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『マッドガッサー』謎のガス怪人が町を襲う!アメリカ恐怖の都市伝説

shiori

クンクン…。つづりさん、なんだか変なニオイがしませんか? 焦げたような、甘いような…。ガス漏れでしょうか?

あら、鼻が利くのね…。でも、ガスは点検のために元栓を締めてあるから、ガス漏れはないと思うけど。

tsuduri
shiori

じゃあ、何のニオイなんでしょう?

ふふ、案外、マッドガッサーが徘徊してるのかもね…。

tsuduri
shiori

マッドガッサーですか?誰ですか?それ…。はッ⁉また、怖い話ですか!

マッドガッサーを知らないのね?人々を物理的に麻痺させ、精神的に狂わせる怪人…その名も『マッドガッサー』。じゃあ、今日はアメリカを震撼させた異臭の怪人の資料を見ていきましょうか。

tsuduri

世界は不思議で溢れており、未解明の謎は私たちの心を強く魅了します。

特に、各地で噂される都市伝説は、多くの人の好奇心を刺激し、想像力を掻き立てるものです。

今回は、アメリカで発生した不可思議な出来事と、それに纏わる怪人「マッドガッサー」について、新たな資料と共に情報を紐解いていきましょう。

マッドガッサーとは?

マッドガッサーは、アメリカで語られる都市伝説の怪人です。

時代や目撃者によってその姿は、不気味に揺れ動きますが、共通しているのは「人間離れした長身」と「高度な専門性」を感じさせる異様なキャラクター像です。

初期のブルーアイランド事件では、「細身で背が高く、黒いタイトな服に身を包んだ男」として目撃され、現場に「女性の細い靴の足跡」を残すという、女装の可能性を秘めた倒錯的な異常者の影を落としています。

一方で、その後に広まったイメージでは、「ガスマスクを装着し、背中には大きな噴霧器や機械的な装置を背負った姿」として描かれました。

それは、深夜の窓辺に音もなく現れては未知の化学薬品を注入する、冷酷な科学者や軍の実験者を彷彿とさせる知的な恐怖を象徴しています。

マッドガッサー正体が、実在した化学マニアの青年ジャック・マニャーのような「実体のある狂人」なのか、あるいは戦時下の不安が生み出した「実体のない怪人」なのかは定かではありません。

しかし、人々の生活圏に「異臭」という形のない武器で侵入し、物理的な麻痺を引き起こすという、極めて侵略的でミステリアスな怪人像を確立しています。

恐怖のはじまり:マトゥーンの怪事件

1944年9月、アメリカ・イリノイ州の静かな町マトゥーンで、マッドガッサーの恐怖は始まりました。

ある夜、一人の女性が自宅で「吐き気を催すほど甘く不快なニオイ」が部屋に充満していることに気づきます。

彼女が異変を察知した直後、足に激しい麻痺が走り、さらには喉の激痛と嘔吐に襲われたのです。この事件を皮切りに、町中から同様の被害報告が相次ぐことになります。

被害者たちの証言には共通点がありました。それは「夜、窓の隙間から霧状の何かが吹き込まれた」という点、そして一部の目撃者が語った「窓の外に立つ、背の高い人影」の存在です…。

