
ふわ~!きれいですねぇ…。私もぜひ実際に見学してみたいです。
締まりのない顔をして何を見ているのかしら?


先輩、これ見てくださいよ!鍾乳洞の内部の写真なんですけど、すごくきれいなんです!
あら?岩手県にある「龍泉洞」の写真ね。これはすごいわね…。


すごいですよね!実際に現地で実物を見てみたいです。
そうね、だけど知ってる?「龍泉洞」の美しさの裏で囁かれる恐ろしい噂…。今回は、岩手県で心霊スポットと噂される「龍泉洞」の情報を見ていきましょう…。

岩手県下閉伊郡岩泉町にある「龍泉洞」は、日本三大鍾乳洞の一つに数えられ、息をのむほど美しい地底湖が広がる県内屈指の観光名所です。
豊かな自然と神秘的な景観からパワースポットとしても大人気を集めています。
しかし、そんな美しい表の顔を持つ一方で、この場所には「心霊スポット」としての裏の顔があるとも囁かれています。
過去には痛ましい死亡事故も起きており、訪れた人からは奇妙な体験談も聞かれます。
本記事では、美しい景勝地・龍泉洞にまつわる怪異の噂や過去の事件、そしてなぜここが心霊スポットとして語られるようになったのか、その真相と秘密に迫っていきたいと思います。
岩手県の『龍泉洞』とは?






龍泉洞(りゅうせんどう)は、岩手県下閉伊郡岩泉町に位置する鍾乳洞です。
山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞と並び「日本三大鍾乳洞」の一つに数えられ、国の天然記念物にも指定されています。
現在確認されている洞内の総延長は4,088mに及びますが、未調査部分を含めた全容は5,000m以上に達すると推定されており、高低差は約249mです。
現在、一般公開されている観光ルートは約700mです。最大の特徴は、世界有数の透明度を誇る豊かな地下水が形成する「地底湖」です。
公開中の第一地底湖(水深35m)、第二地底湖(水深38m)、第三地底湖(水深98m)は、LED照明により「ドラゴンブルー」と呼ばれる神秘的な青色に輝きます。
この地底湖の水は非常に質が高く、1985年には「龍泉洞地底湖の水」として環境庁の「名水百選」に選定されました。
また、洞内にはキクガシラコウモリなど複数種のコウモリが生息しており、年間を通じて洞内の気温は10℃前後で安定しています。
岩手県の心霊スポット『龍泉洞』で起きる心霊現象

水面に無数の顔が写り込む
龍泉洞の最大の見どころであるドラゴンブルーに輝く美しい地底湖で、水面を覗き込んだ際に「無数の見知らぬ人々の顔が浮かび上がって写り込んでいる」という奇妙な現象が起きると噂されているようです。
非常に透明度が高く、本来であれば水底まで見透かせるはずの水鏡に、周囲には存在しないはずの苦悶の表情を浮かべた顔や、生気の無い人間の顔がひしめき合い、こちらを水の中からじっと見つめ返してくるというのです。
ネット上の心霊掲示板などでは、写真撮影をした際にも写り込んでいたという話も存在します。
写真を撮影すると火の玉が写り込む
洞窟内で記念撮影や風景写真を撮った際に、写真の中に「火の玉(オーブ)」のような発光体が写り込むことがあるという噂があるようです。
特に地底湖の周辺や、薄暗い通路の奥などを被写体にした際に、青白い光の玉や赤っぽい光の塊が空中に複数浮遊している様子が画像に記録されると言われています。
自然の現象やカメラの不具合とは違い、不規則な動きの軌跡を残した光や、発光体そのものが人間にまとわりついているような不気味な写真が撮影されるのだとか…。

龍泉洞内で写真撮影が禁止されているという話があり、それが色々な憶測を呼ぶ一因になっているようです。
ウワサされる心霊現象
- 水面に無数の顔が写り込む
- 写真を撮影すると火の玉が写り込む
霊感がある人が訪問すると体調が悪くなる
霊感が強い人や、いわゆる第6感が敏感な人が龍泉洞に入ると、しばらくして「急激な体調不良に襲われる」という噂が囁かれているようです。
原因不明の激しい頭痛、急な吐き気、全身を包む悪寒、ひどいめまい、そして肩や背中に重いものがのしかかってくるような極度の疲労感などが起きるのだとか…。
なかには、地底湖の奥へ進むにつれて徐々に息苦しさを感じて立っていられなくなり、途中で引き返したという体験談もあるそうです。
岩手県の心霊スポット『龍泉洞』で過去に起きた事件事故

