
ね、眠い💤
相変わらず眠そうね…。低血圧だったかしら?


それもあるんですけど、昨夜は変な時間に近くの踏切りが鳴り出して…。そこから眠れなくなっちゃったんです。いつもは、あんな時間にならないのに。
あら?もしかしたら心霊現象だったりして…ね。


いやいや、止めてくださいよぉ…。また私を怖がらせようとしてます?
一応、そんな噂がある踏切りならあるわよ?…せっかくだから、今回は、岐阜県の『本巣南踏切り』について解説してみましょうか。


ああ、これは拒否権がないやつだぁ💦
岐阜県本巣市にある樽見鉄道の線路沿い。
のどかな田園風景や住宅街が広がるこの地域に、「本巣南踏切り(もとすみなみふみきり)」と呼ばれる踏切りが存在します。
日中は地域の人々が利用するごく普通の踏切りですが、日が落ちて辺りが暗闇に包まれると、その雰囲気は一変します。
オカルト好きな人々の間では、この場所が「心霊スポット」として密かに語り継がれているのです。
なぜ、一見変哲のない踏切りが心霊現象の舞台として噂されるようになったのでしょうか。
本記事では、ネット上で囁かれる心霊現象の噂から、その背景にある過去の痛ましい事故の歴史まで、本巣南踏切りで起きた恐怖と悲劇を紐解いていきます。
岐阜県の心霊スポット『本巣南踏切り』とは?その場所と現在の状況






岐阜県本巣市に実在する「本巣南踏切り」は、樽見鉄道樽見線の糸貫駅と本巣駅の間にある踏切りです。
この踏切りの最大の特徴であり、後の心霊スポット化にも深く関わってくるのが、その設備形態です。
日本の踏切りは安全設備の違いによって種類が分類されていますが、本巣南踏切りは「第3種踏切道」に指定されています。
これは、列車の接近を知らせる警報機は設置されているものの、車両や歩行者の進入を物理的に防ぐ「遮断機」が設置されていないタイプの踏切りを指します。
周囲は見通しが極端に悪いわけではないものの、夜間は外灯が少なく暗がりになりやすい環境です。
現在も樽見鉄道の車両が日常的に通過しており、廃線跡などの使われなくなった遺構ではなく、現役で稼働している鉄道施設として機能しています。
『本巣南踏切り』で囁かれる恐ろしい3つの心霊現象・噂まとめ

悲劇は繰り返される?悲しげな「老婆の幽霊」の目撃談
本巣南踏切りでは、老婆の幽霊が出現するという噂が囁かれています。
この老婆は、かつて自動車で線路内に侵入し電車と衝突して命を落としたと言われていて、その事故を再現するかのように車と共に出現して列車と衝突して消えていくのだそうです。
このため、この老婆は自分が事故で命を落としたことを理解しておらず、自宅に帰るために何度も踏切りに進入していると考えられているようです。
さらに、何度この行為を繰り返しても、老婆は踏切りを渡ることが出来ずに悲しそうな顔で姿を消すという噂も語られています。
「車が勝手に進む…」踏切り内に誘い込まれる怪奇現象
本巣南踏切りでは、頻繁に踏切り内でトラックや乗用車が立ち往生し、列車と衝突する事故が起きているのですが、この原因が心霊現象によるものだといわれています。
警報機が鳴り始め、遮断機が下りてきているにもかかわらず、ドライバーが何かに引き寄せられるかのように踏切り内に侵入してしまうのだそうです。
このため、本巣南踏切りで過去に事故死した人の魂が、今でもドライバーを踏切り内に誘い込んでいるのではないかと噂されています。
終電後に鳴り響く?列車の来ない「不自然な警報機」
本巣南踏切りでは、終電が走り去り列車が来るはずのない時間帯に、突然踏切りの警報機が鳴り出すという現象も噂されています。
深夜、周囲に列車の気配が全くないにもかかわらず「カン、カン、カン…」という警報音が鳴り響き、赤色のランプが点滅を始めるそうです。
そして、しばらくすると音が鳴り止むとされています。
この現象に遭遇したという人の中には、遮断機の前で待機している時に、ふと、「車を動かさなければ」という考えがよぎったという話もあるようです。
ウワサされる心霊現象
- 老婆の幽霊の目撃談がある
- 車が踏切りに誘い込まれるという噂
- 不自然に鳴り響く警報機の噂
噂の真相は実話?『本巣南踏切り』で起きた痛ましい事故の歴史

