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令和に再燃!「こっくりさん」の恐怖と伝説の書が復刻した理由とは?

昭和時代の放課後、教室の片隅で子供たちが声を潜めて行っていた「こっくりさん」。

まるで意思を持っているかのように動き回る10円玉の音に、悲鳴を上げた記憶を持つ方も多いのではないでしょうか。

そんな昭和オカルトの代名詞ともいえる「こっくりさん」が、今、令和の若者たちの間で「レトロホラー」として再燃しています。

背景にあるのは、単なる懐古趣味ではありません。

SNSでの「やってみた」動画の拡散や、アナログな体験を「エモい」と捉えるZ世代の感性が、かつての恐怖体験を現代のエンターテインメントへと昇華させているのです。

デジタルネイティブな世代にとって、指先に伝わる「自分の意思ではない動き」は、画面越しでは得られない究極のリアル体験。

今、時を超えて再び「こっくりさん」が私たちの前に姿を現しています。そう、まるで自分は不滅だと言わんばかりに…。

この記事では、令和によみがえった「こっくりさん」について解説しています。

伝説の聖典『狐狗狸さんの秘密』50年ぶりの復刻

実際のところ「こっくりさん」は、どの程度、令和の人々に認知されているのでしょうか。

「こっくりさん」再燃を象徴する出来事が、2025年8月に起きました。

1970年代のオカルトブームを牽引した心霊科学研究家・中岡俊哉氏による伝説的著作『狐狗狸さんの秘密』が、二見書房から約50年ぶりに復刻されたのです。

かつて横尾忠則氏も絶賛したという本書は、単なる遊び方の解説書にとどまりません。

本書は、こっくりさんの歴史的背景や、地域・年代によるバリエーション、さらには心霊科学的な視点からの考察など、多角的にこの現象を分析した「オカルトの聖典」とも言える一冊です。

50年前の知恵が令和に蘇ったことで、若者たちは単なる流行としてではなく、歴史ある「禁忌の儀式」としての重みを感じながら、この不思議な現象に向き合い始めています。

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こっくりさん(狐狗狸さん)とは?

「こっくりさん」とは、日本で最も広く知られている降霊術の一種であり、文字盤と硬貨を使って霊と交信する占いです。

その起源は明治時代(1880年代頃)に西洋から伝来した「テーブル・ターニング(降霊術)」にあるとされており、日本に渡って来て独自の進化を遂げました。

海外から伝わったこの降霊術が、日本で独自の進化を遂げた背景には、当時の生活道具と「音」が深く関係しています。

哲学者・井上円了の調査によれば、初期のコックリさんは、ご飯を入れる「お櫃(おひつ)」の蓋(ふた)に竹の足を3本差して三脚にした、非常に不安定な台で行われていました。

この台が傾くたびに「こっくり、こっくり」と音を立てて揺れたことが、名前の語源です。

現在よく知られる「狐狗狸(きつね・いぬ・たぬき)」という漢字は、その不思議な動きを見た人々が、後になって「動物霊の仕業に違いない」と考え、当て字をしたものなのです。

「テーブル・ターニング」は、一般的にウィジャボードとして多くの人に知られていますね。

科学が解き明かす「動く理由」と「視線の謎」

なぜ、誰も動かしていないはずの10円玉が勝手に動くのか。それには科学的な根拠が存在します。

最大の要因は、参加者の「観念運動効果(不覚筋動)」です。これは、特定のイメージを強く抱くことで、本人の意識とは無関係に筋肉が微細に反応してしまう現象を指します。

例えば、糸で吊るした5円玉を「動くな」と念じれば念じるほど、無意識の指の震えが伝わって揺れてしまう「シュブルールの振り子」という現象が有名です。

それと同じように、「動くかもしれない」という予期意向が、指先の微細な筋肉運動を引き起こしているのです。

さらに、2019年にアイトラッカー(視線追跡装置)を使って行われた研究では、驚くべき事実が判明しました。

実験では、参加者の視線が無意識のうちに10円玉の動きを目で追ったり、あるいは動きを予測するような反応が見られました。

もし霊的な存在が参加者の意思を無視して動かしているなら、視線と指の動きはこれほど密接に連動しないはず…。

しかし、視線が動きと連動している(あるいは先行している)ということは、参加者の脳が動きに関与している証拠といえます。

また、誰も知らない情報の正誤を問う実験では、正しい答えを導き出せなかったという結果も出ています。

このことから、こっくりさんは霊の力ではなく、参加者全員が持つ知識や期待を無意識に反映する「集合知」の再現である可能性が高いのです。

こういった科学的な事象に加えて、心理的な影響が働き集団ヒステリーなどが引き起こされると、いかにも心霊現象じみた結果が起きるのでしょうね。

儀式の準備とやり方

こっくりさんを行うには、特定の配置図を描いた紙と硬貨が必要です。

地域によって細かな違いはありますが、ここでは、一般的な手順を紹介します。

【準備するもの】

  • 白い紙(B4やA3など大きめが推奨)
  • ペン(赤と黒)
  • 10円玉(参加者の手垢がついていない綺麗なものが好まれる)

