神楽女湖の湖畔で目撃される白い服を着た少女の幽霊のイメージ画像

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大分 心霊スポット『神楽女湖』少女の霊を車に乗せてはいけない!

水場には霊が集まると言われますが、今回紹介する湖『神楽女湖(かぐらめこ)』にも恐ろしい噂が存在します。

この場所で何が起こったのか…。

本記事では、大分の心霊スポット『神楽女湖(かぐらめこ)』の情報を紹介します。

大分の心霊スポット『神楽女湖』とは

大分県別府市にある神楽女湖の自然豊かな風景
阿蘇くじゅう国立公園内に位置する神楽女湖
大分県別府市の鶴見岳南東側にある静かな神楽女湖

『神楽女湖(かぐらめこ)』は、大分県別府市の鶴見岳南東側山腹にある湖です。

周囲約1kmの湖で、阿蘇くじゅう国立公園内に位置しています。

名前の由来は、平安時代に鶴見岳社の歌舞女(かぐらめ)がこの地に住んでいたという伝説に基づいています。

「歌舞女」とは、神楽などの舞を奉納する女性を指し、神聖な存在として崇められていたそうです。

この地が「神楽女」と呼ばれるようになり、そこにある湖が「神楽女湖」と名付けられたと言われています。

湖畔には「神楽女湖しょうぶ園」があり、6月上旬から7月上旬にかけて、約80種、1万5千株(約30万本)の花菖蒲が咲き誇ります。

この時期には多くの観光客が訪れ、美しい花景色を楽しみます。

また、湖周辺にはヨシマコモやヒツジグサなどの水生植物が自生し、カイツブリやカワセミなど約30種類の野鳥も観察できる自然豊かな環境です。

アクセスは、JR別府駅から車で約30分の距離にあり、駐車場も完備されています。

『神楽女湖』で起こる心霊現象

神楽女湖のほとりに佇む少女の幽霊のイメージ画像

少女の幽霊が出現する

小学5年生女子の事故死から一週間ほど後のこと、現場で少女の幽霊が目撃されたという噂が広がり始めます。

雨が降る日の夕方や夜に、神楽女湖の近くを小学生くらいの女の子が歩いているそうです。

声をかけると、「家に帰りたいから車に乗せてほしい」と言ってくるので、親切心で車に乗せると、女の子が途中で消えたり、車が事故にあったりするそうです。

事故の後には、当然のように女の子は消えてしまいます。

はじめは誰かが考えた怪談話とされていましたが、目撃者が見た幽霊と死亡した女の子の姿が同じだったことから、一気に噂が広がりました。

この場所には、一時期『子供に話しかけないでください』という看板が立てられていたそうです。

切ってはいけない桜の木の噂

『神楽女湖(かぐらめこ)』には、もうひとつ怪談話が伝えられています。

神楽女湖に向かう道に1本の桜の木がポツンと立っているのですが、この木が曰く付きなのです。

かつて道路整備のためにこの木を伐採する話が出たものの、木を切ろうとした人がケガをしたり、死亡したりすることが続いたそうです。

そのため、この桜の木は伐採されることなく、そのままにされていると言われています。

また、この桜の木には何度も車が衝突していますが、倒れることがなかったそうです。

ウワサされる心霊現象

  • 小学生の幽霊があらわれる。車に乗せると消えてしまうか事故にあう!
  • 切ることができない桜の木がある。伐採しようとすると不幸が起こる。

『神楽女湖』の場所

住所大分県別府市大字別府字前野5106-1
最寄り駅JR別府駅
アクセスJR別府駅から車で約30分
備考公共交通機関での直接的なアクセスは難しい

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。

『神楽女湖』で過去に起きた事件・事故

幽霊の少女が現れると言われる大分県別府市の神楽女湖のイメージ画像

少女の行方不明事件

『神楽女湖(かぐらめこ)』では、過去に小学5年生の女子が行方不明になったと噂されています。

神楽女湖の近くには少年自然の家があり、そこに来ていた子供がオリエンテーリング中に行方不明になったそうです。

懸命の捜索の結果、駐車場脇の雑木林の中で少女の遺体が発見されたと言われています。

事件・事故両方の可能性で捜査が行われた結果、転落事故によるものであると判断されたようです。

ただし、この出来事に関する情報はニュースなどでは確認できませんでした。このため、事の真偽は不明です。

ある意味都市伝説のような噂なのでしょう。

『神楽女湖』心霊スポット化の理由を考察

神楽女湖が心霊スポット化したのは、名前の由来となっている伝承と、昭和に起きたと言われる事件、湖の環境が要因となっていると考えられます。

神楽女湖は、平安時代に鶴見岳社の歌舞女(かぐらめ)が住んでいたという伝説から名前が付けられたと言われています。

「歌舞女」は神楽などの舞を奉納する女性を指し、神聖な存在として崇められていたそうです。そのため、もともと湖自体が霊的な位置づけとなっていたのでしょう。

さらに、湖は6月上旬から7月上旬にかけて花菖蒲を見に来る人で賑わいますが、それ以外の季節や夕暮れ時には人気(ひとけ)が少なく寂しい雰囲気になります。

人の気配がない水辺は、何とも言えない不気味さを醸し出すものです。

そのような環境に、少女が行方不明になり遺体で発見されたという噂が絡み合うことで、心霊の話が生まれたのだと考えられます。

そして、心霊現象を求めて訪問する人が増えることで、噂が拡散されていった結果、有名な心霊スポットになったのでしょう。

『神楽女湖』訪問時の注意点

神楽女湖を訪問する際は、花菖蒲の見頃の季節にしっかりと準備し、自然環境への配慮を心がけることを推奨します。

心霊スポットとして知られている同地ですが、それを目的として夜間に訪問するのは非常に危険です。

夜間になると人がいなくなりますし、真っ暗で足場もろくに見えません。万が一事故が起きた場合には、救助が確実に遅れます。

安全を第一に行動し、写真撮影のマナーや防犯対策を徹底するとともに、花菖蒲園の公開情報を事前に確認して訪れることで、安心して美しい自然を満喫できるでしょう。

まとめ

今回は、大分県別府市の『神楽女湖(かぐらめこ)』を紹介しました。

この地で語られる噂は、悲しい事故がもとになって生まれた怪談話や、理由の分からない不思議な話でした。

やはり、水に関わる場所には何かしらの霊が集まり、不思議な現象を引き起こすのかもしれません。

『神楽女湖』は6月になるとハナショウブが見ごろになります。

大分県別府市にお出かけの際は、『神楽女湖』まで足をのばしてみてはいかがでしょうか。

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