本巣南踏切りが「曰く付きの場所」として噂されるようになった最大の要因は、この場所で実際に複数回の事故が発生しているという事実です。
過去に本巣南踏切りで発生した事故については、運輸安全委員会が公表した過去の鉄道事故調査報告書などで記録を確認することができます。
報告書によると、本巣南踏切りでは過去に3件もの踏切障害事故が立て続けに発生したことが記されています。
かつての本巣南踏切りは、遮断機のない第3種踏切でした。
そのため、通行者が列車の接近に気づくのが遅れたり、安全確認が不十分なまま進入し走行中の列車と衝突してしまう事故が繰り返し発生していたそうです。
【実録】運輸安全委員会の記録に残る死亡事故と「第3種踏切」の危険性
前述した3件の踏切障害事故のうち、2件は通行者が命を落とす「死亡事故」に至っています。
地域住民が日常的に利用する生活道路上の踏切りで、複数人が亡くなる重大事故が起きたことは、地元に大きな衝撃を与えました。
この連続する事故を重く見た関係機関により、踏切りの安全性向上や注意喚起の必要性が議論される事態となりました。
「遮断機がない」という物理的な危険性が、そのまま死亡事故という悲しい出来事に直結してしまったことが、この踏切りの悲劇的な事実として記録されています。
【現地ガイド】本巣南踏切りの場所・住所・アクセス・駐車場情報
| 住所 | 岐阜県本巣市 (樽見鉄道 糸貫駅〜本巣駅 間) |
| 最寄り駅 | 樽見鉄道樽見線「糸貫駅」または「本巣駅」 |
| アクセス | 糸貫駅から北もしくは本巣駅から南へ線路沿いを進む。 車の場合は国道157号線などから生活道路へ進入。 |
| 備考 | 専用の駐車場等はありません。周辺は閑静な住宅街および農地のため、路上駐車等は厳禁です。 |
非常識な行動は厳禁!『本巣南踏切り』を訪問する際の絶対的な注意点
本巣南踏切りを訪問する際、注意したいのは「ここが現在も使用されている地元民の重要インフラである」という点です。
日中はもちろんですが、夜間でも一定の利用者が存在していることが予想できます。
そのため、肝試し目的で現地を訪問し何度も踏切りを往復したり、大声で騒ぐ行為は非常に迷惑となります。
また、適切な目的がないのに線路内に踏み入ったりすると、法的な問題に発展することもあるので絶対にやめましょう。
なぜ心霊スポットに?『本巣南踏切り』の噂に対する現実的な考察

本巣南踏切りが心霊スポット化した理由は、過去に起きた「踏切り内での死亡事故」が大きな要因になっていると考えられます。
心霊スポットの噂は、根も葉もない都市伝説や、その場所の暗い雰囲気が元になって生まれることも少なくありません。
しかし本巣南踏切りの場合は、実際に死亡事故が発生しており、公的機関の資料にも明確な記録が残っていることが有力な裏付けとなっています。
こうした悲しい事実が地域で語り継がれるうちに尾ひれがつき、「事故の犠牲者が霊となって現れる」といった噂へと変貌していったのでしょう。
一方で、現実的な視点から事故が多発する理由を考えると、「遮断機がない」という構造的な問題に加え、「自家用車が必須となる地域性」が絡んでいると推測できます。
大都市で生活している方には想像しにくいかもしれませんが、地方都市では車が生活インフラであるため、どうしても日常的にハンドルを握るドライバーの数が多くなります。
なかでも、昨今問題視されている高齢ドライバーの存在は無視できません。
体力や認知機能が低下して運転に不安があっても、近所のスーパーや病院へ通うために無理をして運転を続けざるを得ないお年寄りも決して珍しくはないのです。
そうした方々が、病院や買い物帰りの疲れた状態で運転すれば、集中力の低下から警報機の音を聞き逃すなど、重大な判断ミスを誘発しやすくなります。
個人的な経験をもとにした話になりますが、ご高齢の方は自身の身体的な衰えやミスを素直に受け入れるのが難しい傾向にあると感じています。
つまり、万が一事故を起こしかけた際、「自分の不注意だった」とは言わず、「車が線路に引っ張られた」「踏切り前で止まっていたのに、車が勝手に進んだ」と答えても不思議ではありません。
また、夜間に不自然に警報機が鳴り響くという噂については、終電後に行われる保線作業(線路の点検・修繕)用の車両が通過した際の作動音を、心霊現象と勘違いした可能性が高いでしょう。
かつては深夜に貨物列車が走っていた時代もあり(2006年に廃止)、当時の記憶が噂に混ざっているのかもしれません。
深夜の静寂の中、突然鳴り響く警報音と暗闇を照らす赤いランプの光は、事情を知らない人が遭遇すれば強い恐怖を感じるはずです。
その不気味な体験談が学校や地域で語られるうちに拡散し、現在のような「心霊スポット」としての確固たるイメージが作り上げられていったのではないでしょうか。

やはり実際に死亡事故が起きている場所は心霊スポット化しやすいですね。
そうね、その事故も1度ではなく複数回発生しているから…ね。


過去には遮断機がなかったのも原因なんでしょうか?
視覚的、物理的な障害物があるのとないのでは、かなりの違いが出そうよね…。写真を見る限り現在は遮断機があるみたいだから、事故が減っているといいわね。

まとめ:『本巣南踏切り』は悲しい事故の記憶が残る場所
本記事では、岐阜県の心霊スポットと噂される「本巣南踏切り」について解説してきました。
本巣南踏切りで噂される心霊現象は、何もないところから想像だけで創り出された怪談ではなく、過去に複数回の死亡事故が起きたという痛ましい歴史に基づいていることがわかりました。
心霊スポットとしての噂の裏には、物理的な危険性と、そこで命を落とした方々の悲しい事実が隠されています。
本巣南踏切りは、現在も地域の生活を支える重要な交通網の一部です。
そのことを理解し、もしこの場所を訪問する機会があったとしても、交通安全や迷惑にならないことを最優先に考えた行動を心がけてください。
