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東京都の心霊スポット「八国山」夜の山道で少女の霊が恐怖を招く!

東京都東村山市と埼玉県所沢市にまたがる「八国山緑地」。

東西約1.5〜1.9km、南北300mほどの雑木林と尾根道が延びる自然豊かな緑地で、武蔵野の原風景が残る土地です。

「八国山」という名前は、かつてここから関東エリアの八つの国が望めたことが由来だと言われています。

鎌倉時代には新田義貞が「久米川の戦い」の際に陣を張ったと伝えられていて、それを示す「将軍塚」という石碑が残されているそうです。

また、アニメ映画『となりのトトロ』に登場する「七国山」のモデルとなった場所でもあり、サツキとメイの母が入院していた「七国山病院」のモデルとなった新山手病院も、敷地内に位置しています。

一見穏やかな山ですが、夜になると雰囲気は一転!恐ろし気な心霊現象の噂が語られるに相応しい不気味さを醸し出すのです。

本記事では、東京都の心霊スポット「八国山」をご紹介します。

東京都の心霊スポット『八国山』とは

「八国山」は、東京都東村山市と埼玉県所沢市にまたがる約1.9kmの細長い尾根状の緑地です。

標高は約89.4mで、実体としては都立の都市緑地「八国山緑地」で、東村山市に広がる狭山丘陵の東端部に位置します。

名前の由来は、古くは律令時代、この地から関東の八つの国(武蔵・相模・上野・下野・常陸・上総・下総・安房)を見渡せたことから来ていると言われています。

園内は雑木林の尾根道が続き、東西約1.5km・南北約300mの帯状地形が特徴です。


開園は1990年6月1日、面積は約37.1ha(371,475㎡)で、主なスポットは「ころころ広場」「ほっこり広場」「ふたつ池」などで、四季の自然観察やウォーキングが中心の利用形態です。

1333年の鎌倉幕府討伐戦「久米川の戦い」では、新田義貞がこの地に本陣を敷き、将軍塚と呼ばれる場所に石碑が残されています。


観光地としては、ハイキング・犬の散歩・休憩利用が中心で、年間利用者は約30〜47万人規模(都の推計)とまずまずの賑わいを見せています。

特に、季節の移り変わりが楽しめる、春や晩秋に来園者が増える傾向がうかがえます。


また、狭山丘陵は『となりのトトロ』の舞台とされる地域として紹介されることが多く、周辺の病院や施設と絡めたモデル説も語られます(諸説あり)。

ネット上では、心霊スポットとしての噂や体験談の投稿も見られますが、公式には自然公園であり、日中は家族連れや散策者が目立つ落ち着いた雰囲気の公園です。

『八国山』で起こる心霊現象

落ち武者の霊

八国山では、夜になると甲冑をまとった落ち武者の霊が尾根道を彷徨うという噂が語られています。

森の奥から不意に足音が聞こえたり、誰もいないはずの場所で小枝が折れるような音が響いたりといった現象が起きると言われています。

訪問者の中には「背後から誰かがついてくるような気配を感じた」と語る人もいるそうです。

この地は1333年の久米川の戦いで新田義貞が布陣した歴史があり、このような噂に説得力が生じているようです。

少女の幽霊が出現し手招きする

八国山では、夜の森の奥に高校生ほどの年齢の少女の幽霊が現れるという噂があります。

少女の幽霊は、訪問者に向かって「こっちにおいでよ…」と小さな声でつぶやき、手招きをしてくるそうです。

この声を聞き、思わずその声に着いて行きそうになったという話もあります。

また、少女の幽霊の顔は恐ろしく、目が真っ黒だった、牙を剥いていたといった噂もあるようです。

自殺者の霊が彷徨う

自殺者の霊が出現し、道に迷うように働きかける、悩みがある人や心の弱っている人を死に誘うという噂があるようです。

八国山で、過去に自殺者が多発しているのは、自殺した者の霊が生きている人を惑わすからだという噂もあるのだとか…。

ウワサされる心霊現象

  • 落ち武者の霊が出現する
  • 少女の幽霊が出現し手招きする
  • 自殺者の霊が彷徨う

『八国山』の場所

住所〒189-0026 東京都東村山市 多摩湖町4丁目
最寄り駅西武園線「西武園駅」
アクセス西武園線「西武園駅」徒歩およそ2〜5分
西武新宿線・池袋線「所沢駅」から徒歩約15~20分
備考駐車場はありません

