東京都新宿区に位置する『都立戸山公園』は、豊かな緑と広大な敷地を誇り、地元住民の憩いの場として親しまれています。
しかし、その美しい景観の裏では、数々の心霊現象や歴史的な逸話が存在し、東京都内でも有数の心霊スポットとして知られているのです。
特に、公園内の『箱根山』周辺では、深夜に男性の泣き叫ぶ声やうめき声が聞こえる、人魂が目撃されるなどの怪奇現象が報告されています。
これらの噂は、なぜ囁かれるようになったのでしょうか?
本記事では、東京都内で心霊スポットといわれる『都立戸山公園』の情報をご紹介します。
東京都の心霊スポット『都立戸山公園』とは




『都立戸山公園』は、東京都新宿区に位置する、総面積約18.6ヘクタールの総合公園です。
公園は明治通りを挟んで、西側の「大久保地区」と東側の「箱根山地区」に分かれています。
箱根山地区には、標高44.6メートルの人工の山「箱根山」があり、山手線内で最も高い地点として知られています。
また、箱根山周辺は桜の名所としても親しまれ、大久保地区には、新宿スポーツセンターや広場、子どもの遊び場などが整備されており、地域住民の憩いの場となっています。
江戸時代、この一帯は尾張藩徳川家の下屋敷「戸山荘」として知られ、回遊式庭園が広がっていました。
明治維新後、この敷地は陸軍の施設として利用され、陸軍戸山学校や陸軍軍医学校が設置されました。
戦後、軍事施設は廃止され、1954年に公園として開園しました。
都立戸山公園は、歴史的背景と豊かな自然が融合した公園で、地域の歴史や文化を感じながら、四季折々の風景を楽しむことができます。
主な施設:
- 箱根山: 標高44.6メートルの築山で、山手線内最高峰です。
- 陸軍戸山学校跡記念碑: 旧陸軍施設の歴史を伝える碑です。
- 新宿スポーツセンター: 体育館やプールを備えた施設で、地域のスポーツ活動の拠点となっています。
『都立戸山公園』で起こる心霊現象

男性の泣き叫ぶ声やうめき声
都立戸山公園では、深夜になると、箱根山の山頂付近で男性の悲痛な声が聞こえるという噂があるようです。
その声は風の音とは明らかに異なり、苦悶や絶望を帯びた響きがあるとされ、耳にした者は、言いようのない恐怖に包まれるといいます。
人魂の目撃
夜の戸山公園では、青白く淡い光を放ちながら、ゆらゆらと漂う「人魂」の目撃情報があります。
木々が生い茂る箱根山周辺での報告が多く、複数人が同時に目撃した例もあることから、見間違いや気のせいとは言い切れない現象とされています。
人魂は、突如として視界に現れ、しばらく空中を漂ったのち、すっと姿を消すといわれています。
心霊写真
戸山公園内で撮影された写真には、時折、発光体や人影のようなものが写り込むことがあるとされています。
特に夜間や曇天時に撮影された写真に多く見られ、霧のように白く立ち込める影や、ぼんやりと佇む人影など、不自然なものが映り込むケースが報告されています。
撮影者自身は現場で何も感じなかったにもかかわらず、帰宅後に画像を確認して初めて異変に気づくという例もあるようです。
ウワサされる心霊現象
- 男性の泣き叫ぶ声やうめき声が聞こえる。
- 人魂が目撃される。
- 心霊写真が撮影される。
『都立戸山公園』の場所
住所 | 東京都新宿区大久保3丁目 戸山公園(大久保地区) |
最寄り駅 | 東京メトロ副都心線「西早稲田駅」 |
アクセス | 西早稲田駅から徒歩約10分 |
備考 | 入場制限の場所があるので、確認が必要 |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『都立戸山公園』で過去に起きた事件・事故
戦時中に軍関連の施設があった
戸山公園の歴史を紐解くと、江戸時代には尾張徳川家の下屋敷『戸山山荘』があり、回遊式庭園として知られていました。
明治維新後、この地は陸軍用地となり、陸軍戸山学校や陸軍軍医学校が設置されました。
100体近い人骨が発見された
1989年、国立感染症研究所(旧・国立予防衛生研究所)の建設中、死後100年以内とみられるおよそ100体の人骨が発見されたといわれています。
それらの多くには、ドリルや鋸のような器具で加工された痕跡があったことから、戦時中に行われた人体実験の犠牲者ではないかとの憶測を呼びました。

どの出来事も噂程度に覚えておけば良いのではないでしょうか?
『都立戸山公園』心霊スポット化の理由を考察

戸山公園が心霊スポットとして知られるようになった背景には、旧日本陸軍の施設が存在していたという歴史的事実や、戦時中の人体実験の噂、さらには大量の人骨が発見されたという衝撃的な過去が関係していると考えられます。
加えて、深夜に男性の泣き声やうめき声が聞こえる、人魂の出現、心霊写真の撮影など、数々の怪奇現象が報告されており、そうした体験談が噂を後押ししてきました。
さらに、公園内の箱根山地区は鬱蒼とした木々に囲まれ、起伏に富んだ地形が、夜間には一層不気味な雰囲気を醸し出します。
こうした環境要因もまた、戸山公園が心霊スポットとして語られる一因となっていると考えられます。
『都立戸山公園』訪問時の注意点
都立戸山公園では、都環境確保条例に基づき、公園施設の改修工事に伴う土壌調査が実施されました。その結果、調査区域の一部の土壌から、基準値を超える「鉛およびその化合物」や「水銀およびその化合物」が検出されています。
現在は、立ち入りを制限するなどの対応が取られていますが、危険な場所であるため、事前に情報を確認し、立ち入らないよう十分に注意してください。
また、夜間は足元が暗く、転倒などの危険もあるため、訪問は控えたほうが良いでしょう。
公園を訪れる際は、近隣住民の迷惑とならないよう、基本的なマナーを守ることが大切です。
まとめ
本記事では、東京都の心霊スポットとして知られる『都立戸山公園』についてご紹介しました。
都立戸山公園は、江戸時代には大名庭園としての優雅な歴史を持ち、明治以降は軍の施設として利用されるなど、その歩みには明と暗、ふたつの顔があります。戦時中には人体実験の噂や、大量の人骨の発見といった闇の側面も色濃く残されており、現代においても語り継がれています。
こうした歴史的背景に加え、箱根山周辺で囁かれる泣き声や人魂の目撃、心霊写真の噂などが重なり、現在では都内屈指の心霊スポットとして知られるようになりました。
公園の豊かな自然と静けさは、一見すると癒しの空間ですが、その奥には過去の記憶が静かに眠っています。
歴史と怪異が交錯するこの地を訪れる際は、ただの噂として片づけず、敬意と慎重さをもって歩を進めるべきでしょう。
真実を確かめたいという好奇心があっても、その背後にある人々の記憶や痛みを忘れてはなりません――戸山公園は、そんな教訓を静かに語りかけてくる場所なのです。