新宿駅は、東京都心に位置し、世界でも有数の利用者数を誇るターミナル駅です。
しかし、その膨大な人の流れの陰には、不思議な現象や恐ろしい噂が囁かれています。
本記事では、東京都の心霊スポット『新宿駅』の情報を紹介していきます。
新宿駅が持つ心霊スポットとしての側面を紐解いていきましょう。
東京都の心霊スポット『新宿駅』とは


『新宿駅(しんじゅくえき)』は、東京都新宿区と渋谷区にまたがる日本最大級のターミナル駅です。
JR東日本、京王電鉄、小田急電鉄、東京メトロ、都営地下鉄の5社局が乗り入れる交通の要所として機能しています。
その規模は圧倒的で、1日の平均乗降者数が約300万人に達し、世界最多利用者数の駅としてギネス世界記録にも認定されているほどです。
新宿駅は、周辺エリアの性質によって東口と西口で全く異なる顔を持ち、東口側には日本最大の繁華街である歌舞伎町や商業施設が広がっています。
西口側は超高層ビルが林立するオフィス街「副都心」として発展しており、この多面的な立地が観光客やビジネス利用者を引きつけています。
その歴史は古く、1885年(明治18年)3月1日に日本鉄道の駅として開業しました。
当時は東京の郊外に位置する小さな駅で、1日の利用者数は約50人程度と非常に少なく、周囲は田畑が広がるのどかな景色が広がっていました。
しかし、1923年の関東大震災をきっかけに東京の市街地が西へと拡大する中、新宿駅の重要性が増し、利用者が急増しました。
その後の高度経済成長期には私鉄各線が相次いで乗り入れ、さらに駅施設の改良や周辺の大規模な再開発が進められた結果、現在のような巨大ターミナル駅へと発展していったのです。
新宿駅には現在、多くの路線が乗り入れており、都心部や郊外各地へのアクセスが非常に便利な駅となっています。
また、新宿駅周辺は地下通路や地下街が広範囲に連絡しており、多くの利用者が天候に左右されることなく快適に移動できるよう配慮されています。
さらに、新宿駅の名称は、江戸時代に甲州街道沿いに設けられた宿場町「内藤新宿」に由来しています。
この宿場町は、内藤氏の屋敷地の一部を利用して新たに設けられたもので、「新しい宿場町」という意味から「新宿」と名付けられました。
この歴史的背景が現在の駅名に引き継がれ、現代の都市インフラの象徴としてその名を残しています。
現在、新宿駅は「新宿グランドターミナル」と称される再開発計画が進行中で、2040年代の完成を目指して大規模な駅施設の改良や周辺エリアの再開発が予定されています。
このプロジェクトでは、さらなる利用者の利便性向上や街の魅力向上が期待されており、今後も新宿駅は日本の鉄道網の中心的存在として進化を続けていくことが予想されます。
歴史的背景、立地、規模、そして将来的な発展可能性を併せ持つ新宿駅は、まさに日本の交通網と都市開発の象徴的存在であると言えるでしょう。
『新宿駅』で起こる心霊現象

線路に現れる手の噂
新宿駅では、電車とホームの間の隙間から手が現れるという噂があるようです。
この手は、深夜の時間帯に目撃されることが多いそうです。手は、人のもののように動き、時には助けを求めているような仕草を見せることもあるそうです。
しかし、目撃者が近づくと消えてしまうため、その正体を掴むことは出来ないと言われています。
線路上での事故や自殺によって亡くなった人々の手なのではないかと考えられていますが、実際のところは正体不明なままだそうです。
女性の幽霊が現れる
新宿駅南口付近では、白い服を着た女性の幽霊が出現するとの噂が広まっています。
この女性は、一人で静かに立っている姿が目撃されることが多く、近づこうとすると姿を消してしまいます。
女性の幽霊を目撃した人の話では、幽霊は無表情でホームを見つめていたそうです。
ホームに出現する謎の影
新宿駅の夜遅くのホームでは、誰もいないはずの場所に人影が見えるという報告もあるようです。
この影は、遠くから見ると人が歩いているように見えるものの、近づくと誰もいないという奇妙な現象が語られています。
この影が同じ場所を往復するように動く姿も目撃されているようです。
ウワサされる心霊現象
- 線路とホームの間に謎の手が現れる。
- 女性の幽霊が出現する。
- 深夜のホームに謎の影が現れる。
『新宿駅』の場所
住所 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目37-11 |
最寄り駅 | 新宿駅 |
アクセス | 新宿駅から徒歩2分 |
備考 | 通勤時間や退勤時間帯は多くの人で混雑します。 |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『新宿駅』で過去に起きた事件・事故

