岩手県花巻市にある『ホテル花仁』。
諸説ありますが、オカルトマニアの間では「岩手県で最恐の心霊スポット」と呼ばれることもあります。
経営不振により倒産・閉鎖されたと言われているこのホテルは、現在では廃墟が残るのみです。
この『ホテル花仁』では何が起き、どのような心霊現象が発生しているのでしょうか?
本記事では、『ホテル花仁』で目撃される怪現象について紹介します。

本記事は、2024/12/04に加筆・修正しました。
岩手県の心霊スポット『ホテル花仁』とは



『ホテル花仁(ほてるはなじん)』は、岩手県花巻市に存在する廃墟のホテルです。
かつては温泉宿泊施設として営業していた歴史あるホテルで、1962年から1967年の間に開業したと言われています。
当初は「ホテル仁」として知られていましたが、1994年頃に「ホテル花仁」へと名称を変更しました。
当初は多くの宿泊客で賑わいましたが、徐々に経営不振に陥り、1999年頃に閉業。以降は廃墟として放置されています。
独特な雰囲気と長年語り継がれてきた怪奇現象の噂がもとになり、「岩手県で最恐の心霊スポット」とも言われることがあるようです。
老朽化が進み、朽ち果てた建物は存在感を主張し、見る者に不気味さを与えます。
特に浴場跡地や客室周辺では数多くの心霊現象が報告されており、オカルト好きの間では注目のスポットとなっています。
理由は不明ですが、女性が廃墟内に立ち入ると幽霊に憑りつかれやすいとの噂があり、実際に体調不良や異常行動を示し、お祓いが必要になったケースもあるようです。
現在の『ホテル花仁』は廃墟の状態で放置されていますが、管理者がいる私有地となっています。
このため、無断で施設内に立ち入ることは不法侵入となるので注意が必要です。
『ホテル花仁』で起こる心霊現象

『ホテル花仁』では、多数の心霊現象が複合的に発生すると言われています。
こうした噂が共有されることで、『ホテル花仁』は岩手県最恐の心霊スポットとして有名になっていったのです。
女性や少年の幽霊の目撃情報
『ホテル花仁』では、浴場跡地で女性の幽霊が、廊下や階段付近では少年の幽霊が頻繁に目撃されています。
女性の幽霊は白い服を着て現れ、わずかな間に姿を消してしまうそうです。少年の幽霊は廊下で走り回る姿が目撃され、子供の笑い声を聞いたという証言もあるようです。
これらの幽霊を目撃した人の中には、その後、体調不良や強い不安に悩まされるケースが報告されています。
謎の話し声やラップ音が聞こえる
廃墟となった『ホテル花仁』では、謎の話し声や突然のラップ音が聞こえてくると言われています。
夜間にホテルを訪問すると、誰かが会話しているような声が廃墟内から聞こえてくるそうです。
また、ラップ音は建物の奥から規則的に響くことが多く、その音の発生源を探しても見つけられないといいます。
不審な影が写真に写り込む

