東京都多摩市中沢に位置する中沢池公園は、小さな池を中心に広がる、自然に囲まれた静かな公園です。
季節ごとに草花が咲き、昼間は地元住民が散策や花見に訪れます。子ども向けの遊具は設置されていないものの、池で釣りを楽しむ人でにぎわいます。
一方で、夜になると昼間とは異なる静寂に包まれ、不気味な雰囲気を醸し出します。
その雰囲気は、噂される心霊現象や都市伝説的な過去の事件と相まって、訪問者に強い恐怖心を抱かせるというのです。
本記事では、東京都の心霊スポットとされる「中沢池公園」についての情報をご紹介します。
東京都の心霊スポット『中沢池公園』とは







中沢池公園は、東京都多摩市中沢一丁目にある小規模な近隣公園です。
公園の中央には中沢池があり、周囲は住宅地と府中カントリークラブの緑に囲まれています。
園内には木造の水車小屋や木製の時計塔風オブジェ、小川、芝生広場、東屋があり、初夏には花菖蒲が見頃を迎え、近隣住民でにぎわいます。
中沢池の起こりは、江戸時代の寛文年間(1661~1672)の農業用ため池にさかのぼると伝えられ、その後の改修を経て現在の姿になりました。
公園は昭和54年(1979)に開園し、平成2~3年度(1990~1991)には親水整備として水路の改修や菖蒲園の拡張が行われています。
公園内に子ども向けの遊具はありませんが、池は釣り場として開放され、主にヘラブナ釣りが楽しまれています。
釣りに関しては、キャッチ&リリース、返しのない針の使用、ルアー・リール釣りや生餌の禁止など、現地掲示のルールに従ってください。
園内の花菖蒲田は、例年5月下旬~6月中旬が見頃です。
春の桜、初夏の紫陽花(アジサイ)、夏の百日紅(サルスベリ)、秋の紅葉など、四季折々の景観も楽しめます。

中沢池での釣りのルールは、釣行ガイドにも記載があります。
『中沢池公園』で起こる心霊現象

女性の幽霊の目撃情報がある
中沢池公園では、夜間に池の周辺で白い服の女性の霊を見た、という噂がささやかれています。
池の水面に「首だけが浮かんでいた」「白い服の女性がこちらを見つめていた」といった恐ろしい噂も伝わっています。
幽霊の姿が見えない場合でも、水辺や木陰に正体不明の気配を感じた、という話もあります。
心霊写真が撮影される⁉
中沢池公園を訪れた人の間では、撮影した写真に「不気味な人影が写っていた」「白い靄や球状の光(オーブ)が映り込んだ」といった噂がささやかれています。
なかには、フラッシュが光った瞬間に謎の人影が浮かび上がったという話もあります。
インターネット掲示板やQ&Aサイトでも「心霊写真が撮れる」という噂が取り沙汰されることがあり、中沢池公園はオカルト好きの間でたびたび話題にのぼる場所とされています。
ウワサされる心霊現象
- 女性の幽霊が目撃される⁉
- 心霊写真が撮影される⁉
『中沢池公園』の場所
住所 | 〒206-0036 東京都多摩市中沢1-33 |
最寄り駅 | 小田急多摩線「唐木田」駅 |
アクセス | 小田急多摩線「唐木田」駅から徒歩約15分 京王バス「新天本病院」下車 徒歩約9分 |
備考 | 釣りのルール現地掲示に従いましょう。 夜間訪問は極力避けましょう。 |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『中沢池公園』で過去に起きた事件・事故

中沢池公園に関する過去の事故・事件について、公的な記録は確認できていません。
一方で、地元では「中沢池で女性が衣服をはぎ取られたうえ、首を切られて殺害された」という凄惨な噂がささやかれています。
しかし、これを裏付ける公的な情報源は見当たらず、都市伝説として扱うのが妥当です。
また、「子どもが池で溺れて命を落とした」といった話も伝わっていますが、こちらも詳細な記録や信頼できるソースは確認できません。
先の殺人事件と同様に、伝聞・噂の域を出ないものとして受け止めるのがよいでしょう。

「多摩市貝取一丁目マンホール内失踪女性殺人事件」が元になっている噂なのかも知れませんね。
『中沢池公園』心霊スポット化の理由を考察

中沢池公園が心霊スポットと呼ばれるようになった背景には、夜の闇に溶ける水辺の静けさと暗さが影響していると考えられます。
人けのない夜の水辺という環境は、心理的に恐怖や不安を呼び起こしやすいものです。
ひとりで黒々とした水面を見つめていると、まるで引き込まれるかのような恐ろしさを覚えることもあります。
こうした体験が「幽霊の話」を生み、それが「殺人事件」の噂と結びつくことで、より強烈な物語として広まっていったのでしょう。
『中沢池公園』訪問時の注意点
中沢池公園の訪問は、昼間の明るい時間帯に行い、夜間の訪問は避けたほうが良いでしょう。
夜間は園内が非常に暗く、人通りも少なくなります。
水辺は滑りやすく、池の周囲では転倒や落水の危険があります。
思わぬ事故を防ぐためにも、安全第一で行動してください。
また、公園は住宅街に隣接しています。深夜の騒音や路上駐車、無断撮影などは近隣の迷惑となるため控えましょう。
心霊現象を目的とする場合でも、大人数での訪問や大声での会話は避け、マナーを守って行動してください。
まとめ
本記事では、東京都の心霊スポットとされる「中沢池公園」を紹介しました。
中沢池公園は、多摩市中沢にある小規模ながら、池を中心とした自然豊かな公園で、昼間は穏やかな散策スポットです。
しかし夜になると、「女性の幽霊が見える」「心霊写真が撮れる」といった噂がささやかれ、不気味な雰囲気が漂いはじめます。
これらの噂は、過去に起きたといわれる女性の殺害事件や子どもの溺死事故に由来するとされますが、そうした出来事について公的な記録は確認できていません。
あくまで都市伝説として捉えるのがよいでしょう。
したがって、実際に心霊現象が起きるかどうかは定かではありませんが、訪問する場合は安全面から夜間は避けたほうが無難です。
これは心霊的な理由ではなく、夜間は園内が暗く足元が見えにくいこと、池の周辺は滑りやすく、転倒や落水の危険があるためです。
安全を確保するためにも、できるだけ昼間に訪れるようにしましょう。