1968年の潜水調査員死亡事故
1968年(昭和43年)、龍泉洞の未公開エリアにおける奥部の構造や深さを解明するため、専門家による潜水調査が行われました。
その際、水中に潜っていた潜水調査員が、作業中に巻き上がった泥や砂によって水が著しく濁り、方向感覚を完全に喪失してしまうという事態が発生しました。
視界が真っ暗になり浮上ルートを見失った調査員は、そのまま行方不明となりました。
直ちに懸命の捜索活動が行われたものの、後日、洞窟内の水中で死亡しているのが確認されるという大変痛ましい水難死亡事故となってしまいました。
事故による潜水調査の長期中断
1968年に発生した潜水調査員の死亡事故は、関係者に大きな衝撃を与え、龍泉洞における調査活動に深刻な影響を及ぼしました。
この悲惨な水難事故を重く見た結果、龍泉洞の奥部における潜水調査は二次被害のリスクが高く、安全性の確保が困難であると判断され、以降の調査活動は完全にストップすることとなりました。
地底湖の全容解明は途絶え、この事故から約40年間という非常に長い期間にわたって、新たな潜水調査が一切行われない空白の期間が続きました。
未踏の空間が多く残されたまま、長きにわたり奥部は手付かずの状態でした。
龍泉洞調査の歴史
| 年代・年月日 | 出来事 |
|---|---|
| 1920年代 | 龍泉洞の探索が開始される。 |
| 1959年 | 第一地底湖(水深35m)を発見。 |
| 1962年 | 越智研一郎氏らによる調査が開始される。 第二地底湖(水深38m)を発見。 |
| 1967年 | 入口の向かい側に「龍泉新洞」が発見される。 第三地底湖(水深98m)を発見(※現在の観光コース最終地点)。 |
| 1968年12月5日 | 潜水調査中の事故により高橋孝治隊員が亡くなり、以降の調査は無期限中断となる。 |
| 2009年 | 久保彰良氏らによる調査が再開される。 |
| 2016年 | 大型台風の被害により調査が一時中断。 |
| 2022年初夏 | 調査が再び再開される。 |