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。

『八国山』で過去に起きた事件・事故

歴史的背景

1333年、新田義貞が鎌倉幕府討伐の際に陣を敷いた地と言われています。

この戦は、かねてから幕府に不満を持っていた上野国(群馬県太田)の御家人・新田義貞が後醍醐天皇の幕府追討の令旨を受けて挙兵したものです。

上野国の氏神明神社前で挙兵し、越後の新田一族と甲斐源氏と合流した後、多勢で鎌倉幕府のある鎌倉目指して関東平野を南下しました。

最終的に倒幕までに敵味方問わず多数の戦死者がでました。

自殺者が発見される

八国山では、1994年(平成6年)に、高校生が犬の散歩中に自殺者の遺体を発見しています。

この遺体は、男性と推定され、地上から約2mの枝にバッグ紐を引っ掛けてテレビアンテナのコードを首に二重に巻きつけてつながれた状態で発見された為、首吊り自殺と判断されました。

男性の身元は不明で、火葬された後に遺骨はほかんされたそうです。

この出来事以外にも、ODによる自殺未遂者など公になっていない自殺者の存在が噂されているようです。

『八国山』心霊スポット化の理由を考察

八国山が心霊スポットと言われるようになったのは、過去に起きた出来事と関連していることは間違いないでしょう。

1333年の新田義貞の鎌倉攻めに由来する「将軍塚」や落武者の伝説といった歴史的要素に加え、1994年に実際に起きた首吊り自殺事故が要因になっていると考えられます。

歴史的な合戦が起きた土地は、血生臭い戦いと結びつけられ、「落ち武者の霊が出る」という典型的な心霊話がうまれることになりました。

落ち武者の幽霊の噂が長く語られることで、夜の八国山では何が起きてもおかしくないという雰囲気が漂うことになります。

そういった雰囲気は、同地を訪問する人の心に働きかけ、見えるはずのないものを見せ、聞こえるはずのない声を届けることになるのです。

そして、自殺や事故などが起きてニュースや新聞で、情報が拡散されることで多くの人が噂を知ることになります。

元々落ち武者の伝説があった場所に、自殺のニュースが加わることで新しい心霊現象の噂が誕生…。

心霊現象を目的として帆横紋した人の口コミでさらに噂が拡散されてイキ心霊スポットとしての「八国山」が知られていったのでしょう。

また、山特有の環境も関係している可能性があります。

八国山は細長い尾根状の地形で、昼でも暗い林道や人気の少ない場所があります。

それに加えて、夜になるとほぼ無音の環境になる、、尾根道は左右に森が広がり閉塞感が強い、風の通り道による声の反響など自然環境による「不気味さ」が、人々に心霊現象を錯覚させる要因になっているのだと考えられるのです。

『八国山』訪問時の注意点

八国山緑地を訪れる際には、安全を確保するためにも夜間の訪問は避けた方が良いでしょう。

八国山は、夜間は街灯が少なく足元が見えにくいため転倒や迷子の危険があります。

また、夜間にはよからぬ目的をもって行動している人物も存在する可能性もあるので、思わぬ対人トラブルを避けるためにも日中の訪問を推奨します。

昼間の訪問であっても山道での滑落などが起きると、発見が遅れる可能性があるので、通信手段を確保しつつ出来るだけ複数人での行動がおすすめです。

細長い尾根道や急な斜面もあるため歩きやすい靴を選び、夏場は蚊やマダニ、スズメバチなどの害虫・野生動物にも注意が必要です。

次にマナーとして、火気の使用は禁止されており、釣りや生き物の捕獲も認められていません。

ゴミは必ず持ち帰り、ペットを連れて行く際はリードを付けるなど、自然環境を守る配慮を忘れずに行動してください。

まとめ

本記事では、東京都の心霊スポットとして知られる「八国山」をご紹介しました。

八国山は、東京都東村山市と埼玉県所沢市を跨いだ自然豊かな雑木林と尾根道が広がる公園で、かつて関東の八国を望めたことから名づけられました。

歴史的には鎌倉時代の新田義貞による「久米川の戦い」の舞台であり、現在も「将軍塚」の石碑が残ります。

スタジオジブリの『となりのトトロ』のモデルともされる穏やかな風景ですが、夜になると「落ち武者」「少女の霊」「おいでよ」と誘う声などの心霊現象が語られます。

加えて、自殺事件の実在と結びついて心霊性が強調されてきました。

これらの語りは、歴史と心理・認知的要因から説明可能で、実際の霊的存在を前提とせず、錯覚・ストレス・期待的心理反応といった角度から考察すべきです。

訪問には慎重な態度と心の準備、安全への配慮が求められるスポットです。

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