ホテル花仁を訪問して写真を撮影すると、不明瞭な影や手をつないだ男女の姿が写り込むと言われています。
背景に人がいないはずの場所でも、謎の影が撮影されるため、非常に不気味です。
肝試しの際に写真を撮った人は、撮影時には気付かなかったものの、写真を確認している時に影が突然現れたと言います。
車の窓に手形が残る
『ホテル花仁』を訪れた帰り道、車の窓に手形や女性の顔の痕跡が浮かび上がるという噂もあるようです。
これらの手形や痕跡は、建物から離れた後でも車体に残っていることがあり、霊が訪問者を追いかけていると言われています。
また、この痕跡は何度拭いてもきれいにならなかったそうです。
ウワサされる怪異
- 女性がホテル花仁に立ち入ると、幽霊に憑りつかれることが多い。
- 正体不明な話し声やラップ音が聞こえてくる。
- ホテル内で女性の幽霊が目撃される。
- ホテルに石を投げ入れたら怒鳴り声が返って来た。さらに幽霊が家まで憑いてきた。
- ホテル内で写真を撮ると、手をつなぐ女性と子どもが写ることがある。
- 車の窓に女性の顔と無数の手形が残されていた。
『ホテル花仁』の場所
住所 | 〒025-0305 岩手県花巻市台第1地割192-2 |
最寄り駅 | JR東北本線 花巻駅 |
アクセス | 花巻駅から台温泉方面へのバスが運行 |
備考 | バスで約20分ほどで台温泉入口に到着。バス停から徒歩数分で『ホテル花仁』の跡地に到着します |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『ホテル花仁』で過去に起きた事件・事故
ホテル花仁では、宿泊客の死亡や従業員の失踪、ホテル内での死亡事故が起きたと言われています。
しかし、どの噂も根拠となる情報ソースが見つからないため、事件や事故の真偽は不明です。
基本的に、都市伝説的な噂程度に捉えておいたほうが良いでしょう。
宿泊客の突然死
『ホテル花仁』では、かつて宿泊中の女性が原因不明の急死を遂げたという噂があります。
この出来事の詳細は不明ですが、女性は浴場で命を落としたのか、その幽霊が夜の浴場付近に姿を現すと言われています。
ただし、この出来事は詳細が不明なことに加え、根拠となる情報も見つけることができないため、事実か否かはわかりません。
従業員の不可解な失踪
ホテル閉業直前に従業員の一人が不可解な状況で行方不明になったという噂があるようです。
この失踪事件は、当時の新聞や公式記録には残されていませんが、地元民の間では語り草となっています。
失踪した従業員の霊がホテル内に留まり、怪奇現象を引き起こしていると言われることもあるようです。
不審な事故死
『ホテル花仁』では、建物内で転落事故が起きたとの話があります。
誰がどのような状況で転落したのかは不明ですが、この事故が心霊現象の背景にあると言われています。
階段や吹き抜け付近では、異様な雰囲気を感じたという報告も多く、写真に不明瞭な影が写り込むことが頻発しているとのことです。
『ホテル花仁』心霊スポット化の理由を考察

『ホテル花仁』が心霊スポット化した背景には、心理的要因と社会的要因が関係していると考えられます。
廃墟の独特な雰囲気は、見る者に何とも言えない不気味さや恐怖を与えるものです。
このような場所を夜間に訪問すると、薄明かりを頼りに崩壊した壁や廊下、天井を見ることになります。
不規則に開いた穴や揺れ動く影は、ある種の幻視や幻聴を誘発するうえに、シミュラクラ現象が起きる格好の環境と言えるでしょう。
さらに、SNSやインターネットによって拡散された『ホテル花仁』で起きる怪奇現象の噂は、訪問者に「恐ろしいことが起こるかも」といった先入観を与えることになります。
こういった環境や情報、人間の精神的な認知の歪みや脳の誤認が絡み合うことで、『ホテル花仁』は心霊スポットとしての知名度を上げていったのでしょう。
『ホテル花仁』訪問時の注意点
『ホテル花仁』は、廃墟となってから長い時間が経過しており、老朽化が進んでいます。
このため、建物内は崩落の危険があります。気軽に立ち入らないようにしましょう。
また、『ホテル花仁』は廃墟ではありますが、私有地です。無断で廃墟内に侵入すると法的な問題が生じます。
同廃墟を訪問する際は、管理者の許可を取り、安全に配慮した服を着用しましょう。
さらに、近隣住民に迷惑をかけないことも重要です。深夜の大声やゴミの放置などは迷惑行為ですので、絶対にやめてください。
心霊スポットを訪問する際は、法律を守り、安全とマナーを最優先に行動しましょう。
まとめ
本記事では、岩手県の心霊スポット『ホテル花仁』を紹介してきました。
このホテルは、過去に起きた事件や事故の情報が見つかっておらず、心霊スポットになった原因は不明です。
しかし、報告されている怪奇現象の数はかなり多いと言えます。
中でも、女性が立ち入ると幽霊に憑りつかれやすいという噂は、聞く人に大きな恐怖を与える内容です。
好奇心の強い人は、『ホテル花仁』の噂を聞いて肝試しに向かいたくなるかもしれませんが、『ホテル花仁』は、所有者が存在しており、関係者以外の立ち入りは禁止されています。
廃墟内に無断で立ち入ったり、建造物を破壊したりすると罪に問われます。
どうしても肝試しをしたい場合は管理者から許可をもらうようにしてください。