時代が変わると、それまでと環境が変化していくものです。
今回ご紹介する『茶臼峠』は、かつては国道101号線として男鹿市脇本~船川間を繋ぐ要所として、多くの車が行き交っていました。
しかし、新たな道が開通したことで茶臼峠は、県道59号線に変更され日常で使用される機会も減少していったと言われています。
このように時の流れと共にさまざまな事柄が変化していく『茶臼峠』ですが、変わらないこともあるのです。
それは、心霊スポットとしての噂が流れる『茶臼峠』です。
実は、茶臼峠には過去から現在に至るまで恐ろしいウワサが付き纏っています。
なぜ茶臼峠は心霊スポットとして有名になり、怪現象がウワサされるようになったのでしょうか…。
本記事では、『茶臼峠』が心霊スポットになった経緯と起きると言われる心霊現象を調査し紹介しています。
最後まで読むと『茶臼峠』の秘密に迫れるかも!
『茶臼峠』とは
『茶臼峠(ちゃうすとうげ)』は、秋田県男鹿市に存在する峠道です。
船越線というバスの餅ヶ沢停留所から徒歩12分で辿り着くことができ、旧国道101号(現県道59号)にある、鬱蒼とした林に挟まれた曲がりくねった2㎞ほどの峠道です。
昔は、国道101号線として男鹿市脇本~船川間のアクセスに利用されていましたが、2010年に新しい101号線が開通したことで『茶臼峠』は、県道59号に変更されました。
茶臼峠は普段は交通量が少ないものの、寒風山採石所のダンプの往来が意外と多く交通事故には要注意です。
多くの人は、新しい国道101号線を利用しているそうです。
『茶臼峠』の場所
〒010-0343 秋田県男鹿市脇本田谷沢要沢
『茶臼峠』で起きた事件・事故
茶臼峠が心霊スポットと呼ばれるようになった理由は、過去に起きた交通事故と峠に存在した『火葬場&葬儀屋』であると言われています。
火葬され葬儀を終えた故人は、しっかりと供養されているので本来は成仏しているはずなのですが、一部の霊が成仏できずに峠を彷徨っていて通りかかるドライバーを事故へと誘っていると噂されています。
茶臼峠は霧に包まれていることが多く、恐ろし気な雰囲気を醸し出しています。
『茶臼峠』でウワサされる怪異
茶臼峠では、色々な怪奇現象が目撃されているようです。
最も有名な現象はザンバラ髪の女性の幽霊で、カーブミラーにその姿が写だけのこともあれば、凄い勢いで車を追いかけてくると言われています。
追いかけられた車に乗っていたドライバーや同乗者は、その時は何もなかったとしても後日、車やバイクが廃車になる程の交通事故を起こしてしまうそうです。
また、昼夜を問わず下半身の無い女性の幽霊が出現し、上半身だけで這いずりながら車を追いかけてくると噂されています。
他にも『前方を歩いている老人が突然車の方に振り向き、大笑いしながら走り去る』『茶臼峠をバイクで走っているとタイヤを引っ張られて転倒する』『お化け標識がドライバーの方を見る』『クビなしライダーが出現する』『ヒッチハイクする白い服の女性』『白装束の老婆が現れる』といったように、バリエーションに富んだ怪奇現象が報告されているようです。
あまりに事故が多発するため、お祓いをしたそうです。
お祓いの効果があったのか、現在では心霊現象の発生率は下がっていると言われています。
ただし、完全に事故や心霊現象がなくなったわけではないようです。
地元のタクシー運転手は、茶臼峠では客を拾ってはいけないとまで言われているそうです。
ウワサされる怪異
- ザンバラ髪の女性の幽霊が追いかけてくる。
- 昼夜を問わず下半身の無い女性の幽霊が出現する。
- 前方を歩いている老人が突然車の方に振り向き、大笑いしながら走り去る。
- 茶臼峠をバイクで走っているとタイヤを引っ張られて転倒する。
- お化け標識がドライバーの方を見る。
- クビなしライダーが出現する。
- ヒッチハイクする白い服の女性が出現する。
- 白装束の老婆が現れる。
かなり幅広い心霊現象がウワサされていますね!
まとめ
本記事では、秋田県の心霊スポット『茶臼峠』の情報を紹介して来ました。
茶臼峠はかつては、国道101号線として男鹿市脇本~船川間をつなぐ唯一の道だったため多くの車が行き交っていましたが、2010年に新国道101号線が開通したことで利用者が減少しています。
かつては、峠中に火葬場と葬儀場が存在していたため、心霊スポットと呼ばれるようになり、死者の霊がドライバーをあの世に誘うといわれるようになりました。
現在は火葬場や葬儀場は空き地になっており、交通量も減少していますがまだまだ心霊現象の目撃情報はあるようです。
また、交通量は少ないものの大型のダンプが行き交うことに加え、霧が出ていることも多いため交通事故のリスクは少なくありません。
本記事を読んで、好奇心を刺激された場合でも、遊び半分で訪問するのはやめておいた方が賢明でしょう。
どうしても訪問する場合は、交通事故に細心の注意を払った行動を心がけましょう。