東京都足立区に位置する竹ノ塚駅(たけのつかえき)は、日夜多くの利用者で賑わう生活拠点の駅です。
かつては駅周辺に、長時間閉じたままになることから「開かずの踏切」と呼ばれる踏切が2ヵ所存在しました。
現在では高架化によって利便性が向上し、交通の流れも改善されています。
しかし、駅の利用者が途絶える深夜になると、竹ノ塚駅では何とも不可思議な現象が起きると噂されています。
本記事では、東京都足立区で心霊スポットとして語られる竹ノ塚駅の情報をご紹介します。
東京都の心霊スポット『竹ノ塚駅』とは





竹ノ塚駅(たけのつかえき)は、東京都足立区にある東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の駅で、駅番号はTS-14です。
1900年3月21日に開業し、現在は高架化された島式1面2線のホームを有し、快速・急行が通過するための待避線も備えています。
所在地は足立区西竹の塚2丁目1-1。駅周辺には住宅地と商業施設が広がり、地域の生活拠点となっています。
2024年度の1日平均乗降人員は67,699人で、北千住・浅草方面や草加・久喜方面へ通勤・通学する利用者が多く見られます。
歴史的には、2012年に駅番号制度が導入され、連続立体交差事業により2022年3月20日から西新井~谷塚間の高架区間が使用開始されました。
これに伴い「開かずの踏切」と呼ばれていた2か所の踏切が除却され、2023年度末に事業が完了しています。
現在の駅周辺では再開発が進められており、利便性の高い都市型拠点として姿を変えつつあります。
『竹ノ塚駅』で起こる心霊現象

白い影の目撃情報
竹ノ塚駅では、「白い影を見た」という体験談が繰り返し語られています。
特に深夜のホーム端や線路沿いで、人影のような白い姿が横切るのを目撃したという噂が多く残されています。
さらに、スマートフォンやカメラで撮影した際に、白い靄や人の顔に似た影が写り込んだという報告もあり、不思議な現象として利用者の間で囁かれています。
足音が構内に鳴り響く
終電が過ぎ、静まり返った竹ノ塚駅の構内では、「足音を聞いた」という体験談も数多く残されています。
夜の駅は利用者が少なく、通常であれば人の歩く音が響くことはほとんどありません。
それにもかかわらず、一定のリズムを刻むような足音が続き、振り返っても誰の姿もなかった――。
そんな不思議な報告が繰り返し語られているのです。
鉄道関係者の巡回による足音の可能性も指摘されていますが、「音はするのに姿が見えない」という状況が、この説を否定しているのかもしれません。
人の気配を感じる
竹ノ塚駅では、「誰もいないのに人の気配を感じる」という体験談も語られています。
夜間のホームや線路沿いで、不意に背後から誰かに付けられているような感覚に襲われることがあるといいます。
しかし振り返ってみても、そこには誰の姿もなく、ただ冷たい風が吹き抜けるだけ――。
そんな不可解な出来事が、今も囁かれているのです
ウワサされる心霊現象
- 白い影の目撃情報がある。
- 謎の足音が構内に鳴り響く。
- 人の気配を感じることがある。
『竹ノ塚駅』の場所
住所 | 〒121-0813 東京都足立区竹の塚6丁目 |
最寄り駅 | 竹ノ塚駅 |
アクセス | 竹ノ塚駅から0㎞ |
備考 | 過去に事故があった為踏切や線路への侵入は禁じられています。 |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『竹ノ塚駅』で過去に起きた事件・事故

踏切での列車接触事故
竹ノ塚駅周辺で最も知られている出来事は、ホーム近くにあった踏切で発生した列車接触事故でしょう。
この踏切は「開かずの踏切」と呼ばれるほど長時間にわたり遮断されることが多く、その結果、焦った歩行者や自転車が遮断機をくぐって横断し、電車と衝突するという悲劇が繰り返されました。
2000年代にはこうした事故が相次ぎ、全国ニュースでも取り上げられるほどの社会問題となります。
特に人身事故の多発は鉄道の運行に深刻な影響を与え、地域住民に大きな不安をもたらしました。

朝の通勤時間帯に限っていつまでも開かない踏切り…。焦る気持ちは理解できますね。
自殺や転落事故の報道
竹ノ塚駅では、過去に自殺や転落事故が発生したと伝えられています。
ホームから線路へ飛び込むケースや、飲酒による転落といった事故も報告されており、駅の利用者や地域社会に大きな衝撃を与えました。
心霊スポット化の理由を考察
竹ノ塚駅が心霊スポットとして知られるようになった背景には、過去に起きたとされる事故や事件、自殺によって失われた命の存在が大きく関わっていると考えられます。
特に「開かずの踏切」と呼ばれた場所では悲劇が繰り返され、地域住民が抱いた恐怖や不安が「霊的な気配」と結びつき、噂として広まっていったのでしょう。
駅は大規模な高架工事を経て姿を変えましたが、過去の出来事は完全に風化することなく、今も都市伝説的に語り継がれています。
心理学的に見ても、事故や自殺が続いたとされる場所では、人は無意識のうちに不気味さや不安を感じやすいとされます。
竹ノ塚駅もまた、その暗い歴史を知る人々の心の中で「霊がいる」との印象を強め、心霊スポットとして定着していったのかもしれません。

「心理的瑕疵(しんりてきかし)」というやつですね!
訪問時の注意点
竹ノ塚駅を訪れる際には、マナーを守って行動することが大切です。
駅は現在も多くの人々が日常的に利用する公共交通機関であり、肝試しや興味本位で立ち入るのは周囲に迷惑をかける行為となります。
特に深夜の駅構内や踏切付近に無断で入り込み、長時間滞在することは鉄道会社や警察への通報につながりかねません。
さらに、線路周辺には立ち入り禁止区域が多く存在し、不注意な侵入は重大な事故を招く恐れがあります。
そのため、無断での立ち入りは絶対に避けるべきです。
あくまで駅を通常利用する中で過去の出来事に思いを馳せ、心霊の噂を静かに受け止める程度にとどめるのが望ましいでしょう。
まとめ
本記事では、東京都足立区で心霊スポットと噂される竹ノ塚駅の情報をご紹介しました。
竹ノ塚駅は東武伊勢崎線の重要な交通拠点であると同時に、過去には数多くの事故や事件が起きたとされる場所でもあります。
夜の駅で語られる心霊現象は、そうした歴史と人々の不安や恐怖心が重なり合って生まれた都市伝説的な存在といえるでしょう。
実際に霊的な現象が起きているかは定かではありません。
しかし、過去の出来事を知ることで、駅の空気や雰囲気に独特の重みを感じるかもしれません。
ただし、現地を訪れる際にはあくまで公共交通機関としての利用を基本とし、マナーを守りながら安全に配慮して行動することが大切です。