やはり、こういったところで事故が起きると大変ですね。なんにしろ調査が再開されたのは幸いです。
『龍泉洞』の場所とアクセス
| 住所 | 〒027-0501 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉神成1-1 |
| 最寄り駅 | ・三陸鉄道リアス線「岩泉小本駅」(駅から路線バスで約30分) ・JR「盛岡駅」(駅からJRバスで約110分) |
| アクセス | 東北自動車道「盛岡IC」から国道455号線を経由して車で約140分 |
| 備考 | 公共交通機関はバスの運行本数が限られているため、事前に時刻表の確認が必須です。 |
岩手県の心霊スポット『龍泉洞』訪問時の注意点
龍泉洞を訪問する際の現実的な注意点として、まず「服装と靴」が挙げられます。
洞内は年間を通じて気温が約10℃前後と肌寒いため、夏場であってもカーディガンや上着など、羽織るものを必ず持参してください。
また、公開されている第三地底湖の先には約270段の急な階段(上り下り)が待ち構えています。
足元は常に濡れていて滑りやすいため、ヒールやサンダルは避け、スニーカーなどの歩きやすく滑りにくい靴を着用することが必須です。
さらに、大雨や台風などの悪天候時には、洞内の水量が急激に増水し、安全のために臨時休業となる場合があります。
遠方から訪れる際は、出発前に必ず公式サイト等で営業状況を確認するようにしてください。
岩手県の心霊スポット『龍泉洞』が心霊スポット化した理由の考察
龍泉洞が心霊スポットとして語られるようになった背景には、特有の「環境要因」と「心理的要因」が複雑に絡み合っていると考えられます。
具体的には、以下の要因が噂を生み出す元になったと推測できます。
1. 過去の死亡事故による心理的バイアス
最大の要因は、1968年に起きた調査員の死亡事故という明確な事実です。
「底知れない暗闇の奥で人が亡くなっている」という事実が、訪れる者に無意識の不安や恐怖を植え付け、あらゆる現象を心霊的に解釈してしまう心理的な土台となっています。
2. 環境が引き起こす「シミュラクラ現象」
水面に無数の顔が写るという噂は、薄暗い洞内やLEDで照らされた水面の揺らぎ、不規則に削られた岩肌などの環境が引き起こす「シミュラクラ現象(類意志現象)」が原因でしょう。
これは、逆三角形に配置された3つの点を、人間の脳が自動的に「顔」として認識してしまう働きによるものです。
3. 過酷な環境が生み出す「霊障」の錯覚
水深98mの底が見えない地底湖は、人間の根源的な「深淵への恐怖」や「閉所への圧迫感」を強く刺激します。
そこへ、気温10℃という物理的な寒さや、階段の上り下りによる疲労が相まって自律神経が乱れることで、頭痛や悪寒といった体調不良を引き起こします。これを「霊障」と錯覚している可能性が高いと言えます。
4. 光やホコリによる「オーブ」の写り込み
火の玉などが写るという心霊写真については、洞窟内を舞うホコリや水滴、あるいは照明の光がカメラのレンズに反射したものを、心霊写真だと思い込んでいる可能性が高いと思われます。
5. 「撮影禁止ルール」の独り歩きによる誤解
一部で「危険なものが写り込むから写真撮影禁止になったのでは?」という噂が口コミで広まりました。
しかし実際には、すべての場所が撮影禁止なわけではありません。一部に撮影禁止区間があるのは、「鍾乳石や自然環境の保護」「防犯上の配慮」「混雑回避と安全で円滑な見学への配慮」が主な理由です。
このルールが誤解され、心霊スポットの噂をさらに後押ししたと考えられます。
このように、悲しい事故の記憶をベースに、洞窟ならではの過酷な環境や脳の錯覚、そしてルールの誤解などが重なり合った結果、「龍泉洞=心霊スポット」という都市伝説が形成されていったのでしょう。
隣接する「龍泉新洞科学館内」は完全に撮影禁止らしく、こちらと龍泉洞の情報がごっちゃになることで誤った情報が広まっていったのでしょう。
フラッシュの光が石灰岩にダメージを与えるので、撮影禁止区間があるようです。他にもフラッシュがコウモリの生態に影響を与える可能性が示唆されているとのことです。


フラッシュの影響は何となくわかりましたけど、防犯や混雑対策ってどういうことなんでしょうか?
見学通路で立ち止まって写真撮影をする人や、三脚を使用して本格的な撮影をする人、見学通路を逆行する人…色々いるらしいわよ。


ちょっと待ってください!立ち止まって撮影は理解できます。逆行も1000歩譲ってわからなくはないです。…三脚ですか?見学順路に設置するんですか?うっそだ~そんなの確実に迷惑になるじゃないですか…。
それが、本当にいるらしいのよ…。撮影マナーが問われる事態になっているのよ…。

まとめ
本記事では、岩手県の景勝地であり、心霊スポットの噂も絶えない『龍泉洞』について詳しく解説してきました。
1968年に痛ましい死亡事故が起きたことは事実です。
しかし、現在噂されている「顔が写り込む」「火の玉が写る」といった心霊現象の多くは、洞窟特有の薄暗さや岩肌の陰影が引き起こす「シミュラクラ現象」などの心理的・環境的要因によるものと考えられます。
心霊スポットとしての過剰な恐怖感を持つ必要はありませんが、大自然が作り出した底知れない深淵が、人々の畏怖の念を引き出しているのは間違いありません。
龍泉洞は、幻想的なドラゴンブルーの地底湖を楽しめる素晴らしいパワースポットです。
興味がある方は、現実的な安全対策をしっかりと行った上で、ぜひその壮大なスケールと神秘的な空間をご自身の目で確かめてみてください。
