大分県竹田市の山間に架かる合ヶ瀬大橋は、深い渓谷を跨ぐ大きな橋です。全長200メートル、高さ約80メートルのサイズは、訪問者を圧倒し強い印象を与えます。
自然豊かな景観の中に佇む姿は荘厳であり、四季折々の表情を楽しめるスポットとしても魅力があります。
しかし、そのような景観を持つ合ヶ瀬大橋には、不思議な現象が起きると噂されているのです。
本記事では、大分県竹田市で心霊スポットと囁かれる「合ヶ瀬大橋」の情報をお伝えします。
大分県の心霊スポット『合ヶ瀬大橋』とは

「合ヶ瀬大橋」は、大分県竹田市に位置する橋です。荻町田代と九重野を結び、大野川源流の大谷川を跨ぐ県道695号(九重野荻線)の橋で、JR豊後荻駅から車で数分の場所にあります。
橋の長さは213.6m、幅員は約6.5〜7.5mとされ、水面からの高さは約87.5mで、非常に壮大な橋と言えます。
1974年に調査・設計を開始し、その後工事が進められて1981年(昭和56年)に完成しました。奥豊後グリーンロード(広域農道)区間と連続する地域幹線として、荻地区と竹田市街方面の交通を支えています。
『合ヶ瀬大橋』で起こる心霊現象

女性の幽霊が現れる
合ヶ瀬大橋では、女性の幽霊が出現するという噂があります。女性の幽霊は白い服を着ており、深夜に欄干付近や橋の上で佇んでいるそうです。
目撃者の話では、女性は俯いていた、または橋を渡る人を見つめていたなど、その時々で見え方が違うといいます。
さらに「気づいたら消えていた」「バックミラーに写っていた」という証言もあります。
謎の声が聞こえる
合ヶ瀬大橋を夜間に通ると、謎の声が聞こえてくるという話もあるようです。
声は「助けて」「こっちにおいで」など、誰かを呼ぶようなかすかなものだといわれています。
声が聞こえて周囲を確認しても、人影はなく、静けさだけが広がっていたといった噂も語られています。
橋の下に引きずり込まれそうになる
さらに恐ろしい噂として、合ヶ瀬大橋を肝試し目的で訪問した人が、欄干から下を覗いた際に「何かに引きずり込まれそうな感覚」を覚えたという話があります。
また、突然、背後から誰かに押されたり、手をつかまれたような感覚に襲われたという話もあるそうです。その際、手のような影を見た、足元がふらついたといった報告もあるそうです。
加えて、橋の前後で不可解な事故や体調不良を訴える人がいたという噂も伝わっています。
ウワサされる心霊現象
- 女性の幽霊が現れる。
- 謎の声が聞こえることがある。
- 橋の下に引きずり込まれそうになる。
『合ヶ瀬大橋』の場所
| 住所 | 大分県竹田市荻町田代 |
| 最寄り駅 | JR豊後荻駅 |
| アクセス | 豊後荻駅から車でおよそ6分ほど 車でアクセスするルートが一般的 |
| 備考 | 夜間は灯りが少ないので車との接触に注意が必要。 |
私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
過去に起きた事件・事故

投身自殺者の噂がある
合ヶ瀬大橋では、心霊現象につながるような事件や事故を見つけることはできませんでした。
しかし、橋の上から身を投げた人が少なからず存在すると噂されています。とはいえ、正確な情報源は見当たらないため、あくまで噂レベルの話として受け取っておいたほうがよいでしょう。
心霊スポット化の理由を考察

合ヶ瀬大橋が心霊スポットになった理由は、特徴的な橋そのものと周辺の環境が大きく関係していると考えて良いでしょう。
高さ80メートル以上の深い渓谷を跨ぐ構造は、橋の下が十分に目視できず、まるで渓谷に吸い込まれるような錯覚を起こし、本能的な恐怖を喚起します。
心理学的に、高所は「転落リスク」として脳が強く認識し、自律神経の緊張を高め、動悸や呼吸の乱れといった身体反応を引き起こすとされています。
この反応が「橋の下に引き込まれそうになった」「何かに押された」といった錯覚に結びつく可能性があります。また、橋周辺は温度変化や霧の発生が多く、これが視覚的な誤認を増幅させます。
夜間に「声が聞こえる」という噂も、風の通り道や川の音が複雑に反響することで生じる錯覚で説明可能です。
こうした環境的要因と人間の認知の仕組みが重なり合うことで、合ヶ瀬大橋は心霊スポットとして囁かれるようになったのでしょう。
訪問時の注意点
合ヶ瀬大橋を訪れる際は、交通面に十分注意しましょう。橋は県道上にあり歩道が狭いため、徒歩や自転車での訪問時は車両との接触に細心の注意が必要です。
また、橋は高さがあり、風の通りも強いため、天候によっては突風や霧が発生しやすく、視界不良や転倒の危険が伴います。
橋の周辺は山間部にあたり、夜間は街灯が少なく非常に暗くなるため、訪問は日中が望ましいでしょう。夜間に訪れる場合は、懐中電灯などの装備を必ず携行してください。
観光や見学の際には、欄干に身を乗り出さない、無理な写真撮影をしないなど、落下防止への配慮が求められます。地域住民にとっては生活道路であることを理解し、通行の妨げにならないように行動してください。
合ヶ瀬大橋訪問時の注意
- 歩道が狭く交通量に注意。
- 強風・霧による視界不良に注意。
- 夜間は街灯が少なく懐中電灯が必要。
- 欄干からの転落防止を徹底する。
- 地域住民の生活道路であることを配慮した行動を心がける。
まとめ
本記事では、大分県竹田市にある合ヶ瀬大橋の情報を紹介しました。
合ヶ瀬大橋は、1981年に完成した全長213メートル・高さ87メートルの橋で、深い渓谷をまたぎ地域交通を支える重要な存在です。
その一方で、高所特有の緊張感や山間部ならではの霧・風の影響から、訪れる人々に心理的な恐怖を与えやすく、噂や体験談を通じて心霊スポットとしての名を広めてきました。
白い服の女性の目撃談や謎の声といった噂もありますが、科学的には視覚や聴覚の錯覚、暗所での不安感に起因する可能性が高いと考えられます。
訪問時には、歩道が狭く車両に注意が必要で、強風や霧による視界不良、夜間の暗さといった安全面でのリスクも伴います。
観光の際は日中の訪問を推奨し、欄干に身を乗り出さない、地域住民への配慮を忘れないといった基本的なマナーを守りましょう。