自殺
新宿駅では利用者の多さゆえに、悲しい出来事も多く発生してきました。
その中でも目立つのがホームでの飛び込み自殺です。
山手線や中央線では自殺が頻発しており、深夜や早朝に電車が止まることも少なくありません。
また、飛び込み自殺以外の方法での自死も起きているようです。
2020年1月6日:新宿駅南口の歩道橋での首吊り自殺
- 30代の男性が、甲州街道にかかる歩道橋でマフラーを使って首を吊り、死亡しました。
2014年6月29日:新宿駅南口での焼身自殺未遂
- 50代から60代と見られる男性が、集団的自衛権の行使容認に抗議するため、歩道橋上でガソリンのような液体をかぶり、焼身自殺を図りました。男性は一命を取り留めましたが、現場は一時混乱しました。
2019年10月:新宿駅での人身事故
- 新宿駅構内で人身事故が発生し、駅員が周囲の人々に対してマナーを呼びかける場面がありました。
土地に伝わる謂れや歴史
新宿駅周辺は、江戸時代に"内藤新宿"という宿場町として発展しましたが、その一部は処刑場や墓地として利用されていたと言われています。
これらの場所は、時代を経る中で都市開発によって姿を消しましたが、当時の名残が地下や地中に残っている可能性もあります。
処刑場や墓地は日本の文化において霊的な因縁が強い場所とされることが多いです。
その他の事件・事故
新宿駅では、2022年に山手線のホームで女性が線路に転落し、死亡するという痛ましい事故が発生しました。
さらに、新宿駅周辺では暴力事件やトラブルが発生しているようです。
『新宿駅』心霊スポット化の理由を考察

新宿駅が心霊スポットとされる理由には、歴史的背景や過去に起きた事故や事件が影響していると考えられます。
まず、歴史的背景として、新宿駅周辺は江戸時代に「内藤新宿」という宿場町として栄えた一方で、一部は処刑場や墓地としても利用されていたとされています。
次に、新宿駅は1日の利用者数が約360万人にも及び、多くの人々が行き交う中で、不幸な事故や事件が頻発してきました。
これらの出来事が積み重なることで、霊的な噂が絶えない状況を生み出していると考えられます。
特にホームでの飛び込み自殺や事故は、駅の利用者に強い印象を残すため、心霊現象の噂のもとになっています。
このような要因によって、新宿駅は心霊スポット化していったのでしょう。
『新宿駅』訪問時の注意点
新宿駅を訪れる際には、他の駅利用者の迷惑にならないように注意してください。
特に通勤や退勤時間帯には、駅周辺や電車内は、多くの人で溢れかえるので訪問を避けた方が良いでしょう。
また、写真や動画の撮影も、周囲の迷惑になるだけでなく、肖像権やプライバシーの侵害、盗撮扱いになる可能性があるので配慮が必要です。
新宿駅は利用者数が非常に多いため、ホームや階段での安全確保も重要です。
混雑する時間帯や場所では足元に気をつけ、トラブルを避けるため冷静な行動を心がけましょう。
まとめ
本記事では、東京都の心霊スポット『新宿駅』の情報を紹介してきました。
新宿駅は、日本を代表する巨大な交通拠点であると同時に、心霊スポットとしての噂が囁かれています。
新宿駅では、日々多くの人々が行き交う中で、過去には悲しい事件や事故が起きています。
特に、ホームや線路付近での自殺事故や、土地の曰くにまつわる歴史的な背景は、新宿駅の心霊現象の噂を形成する要素になっていると考えられます。
しかし、こうした心霊現象の噂の多くは、心理的な錯覚や人々の想像力に基づくものである可能性もあります。
新宿駅を訪問する際には、多くの人が利用する施設であることを忘れず、安全やマナーを意識して行動してください。