まで幅広く対応できます。
モバイルバッテリーからの充電にも対応しているため、連泊の旅や複数スポットを巡る遠征にも心強い一台です。
パナソニック LEDネックライト

パナソニックのLEDネックライトは、日常使いと非常用を兼ねられる、気軽さが魅力の首かけライトです。
ペンダントのように首から下げるだけで胸元から足元を柔らかく照らしてくれるため、夜の散歩やペットの世話、鍵の開け閉めなどのちょっとした場面にぴったりです。
ヘッドライトのような「ガチ装備感」がなく、街中でも違和感なく使えるのも大きなメリットといえるでしょう。
ボタン電池で動作し、本体も軽量なので、普段からバッグに忍ばせておくと、いざというときに頼れる存在になります。
GENTOS Onez OZ-R2X 首掛け充電式LEDライト

GENTOS Onez OZ-R2X は、首にかけて使うタイプの充電式LEDライトで、「ヘッドライトは苦手だけれど両手を空けたい」という方に向いたモデルです。
左右に伸びるアーム部分から前方を照らす構造のため、足元から少し先までを自然な角度で照らしてくれます。
明るさも十分あり、心霊スポットの駐車場から現地までの移動や、荷物の整理、簡単な撮影補助などに使いやすい一台です。
USB充電式で繰り返し使えるので、ランニングコストを抑えたい人にもおすすめです。
FENIX C6V30 充電式LEDライト

FENIX C6V30 は、タフな作りと高出力が魅力の充電式フラッシュライトです。
手持ちタイプならではの遠射性能があり、ダムや橋の上から水面の様子を確認したり、森の奥やトンネルの先を照らしたりするのに向いています。
複数の明るさモードを備えているため、手元作業から広範囲照射まで、状況に応じた使い分けがしやすいのもポイントです。
防水性もしっかりしているので、雨の多い季節や水辺の心霊スポット巡りでも安心して使えます。ヘッドライトと組み合わせれば、探索能力が一気に高まります。
モンベル コンパクトヘッドランプ

モンベル コンパクトヘッドランプは、日本のアウトドアブランド・モンベルが手がける小型ヘッドライトです。
最大光量は60ルーメンと控えめですが、そのぶん電池持ちが良く、近距離の足元照射やテント周りの作業、街灯のある夜道などでは十分に使えます。
非常に軽量でコンパクトなため、ポケットや小さなポーチにも収まり、登山や旅行の「予備ライト」としても優秀です。
カラー展開もあり、アウトドア装備になじむ落ち着いたデザインなので、普段使いの防災グッズとしても取り入れやすい1本です。
ライトを使うときの注意点
ライトは心霊スポット巡りで安全のための必須アイテムですが、使い方を間違うと周囲への迷惑になってしまうこともあります。使用時は他人への迷惑にならないように注意しましょう。
特に気をつけたいのは、民家や走行中の車、通行人の顔にライトを向けないことです。強い光を当てると眩しいだけでなく、運転者の目を幻惑し、交通事故の原因にもなります。
また、心霊スポットの多くは、近隣の住民にとっては「通常の生活圏」や「死者が静かに眠る場所」です。墓地や慰霊碑、公園内では、ライトを振り回したり、必要以上に明るくして騒ぐのは控えましょう。
ライトは、最低限の明るさで足元と周囲を確認しつつ、マナーの範囲で行動することが大切です。
さらに、立ち入り禁止区域や危険箇所に無理に入り込まないことも大切です。どれだけ明るいライトを持っていても、老朽化した床や崩れかけた階段の安全性が保証されるわけではありません。
ライトはあくまで「安全に撤退するための道具」と考えて、度を超えた探検や無理な検証行為は避けるようにしてください。
基本的には、当サイトでは心霊スポットへの訪問は非推奨です。心霊スポットに近づかないこと、訪問するなら昼間にすること、法律や決まり事には絶対に従うこと。これらを守って行動してください。
まとめ
本記事では、心霊スポット巡りで安全を確保するために役立つライトの選び方と、管理人がおすすめしたいライトを紹介しました。
本サイトでは心霊スポットの訪問は推奨していませんが、どうしても夜間に訪問したいという気持ちも理解できます。そのため、どうしても好奇心が抑えられない人に向けて本記事を執筆しました。
心霊スポットを夜間訪問する場合、スマホのライトだけでは十分とは言えません。夜間の心霊スポットは、あなたが想像するよりもさらに深い暗闇が広がっていることも珍しくないのです。
一寸先も見えないほどの暗闇を、安全に歩くためにしっかり照らしてくれるライト。撮影や検証にも使えるハイパワータイプのライト。両手を自由に使いながら足元を確保できるヘッドライトやネックライト。
そして、非常時にはモバイルバッテリー代わりにもなるような、多機能ライトなど、状況に応じて頼りになるアイテムはさまざまです。
こうしたライトを、自分のスタイルや行き先に合わせて上手に組み合わせることで、夜の心霊スポット巡りはぐっと安全で、落ち着いて雰囲気を味わえるものになります。
安全対策をしっかり整えたうえで、ただ、恐れるだけでなく、心霊スポットが持つ歴史や背景にも思いを馳せながら訪れてみてください。
ライトを賢く選んで、安全第一の心霊スポット巡りを!しつこいようですが、本サイトでは心霊スポットの訪問は推奨していません。