怪人「マッドガッサー」の噂と目撃証言

怪人の噂を聞き、恐怖に駆られた住民たちは、この正体不明の襲撃者を「マッドガッサー(狂ったガス放出者)」と名付けました。

そして、報告された目撃情報は極めて不気味なものでした。

  • 1933年12月〜1934年:イリノイ州ブルーアイランド事件(初代)
    1933年の暮れ、カル・ハフマン宅が夜間に襲撃されたのを皮切りに、数週間のうちに20件以上の被害報告が相次ぎました。住人たちは、夜中に部屋に充満する「甘く不快な化学薬品のニオイ」に気づき、直後に激しい吐き気と、下半身が動かなくなる麻痺状態に陥りました。目撃された犯人は「背が高く細身の男」で、黒いタイトな服を着用していました。窓の外で「大きな噴霧器のような装置」を操作する姿も目撃されています。また、窓下の泥の中からは「女性用のハイヒールの足跡」が発見され、女装した男ではないかという憶測を呼びました。
  • 1944年8月〜9月:イリノイ州マトゥーン事件(二代目・最も著名)
    1944年8月末から9月にかけて、イリノイ州マトゥーンで異臭と身体不調の訴えが爆発的に増加しました。最初の被害者である女性は、夜中に目覚めると部屋に「吐き気を催す甘いニオイ」が立ち込めており、直後に足が麻痺し、喉の激痛と嘔吐に襲われました。目撃証言はバラバラでしたが、最も多かったのは「ガスマスクを装着し、全身黒ずくめの背の高い男」という姿です。背中に大きなタンク(噴霧器)を背負い、窓からガスを注入していたとされます。また、玄関先に「濡れた布」が残されており、そのニオイを嗅いだ住人が重症を負うという、新たな手口も報告されました。警察の大規模な捜査にも関わらず、現場からはガスの残留成分が一切検出されず、犯人も特定されませんでした。
  • 21世紀:スイスのマウレ・フォレスト(Le Loyon / ル・ロヨン)
    2003年頃から、スイスのマウレ・フォレスト(Maules forest)周辺の森で、不気味な人物が徘徊しているという噂が流れ始めました。この人物は、地元で「Le Loyon(ル・ロヨン / ロヨンの男)」と呼ばれています。直接的なガス攻撃の被害は報告されていませんが、その姿がかつてのマッドガッサーに酷似していることから、時を越えて現れた現代のマッドガッサーかと囁かれることになります。軍用の古いガスマスクを着用し、厚手のケープ(コート)と重いブーツを身に付けています。目撃者によると、マスクの下は真っ黒で顔は全く見えず、常に同じルートを黙々と歩き続けているといいます。2013年には、地元の住民によってその姿が撮影され、インターネットを通じて世界中に拡散されました。2013年末、地元紙に「ル・ロヨンの遺書」と称する手紙と、彼が着用していたガスマスクとケープが森に残されているのが発見されました。手紙には、自分が単に森を愛するだけの人間であり、メディアに追われることに疲れたという内容が記されていました。

マッドガッサーの外見

  • 外見:全身黒ずくめのタイトな服、あるいは防護服のようなものを着用。
  • 特徴:異常に背が高く、顔にはガスマスクのような装置をつけていた。
  • 犯行:住宅の寝室の窓に近づき、噴霧器のような機械から未知のガスを注入する。
shiori

あれ?1944年が最初の目撃じゃないんですね…。

実は、そうなの…1933年のイリノイ州ブルーアイランドでの目撃情報が、最初だと言われているわ。

tsuduri

犯人の装備と「音」の正体

マッドガッサーの目撃者は、彼がガスを撒くだけでなく、謎の「装置」を使用していたと証言しています。

見た目からでは、効果が理解できない装置からは、正体の分からない音が鳴り響いていたとの話もあり、恐怖を煽る要因の一つとなっているようです。

謎の装備品

  • スプレー装置(フリットガン): 当時、農薬散布に使われていた「フリットガン(手動式の噴霧器)」のようなものを持っていたという証言が多くあります。
  • 不気味な「羽音」: ガスが注入される際、窓の外から「ブーンという蜂のような羽音(buzzing noise)」が聞こえたという報告が相次ぎました。これは手動ポンプの作動音か、小型の電動モーターを使用していた可能性を示唆しています。
  • 青い蒸気: 被害者の一部は、部屋に充満するガスが「薄い青色の蒸気(thin, blue vapor)」として視認できたと語っています。
shiori

外見だけでも十分怖いのに、追加の装備品も意味が分からないものが多すぎる…💧

視覚と嗅覚に加えて、聴覚からも恐怖を煽るスタイルなのね…。想像以上に徹底しているわね。

tsuduri

更なる恐怖の根源「残置物」

マッドガッサーは、ガスを撒くだけでなく、意図的に「証拠」を残していった形跡があると言われています。

残された残置物は、自らの正体を示唆するものなのか、それとも捜査をかく乱するためのものなのか、もしくは、更なる恐怖を煽るためなのか…。

目的が何であれ、被害者たちの恐怖心と混乱をより大きなものにしたことは間違いないでしょう。

恐怖の残置物

  • 濡れた布のトラップ:1944年9月5日、ベウラ・コーデス夫人は自宅の玄関に「湿った白い布」が落ちているのを見つけました。不用意にその布のニオイを嗅いだ瞬間、彼女は激しい麻痺に襲われ、数時間にわたって唇や喉の腫れ、出血を伴う症状に苦しみました。
  • 「女性」の影:数件の現場では、犯人が「男装した女性」であったという驚くべき証言があります。実際、窓の下の泥の中からは、男性の靴ではなく、女性用のハイヒールの足跡が発見されたケースもあり、犯人像をさらに複雑にしています。
shiori

