大阪府大東市に位置する須波麻神社(すはまじんじゃ)は、地元の人々に古くから親しまれてきた歴史ある神社です。
須波麻神社は、平安時代に編纂された「延喜式神名帳」にその名が記載されている式内社であり、深い歴史と文化的価値を持つ神社として知られています。
一方で、その神秘的な雰囲気や、過去にまつわる噂話、さらには霊的な体験を語る人々の存在が、訪問者にとって興味深い反面、恐怖心を煽る一面もあります。
本記事では、須波麻神社の歴史的背景や伝承に触れるとともに、心霊スポット化した理由、噂される心霊現象、そして過去に起きた出来事を紹介します。
大阪府の心霊スポット『須波麻神社』とは



『須波麻神社(すはまじんじゃ)』は、大阪府大東市中垣内に存在する神社です。
その歴史は平安時代まで遡り、由緒ある「延喜式神名帳」にその名が記載されている格式高い式内社として知られています。
主祭神は大国主命であり、出雲大社との繋がりが深いと言われているようです。
創建時期は不明ですが、古くから10月7日に行われていたとされる大祭など、出雲大社と共通する信仰が色濃く残っている神社です。
社名の「須波麻」は「渚浜」(すはま)に由来しており、かつてこの地域が河内湾や河内湖の水辺であったことを物語っています。
境内には保存樹木として指定されたクロガネモチの大木があり、訪れる人々に神秘的な印象を与えます。
また、「お蔭灯籠」と呼ばれる道標を兼ねた石灯籠が点在し、歴史的趣を一層際立たせています。
『須波麻神社』で起こる心霊現象

大阪府大東市に鎮座する須波麻神社は、歴史的な背景とともに、さまざまな心霊現象の噂が報告されています。
特に、境内裏手の藪にかつて存在した防空壕にまつわる体験談が広く知られています。
女性の幽霊の目撃
須波麻神社では、過去に防空壕が存在していました。
この防空壕付近では、白い服を着た女性の幽霊が目撃されるという噂があります。
女性の霊は、戦時中の空襲で亡くなった方ではないかと推測されています。
現在では、防空壕は埋め戻されていますが、女性の霊の目撃情報は絶えません。
老婆の幽霊や動物の霊の目撃

須波麻神社の境内やその周辺では、老婆の幽霊や動物の霊が現れるとの報告もあります。
これらの霊的存在が現れる理由や背景については明確な情報はありませんが、地域の歴史や風習と関連している可能性があると考えられます。
ウワサされる心霊現象
- 女性の幽霊が目撃される。
- 老婆の幽霊や動物の霊が目撃される。
『須波麻神社』の場所
住所 | 〒574-0013 大阪府大東市中垣内2丁目7-1 |
最寄り駅 | JR学研都市線「野崎駅」 |
アクセス | 野崎駅から南東へ約2.2km、徒歩で約28分ほど |
備考 | 公共交通機関の運行状況は、事前に確認しましょう |

私有地に無断で立ち入ると罪に問われます。絶対にやめましょう。
『須波麻神社』で過去に起きた事件・事故
須波麻神社では、心霊現象に結びつく事件や事故の情報は記録に残されていないようです。
しかし、歴史ある神社であり、過去に境内の裏手に存在した防空壕にまつわる噂が囁かれています。
防空壕と女性の幽霊の噂
戦時中、須波麻神社付近には防空壕が存在し、地域住民の避難場所として使用されていました。
しかし、空襲により多くの犠牲者が出たと伝えられています。
その後、この防空壕周辺で白い服を着た女性の幽霊が目撃されるという噂が広まりました。
一部では、この女性の霊は空襲で亡くなった方のものではないかともいわれています。
現在、防空壕は埋め戻されていますが、女性の霊の目撃情報は続いています。
『須波麻神社』心霊スポット化の理由を考察

須波麻神社が心霊スポットとして認識されるようになった背景には、いくつかの要因があると考えられます。
特に、境内の裏手にかつて存在していた防空壕が噂のもとになっていることは確実です。
この防空壕は戦時中、避難所として使用されていたものの、すべての人を救うことはできず、空襲によって犠牲者が出たといわれています。
その影響で、白い服を着た女性の幽霊が目撃されたという体験談が生まれたのでしょう。
こうした話が広まる中で、防空壕は心霊現象の中心的な場所として注目されるようになったのではないでしょうか。
さらに、須波麻神社の周辺には墓地や動物霊園が点在しています。
こういった場所が持つ独特の雰囲気や霊的なイメージが、心霊スポットとしての認識を強化している可能性があります。
このように、歴史的な背景や周囲の環境的要因が重なった結果、須波麻神社は心霊的な関心を集める場所となっていると考えられます。
『須波麻神社』訪問時の注意点
須波麻神社は、地域住民にとって大切な信仰の場です。訪問の際は、周辺住民への配慮を忘れないようにしましょう。
特に夜間の訪問や、大声での会話は控え、地域の文化や信仰を尊重して静かに行動することが求められます。
境内には石段や起伏が多いため、足元には十分注意してください。
やむを得ない事情で夜間に須波麻神社を訪問する場合は、懐中電灯を持参するなど、安全対策をしっかり行いましょう。
また、心霊現象の噂は、伝聞や個人の体験談に基づくものであるため、過度な期待や深入りは避け、冷静に対応する姿勢が大事です。
また、自然環境を守る意識を持つことも重要で、歴史ある神社を大切にする心構えを忘れないでください。
心霊スポットは人通りが少ない場所が多い傾向にあります。そのため、無用なトラブルを避けるため一人での行動は避けましょう。
まとめ
記事では、大阪府の心霊スポット『須波麻神社』についてご紹介しました。
須波麻神社は、大阪府大東市に位置する歴史ある神社で、平安時代から続く由緒正しい場所として知られています。
主祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀るこの神社は、地域の人々にとって祈りの場として親しまれてきました。
その静かで厳かな雰囲気や、伝統的な建造物は訪れる人々に深い印象を与えます。
しかし、その一方で心霊現象が噂されるスポットとしても注目されています。
心霊スポットとしての噂のきっかけとなったのは、かつて境内の裏手にあった防空壕や、そこで起きたとされる戦時中の出来事です。
白い服を着た女性の幽霊や老婆、動物の霊が目撃されたという話があり、多くオカルト好きの人を惹きつけています。
ただし、こうした噂は伝聞や個人の体験談に基づくものであり、その真偽を確認することは困難です。
訪問する際には、冷静な判断を心がけることが大切です。
須波麻神社は地域住民にとって大切な信仰の場でもあります。そのため、夜間の訪問や大声での振る舞いは慎み、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
須波麻神社を訪問する際には、この神社が持つ歴史的・文化的価値を尊重してください。
伝統ある須波麻神社の魅力を楽しみながら、節度ある行動を心がけましょう。