【紙の書き方】

  1. 紙の上部中央に、赤いペンで「鳥居」のマークを描きます。
  2. 鳥居の左右に「はい」「いいえ」と書きます。
  3. その下に「あ〜ん」の五十音、および「0〜9」の数字を書きます。

【降霊の手順】

  1. 窓を開ける:霊の通り道を作るため、部屋の窓を少し開けておきます。
  2. 配置:机の上に紙を置き、鳥居の上に10円玉をセットします。
  3. 接触:参加者(2〜3人)は10円玉の上に人差し指を軽く置きます。これ以降、絶対に指を離してはいけません。
  4. 呼び出し:全員で声を揃えて唱えます。「こっくりさん、こっくりさん、おいでください。もしおいでになりましたら『はい』へお進みください」
  5. 質問:10円玉が「はい」に動いたら、霊が来た合図です。質問を始めましょう。

意外と簡単に出来るんですね。私もやってみよっと♪

やめておきなさい、碌なことにならないんだから。

え?何ですか?もう始めちゃいましたけど…。

…。

【最重要】終わらせ方とタブー

こっくりさんで危険とされているのは、「こっくりさんが帰ってくれない」ことや「儀式を途中で終わらせる」ことです。

安全のために、以下のルールを厳守する必要があります。

【正しい終わらせ方】

  1. 質問が終わったら、こう唱えます。「こっくりさん、こっくりさん、鳥居へお戻りください」
  2. 10円玉が「鳥居」の位置に戻ったら、「こっくりさん、こっくりさん、ありがとうございました」とお礼を言い、全員で指を離します。
  3. 後始末:使った紙は細かく破り捨てるか、燃やして処分します。使った10円玉はすぐに買い物などで使って手放すか、塩で清めます。

あのっ!こっくりさんが帰ってくれないんですけどぉ💦

はぁ…言わんこっちゃない

だってぇ…。それよりも助けてくださぁい!

仕方ないですねぇ。まず落ち着いて「鳥居の場所に10円玉を移動させる」「感謝を伝えて終了を告げる」これを根気強く試してください。

駄目みたいですぅ💧

どうしても駄目そうなら、強制終了!無理やり10円玉を鳥居の位置に戻して「ありがとうございました」とお礼を言って儀式を終了させてください。その後で10円玉を塩で清めて紙と一緒に処分すること!

無理やり終わらせちゃいましたけど、本当に大丈夫ですかぁ💦

ほら、さっさと外出の準備をして!神社にお参りをしてお祓いしてもらいますよ。

【絶対にやってはいけないこと】

  • 途中で指を離す:霊との繋がりが切れ、障りが起きると言われています。
  • 独りで行う: 憑依されやすくなると言われ、禁止されています。
  • NGな質問をする:「だれかの死期」や「こっくりさんの正体」などは、代表的なNG質問とされています。

「リモートこっくりさん」と現代の怪異

昭和に流行したアナログな儀式は、現代では最新のテクノロジーと融合し「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を遂げています。

その筆頭が「リモートこっくりさん」でしょう。

かつては一つのテーブルを数人で囲むのが鉄則でしたが、現在ではZoomやLINEのビデオ通話を通じて、離れた場所にいる者同士で儀式を行うという新しいスタイルが生まれているようです。

一人がカメラの前で準備をし、参加者全員が画面越しに意識を集中させる、あるいは特定のアプリを介して仮想の10円玉を動かすといった方法で儀式が行われています。

一見、本来の儀式の方法に反するように思えますが、「物理的に触れていないのに対象が動く」という状況は、昭和のそれよりも「得体の知れない怪異」として参加者の恐怖心を増幅させるのにひと役買っているようです。

場所の制約を超えた降霊体験は、現代ならではの怪談の形と言えるでしょう。

まとめ:なぜ今、若者は惹かれるのか

本記事では、こっくりさんの儀式・やり方と、なぜ令和の現在、若者がアナログな怪異的儀式に心を惹かれるのかを考察・解説してきました。

昭和、平成、そして令和へ。時代とともに道具や媒体は変われど、「目に見えない何かと繋がりたい」という人間の根源的な好奇心は変わらないのでしょう。

「こっくりさん」は、ある時は社会問題となり、ある時はレトロな遊びとして、その形を変えながら生き続けてきました。

2025年の復刻本ブームやリモートでの流行は、都市伝説が使い捨ての流行ではなく、常にアップデートされ存在し続ける「生きた文化」であることを証明しています。

ただし、どの時代においても「こっくりさん」について語り継がれる共通のルールがあります。

「決して途中で手を離さないこと」そして「最後は敬意を持って帰ってもらうこと」。

この記事を読んだあなたがもし、こっくりさんを試すなら、どうぞお気をつけて…。

興味本位で開いてしまった扉は、ふとした拍子にあなたの手を離れてしまうかもしれません。そうなれば、想像も出来ないような恐怖があなたの身に降りかかるのですから。

怖かった…。本当に怖かったです。

まったく、こっくりさんが科学的に解明されているとはいえ、それだけで完全に説明できるわけではないのですから…。これに懲りたら、安易におかしなものに手を出さないで下さい。

はぁい、もう2度とやりません…。

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