残置物の破壊力が桁外れじゃありません?夫人がひどい目に遭ってますよ?それにハイヒールの足跡って…。

被害者を増やしつつ、捜査をかく乱する目的だったのか、他の目的があったのか分からないけど、やっかいなことこの上ないわね。

tsuduri

調査と考察:深まる恐怖の正体

このような毒ガス散布事件が広まると、警察や化学者による大規模な調査が行われました。

しかし、ここで奇妙な事実が浮かび上がります。現場からは「ガスの残留成分」が一切検出されなかったのです。

このことから、現代の心理学者などは、この事件を「集団ヒステリー(社会的伝染)」の典型例だと分析しています。

戦時中の不安やストレスが、些細な工場のニオイなどを「怪人のガス攻撃」だと思い込ませ、脳が実際に身体症状を作り出したという説です。

当時は、集団ヒステリーの他にも工業汚染軍の実験といった興味深い説がまことしやかに語られていました。

噂された仮説

  • 工業汚染説:近隣の化学工場から漏れ出した四塩化炭素などの成分が原因だったとする説。
  • 軍の実験説:当時、軍が極秘裏に神経ガスのテストを行っていたという陰謀論。
  • 単独犯説:実際にクロロホルム等を使用して家々に侵入した変質者がいたという説。過去には「ファレー・プレイス」という地元の知能の高い変質者が容疑者として浮上したこともありました。

異説:類人猿型の怪人?

多くの証言が「黒ずくめの男」に集中する中、一部ではさらに奇怪な姿が報告されています。

占い師のエドナ・ジェームズは、「長い腕を持ち、猿のような姿をした男」がスプレーガンを手に自分を襲ってきたと語ったのです。

この「エイプ・マン(猿男)」説は、ただの変質者ではなく、未確認生物(UMA)や超常的な存在としてのマッドガッサー像を補強するものとなりました。

隠された真犯人候補:ファーリー・ルウェリン

近年、歴史研究者のスコット・マルナが提唱した有力な犯人候補が、マトゥーンに住んでいた天才青年ファーリー・ルウェリン(Farley Llewellyn)です。

彼は地元の食料品店の息子でしたが、大学で化学を専攻し、自宅の地下室に秘密の実験室を持っていました。

そして、彼を取り巻く環境にも疑いの余地がありました。

彼は非常に知能が高かったものの、同性愛者であったことやその性格から町の人々に受け入れられず、強い疎外感と怒りを抱えていたとされます。

また、彼が実験で扱っていた「テトラクロロエタン(四塩化エタン)」などの溶剤は、吸い込むと甘いニオイがし、嘔吐や一時的な麻痺を引き起こす特性があるとされています。

一説では、彼が精神病院に収監されると事件がピタリと止まったとされているようです。

ファーリーは1984年に精神病院で亡くなったと言われていて、結局、事件の真相は不明のままになっています。

shiori

噂のようにファーリー・ルウェリンさんが、マッドガッサーの正体だったんでしょうか?

さあ?可能性は0ではないけど、違う時代、異なる場所で事件が起きているのだから、断定はできないでしょ…。時代背景として、人と違う特徴を持っている人を疑い排除する流れもあったのでしょうし…ね。

tsuduri

まとめ:都市伝説という鏡

本記事では、都市伝説で語られる『マッドガッサー』についての情報を紹介しました。

マッドガッサーの伝説は、私たちが「共通の恐怖」を抱いたとき、それが実体を持って現れることがあるという教訓を含んでいるように感じます。

現在でも、我々の理解が及ばないような事件が度々発生しています。そんな時に、ヒステリックに怯えるのではなく、冷静に事件の背景を知ろうとする姿勢が求められるのではないでしょうか。

この記事のポイント

  1. 謎の症状:甘いニオイと共に現れ、人々を一時的な麻痺や嘔吐に追い込む。
  2. 歴史的背景:1944年のマトゥーン事件だけでなく、1930年代や2013年代にも同様の報告がある。
  3. 正体の不在:物理的な証拠は見つかっておらず、「集団ヒステリー」説が有力視されている。
  4. 社会の鏡:都市伝説は、その時代の社会的な不安や恐怖を映し出す鏡のようなものである。
shiori

結局、マッドガッサーの事件って、いつの間にか出現しなくなっただけで、根本的な解決はしてませんよね?

そこに気が付くとは流石です!マッドガッサーの事件が根本的に解決していないのは事実です。

tsuduri
shiori

何で突然、AIの回答の真似なんてしてるんですか⁉しかも、結構、古い言い回しだし💧

ふふ、冗談よ。根本的に解決していないからこそ、冷静に考察を進める必要があるのよ。いつかまた、暗い時代がきた時に、マッドガッサーも蘇ってくるかもしれないのだから…。

tsuduri

本当に怖いから、やめてください。

shiori
tsuduri

ごめんなさい…。それじゃあ、資料を片付けて休憩にしましょうか…。

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